にゃんたち、定期健診へ。結果は・・?
今年の4月に黒猫が腎不全で天国で旅立った時、獣医さんから「残りの2匹は定期的に血液検査してね。発見が早ければ、治療の選択肢も増えるから。」と言われていた。
頻度については「半年に一回ぐらいかな。」との事だったので、6月始めに2匹(白猫、三毛猫)を連れて再びいつもの獣医さんへ。
この獣医さんは開業時間がなぜか晩からなのが残念である。(18時半~21時半まで)朝に行っても開いているらしいが、獣医さんが複数名いて、複数の拠点をローテーションで担当しているためにこの時間帯になるらしい。
連れて行くのが3匹から2匹に減ったが、連れて行くのはやっぱり大変。
ケージを用意して、見えないところに置いて、病院に行く事を悟られない様に三毛を先に捕まえて。。
毎回の事であるが、三毛はケージに入れると今にも食べられると言った感じで大騒ぎする。あまりうるさ過ぎて、家を出る時には、近所の人たちがみんな何事かと見に来るぐらいである。(恥ずかしい。)
今回も大騒ぎしまくって、エレベーターで地上に着いた時に待っていた人に「ああ!猫がいると思ったらここかあ~。」と言われた。5階(日本の6階)から地上まで響き渡る程の絶叫。まだ病院に着いてもいないんだけど笑
病院に向かうuberの中でも騒ぎまくった三毛だが、病院に着いた途端に不穏な空気を感じ取るのか、とたんに静かになる。
「ここは絶対にヤバいところに違いない・・・」と思っているに違いない笑
今日のところは血液検査のサンプルをお願いするだけなので、スタッフに2匹をお願いして、獣医さんにも検査に来た事を伝える。
スタッフがサンプルを接種している間、獣医さんに話をしていくうちに、ノミ取りの薬がまだだった事を思い出した。
しかし、これもにゃん達が嫌がって飲まないので、私も内心(やりたくないなあ~)と思っていると、なんと最近は首の後ろに数滴薬を塗布する方法に変わっているらしい。
ええ、そうなの?
飲み薬を嫌がる2匹にうんざりしている私は食いつく。
「そうそう。首の後ろに、肌に直接触れる様に薬を塗布してね。やり方はYouTubeにたくさんあるから。どうしてもダメだったら連れてきて。」
Youtubeのニーズの幅広さにおののきつつも、薬が変わった事に喜び、血液検査の結果が出たら送ってくれるようにお願いして、ノミ取りの薬を2つ購入して、再びUberで家に向かった。
いつもの事だが、病院ではまさに「借りてきた猫の様に(猫だけど、笑)」大人しくしているくせに、返りの車に戻ると、突然、騒がしくなる。
「ママ、なんであんなところに連れて行くのよぉ~!!!」とでも言っているのだろう。飼い主にはわがままを言えているうちは、いい関係を築けているのかな、等とうぬぼれたりもする。
家に戻ると、「やれやれ・・・。今回もひどい目にあったわ。」と言った感じで、そそくさとケージから逃げる様に出ていく2匹。ご褒美に少しだけおやつをあげて、ノミ取りの薬を塗布して(こちらが断然良い!)、血液検査の結果を待った。
最近は血液検査の結果が出るのも早く、WhatsAppで連携してくれるので非常にスピーディで助かる。
検査結果は次の日に連携され、ざっと見た私は、全て「Normal」だったので、ほっとしていた。
しかし、その日の夕方に獣医さんから「2匹とも腎臓機能が低下しているよ。」と言われ、慌てて結果を見直した。
結果は3枚づつあったのに、私は1枚目だけを確認して安心してしまっていたのだ。
ええ・・腎臓?また・・・・?
数か月前の記憶がよみがえる。黒猫は具合が悪くなってから、虹の橋を渡るまであっという間だった。
あの姿をまた見るのは辛い。その上、今は仕事もあるので、面倒をお願いできる人もいない。
一気に最悪の結果をリアルに想像したが、まずは確認だ。結果について獣医さんに聞く。
獣医さんは薬の服用と、腎臓機能を考慮したキャットフードに切り替えて、経過を観察する事を提案した。そして、一週間後に改善してるかどうかをまた確認しましょう、との事だった。
次の日の会社帰りに病院に寄って薬をもらって来た。キャットフードも病院にあるのかと思ったら、これは自分で注文しないといけないらしい。一緒にAmazonを見て探してもらったが、受け取りまで数日かかりそうだ。
インドでは猫をペットにしている数は少なく、その中でさらに腎臓の病気を抱えた猫のためのキャットフードの需要はさらに少ないらしく、そのために在庫数が少なく、すぐには届けられないらしい。
薬は今日から始めて、キャットフードは届き次第開始する事になった。
今回の検査と薬、これから買うキャットフードで、ポンっと10,000ルピーが吹っ飛んだ。
インドだからこの程度で済んでいるけど、日本だったら間違いなく借金生活に突入だろう。にゃんたちの命や健康をお金には代えられないと分かっているが、離婚や転職で貯金を使ってしまった身にはキツい。
これで回復すればいいが、長引いた場合の事を考えると、どうしたらいいか分からなくなる。
にゃん達のためには仕事に行かないといけないし、その間、面倒見る事はできない。
まだそんな状況ではないのだが、色々考えると暗くなってしまう。
家に帰って、まずは薬をあげる事にした。
黒猫の時と同じ薬だった。
スポイトであげてみるが、暴れて口に入る分量が少ない。そこで、にゃん達が好きなキャットフードに混ぜてあげてみる事にした。
すると意外にも食べるではないか。
よし!これで自分の面倒も減り、薬もちゃんと飲んでくれる。
時々、鰹節をちらしたりして食べてくれる様に工夫をしたが、しばらくして、三毛は薬が下に隠されている事に気づいたのかガツガツとは食べなくなった。
しばらく置いておくと食べるので、投与方法は変えずにいるが笑
スポイトであげても同じぐらいの量しかあげられないので、それならストレスも怪我も少ないこちらの方が良い。
帰宅してすぐにキャットフードも注文した。
確認した通り、お届け日は数日かかるため週末になった。需要が少ないためか、早い配送にするオプションもなかった。
週末になって、やっと届いたのでいそいそと開封して、早速あげてみようと思った。
しかし、何やらキャットフードの粒が大きい。「おや??」と思いながら、
パッケージを確認すると、なんとドッグフードだった。
おいい〜。。急いでるのに、やっと届いたと思ったらこれかよ。。。
獣医さんに聞いたところ、成分は同じなのであげてもいい、との事だった。粒が大きいので、少し小さい粒にして与えている。
並行してAmazonに連絡したところ、「返品はできないので、返金する」との事だった。粒を細かくする面倒は発生したが、無料でもらった事になったので、まあよしとする。
薬の投与を始め、キャットフードも変えてから一週間以上経過した週末に、再び2匹を血液検査に連れて行った。
今回も家から病院、病院から家まで大騒ぎして帰って来たが、とにかく無事に終わった。
緊張しながら結果を待つ。
結果は・・・
白猫は劇的に回復し、normalまで数値が下がった。
三毛はまだ標準値を超えているが、以前よりは下がっている。
やった・・・・!!
まだ油断はできないけど、効果があった事が何より嬉しい。
その後、獣医さんとも相談し、白猫は薬は止めてもいい事になった。
三毛猫は薬を継続。また一か月後ぐらいに再度検査をして経過観察をする事に。
効果があった事に気を良くした私は、改めて薬をちゃんと食べてくれるようにするための鰹節や、お水をよく飲んでくれるように新たにボウルや自動給水機も購入した。
薬をちゃんと継続できて、お水をたくさん飲んでくれれば、腎臓機能の低下を避ける事ができる。
二匹とも完全回復した訳ではないが、改善して心からほっとした。
こうやって、にゃん達の健康に投資する様になったのも、検診に行こうと思ったのも、黒猫が教えてくれたお陰だ。
まだ時々黒猫の事を思い出して悲しくなる時もあるけど、
時々あのずっしりとした重さが感じられなくて寂しくなる時もあるけど、
こうやって他のにゃん達の為に学ばせてくれた。
あの時は気づくのが遅くなって、ごめんね。
知識の足りない飼い主でごめんね。
同じ失敗はしない様にするよ。
ありがとう。
またいつか戻ってきてね。
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