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面接が始まるとうるさくなるねこ

火曜日はとある会社の面接であった。

就業時間を避けて日本時間の10時に設定。
だからインドの朝6時半だ。自分でスケジュールしたとはいえ、眠い。。。

この仕事はカスタマーサポートの仕事で、マレーシアへの渡航が必要であり、オフィスへ出勤する必要があるが、一部リモートができそうであった点が魅力であった。

今回の転職の絶対条件は、フルリモートと、年収アップだ。もし、今すぐフルリモートがだめでも、将来的に可能性があるなら、前向きに考えたい。

また、従業員が多国籍であることと、全世界にオフィスがあり、将来的に異動ができそうな点が気になっていた。これも面接を受けようと思った理由の一つだ。

実際に面接をしてみて、今回はカメラオフで音声のみの面接であった事を神さまに感謝したい。

なぜかと言うとこの日は三毛猫がおしゃべりモード全開だったからだ。

面接の冒頭から、部屋を動きまわり、
「にゃ〜。。。」と小声で鳴いていた。

私は横目でそれを見ながら、この鳴き声がパソコンの向こう側に聞こえない様に願っていた。

私が面接官だったら向こうから猫の鳴き声が聞こえたら嬉しいが、世のすべての面接官が猫好きなワケではない。

面接が進むにつれて三毛猫はアクティブになり、「みゃ〜。。」から「みゃー!!(私もここにいる!)」にボリュームアップし、
なんと今日に限ってバスルームのカギをかけ忘れていたらしく、ドアを開けられてしまった。

ひぃ〜コラ!やめなさい!

慌てて立ち上がって、ドアを閉めに行く。

カメラはオフだが、上だけ襟付きのシャツ、下はハーフパンツと言う適当な格好の私はひやひやしながら立ち上がって三毛猫をバスルームから出す。(だって暑い。。。)

にゃんこ達はなぜかトイレットペーパーが大好きだし(ボロボロにされる、笑)、バスルームの床が濡れていると濡れた肉球で部屋がぐちゃぐちゃにされる。

その後、机に登り、私とスクリーンの間に入って、おしりを見せる。

面接に集中できない。。笑

本題に入って、面接の内容を確認すると、

仕事内容は問題ない。
製品/サービスによる違いはあるが、経験もあるので、それをきちんと理解すれば問題なく対応できるだろう。

リモートについては、コロナが収束しつつあるため、そろそろ毎日出勤に変更するらしい。それを聞いて両親や息子のところに気軽に行くのは難しそうだと思った。

面接前に会社のwebサイトを見た時、全世界にオフィスがあって、社内異動ができそうに書かれていた。数年先を考えると、社内異動ができそうなのはありがたい。

そう思っていたが、このポジションについてはその可能性は無いと言われてしまった。このカスタマーサポートのチーム内での昇進などはあるが、別のオフィスへの異動は無いらしい。

この時点でこの仕事を辞退する気持ちはほぼ固まっていたと思う。

どうせなら、一つの会社で長くお付き合いしたいので、今後の人生の変化に対応できる会社がいい。

両親の介護はいつかその日が来るだろうし、カナダにいる息子にも会いに行きたい。

さらに、マレーシアへの渡航の手当として、色々と費用の補助があるのだが、就業後1年以内に退職した場合はペナルティがあるらしく、

ここで「う〜ん、これは辞めるか」と決心した。

入社してすぐにやめる気はもちろんないが、家庭の事情により辞めて帰国せざるを得ない事態は起こりえる。その時にペナルティを課されるのは、中々イタイ。(会社の方針としては納得いくが)

日本に帰国するべきか、他にもあるのか。
離婚が決まっているので、あまり長く会社にこのことを言わないままではいられない。

さて、どうするか・・・。

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