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予防接種、迷走中

週末にやっと、コロナの予防接種の予約が取れました。

会社が実施する予防接種ではなく、政府のサイト、CO-WINからの予約になります。落ち着いてきたのか、それともワクチンの入荷があったのか、定かではありませんが、私が確認した時は500~600以上の空きがある病院もありました。

先日も記載した通り、現在インドでは現在はCOVAXIN、COVISHILD、SPUTNIKの3種類の接種が可能です。それぞれ、2回の接種が必要で、2回目を接種するまでに空けなければいけない期間が決まっています。

知人は5月の始めにCOVAXINの1回目を接種しました。2回目までに空けなければいけない期間は28日です。(FAQより)そろそろ2回目を接種しないといけないのに、どうやら、COVAXINの予約枠が圧倒的に少ないらしく、知人は困っておりました。しかも、この知人は45才以下。45才以上は高齢者とみなされ、予約にも多少の優先度があります。日時や場所によっては45才以上のみが予防接種の対象だったりもします。これとは対照的に、COVISHILDの予約は日時や病院によりますが、多いときには500以上の予約枠が空いている時もあります。

「COVISHILDの予約だったらこんなに空いているのに。。。。」と嘆いておりました。

あれ以来、知人からは連絡がないですけど、大丈夫でしょうか。。。笑


そんな中、在インド日本国大使館からメールが1通。

内容はアンケートで、一時帰国時の新型コロナウイルス・ワクチン接種に関する調査でした。一時帰国して予防接種を受けよう!という事ですね。

要約すると、日本政府は現在、海外在留邦人に対して、日本に一時帰国してワクチン接種を行うことを希望する人のためのワクチン接種事業を、今夏以降、成田空港及び羽田空港又はその周辺で実施する方向で準備を進めているんだそうです。このメールでのアンケートは、およその希望者数を把握するためのものです。

このメールは全世界の邦人に対し送信されたと思うのですが、インドにいる私はものすごい違和感を感じました。

日本では、高齢の両親ですら、つい最近まで「いつ接種できるのかよくわからない~。。。」と言っていたレベルで、ワクチンが足りないのか、それとも政府・地方自治体の進め方に問題があるのか分かりませんが、適切な速さでは進んでいない印象です。

対してインドの予防接種の進み具合はずっと早いですし、政府がそれを推し進めているのが見て取れます。国の大きさが違うので、比べる意味があるか分かりませんけど、2021/6/6には約140万人が接種を終えています。(COVID19 India より)ただ、この勢いで進めていても2回目の接種が終わった人口は全体の3.5%、1回目の接種が終わった人口が約14%なんですね。。(2021/6/6時点)やはりインドは大きい。

ただ、我々外国人でも、所定の手続きに従えばインドでの予防接種は可能ですので、わざわざ一時帰国してまで予防接種する意味があるのか、ワクチンが確保できるのか、個人的には疑問に思ってしまいます。(あくまで個人の意見です)

さて、上記とは逆に、日本から別の国に行って、予防接種を受けよう!というツアーもあるようです。

ワクチン接種ツアー」とは、このサイトによると、5/13からニューヨークで海外旅行者にコロナのワクチンを提供する無料サービスが始まった事、日本国籍を持つ人は、アメリカへの入国が許可されている事(規定を満たす日本国籍の人は、ですね。欧州などからの入国はまだ許可されていない様です。)、日本国内での予防接種の予定が不明瞭な事、などが理由で企画されたツアーの様です。時間も予算も取れる方であれば、もちろん合法的、かつ、スムーズに予防接種を受けられるのは良い事ではないでしょうか。

日本に帰国して予防接種を受けることを考える人がいる一方、

日本を出国して予防接種を受けることを考える人もいる。

なんとも微妙な感じがするのは私だけでしょうか。。。

ともかくにも、できるだけ多くの人が、早く予防接種を受けれるようになることを願うばかりです。

・・・と思っていたら、なんと、予約していた日の予防接種は、(私の住んでいる地域は)すべてがキャンセルになったと連絡が。

こういう予想がつかないことが起こるのはインドらしいです。

また、頑張って予約しないとだめだわ~。。。


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