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大人も楽しめる!インドでよくやるゲーム

先週の金曜日はDiwali(ヒンドゥー教最大のお祭り)直前との事で、オフィス全フロア参加でパーティであった。Fun Fridayの大規模版である。(本当は仕事ってことになってるんだけど、笑)

インドに来てしばらく経つが、一年のうち、春を迎えるHoliと、このDiwaliの前が大規模に行われるように感じている。ただ、それらのお祭りをタイトルに掲げてしまうと、イスラム教、キリスト教、仏教(一応、私も、笑)と他の宗教を信仰している人々もいるのに不公平なので、社内では特定の宗教のイベントは実施しないことになっている。(でも、みんな何のお祭りが来るかは分かっているし、楽しむのだが、笑)

このイベントでは、ビンゴみたいなゲームをしたり、会社からのプレゼントをもらったり、マネジメントのありがたいお言葉をいただいたり、スナック&ランチが無料なのでみんなで一緒に食べたりして、思いっきり楽しんだ。

この時にやったゲームが楽しかったので、ここで紹介したい。(このイベントの時だけではなく、他のイベントの時もよくこれらのゲームをやる。)

インドならではのゲームもあるが、特別な道具もほとんどいらないし、工夫すればどの国の人でも、大人も子供も楽しめると思うので、パーティやイベントの予定がある方はぜひ試してみて欲しい。


Raja Mantri Chor Sipahi(私の大臣はだれ??)

4名一組でプレイし、一番多くポイントを稼いだ人が勝ちになるゲーム。

用意するもの:紙とペン

遊び方:4枚の小さな紙に、Raja(王様)、Mantri(大臣)、 Chor(泥棒)、 Sipahi(兵士)と書いて、それぞれのポイントも記載します。

例:Raja(王様):1000ポイント、Mantri(大臣):800ポイント、Sipahi(兵士):500ポイント、Chor(泥棒):0ポイント

何が書いてあるか見えない様に紙を小さく折りたたみ、4人のプレイヤーはそれぞれ一枚を選び、中を見ます。

Raja(王様)を引いた人は、「私の大臣は誰?」と言い(決まったセリフ)Mantri(大臣)を引いた人は手をあげます。

Mantri(大臣)を引いた人は残りの二人のうち、どちらが Chor(泥棒)であるかをあてます。

Mantri(大臣)が、 Chor(泥棒)の人をあてられたら、紙に書いてある通り、800ポイントをもらえます。Chor(泥棒)は0ポイント、 Sipahi(兵士)は500ポイントです。

Mantri(大臣)が、 Chor(泥棒)の人をあてられなかったら、Chor(泥棒)は大臣の800ポイントをもらい、代わりに大臣は0ポイントになります。(Sipahi(兵士)はそのまま500ポイント)

Raja(王様)を引いた人は、どの場合でも1000ポイントをもらえます。

これを何度か繰り返して、ポイントを競います。

(どっちが泥棒??)と当てる時が、一番盛り上がります。



Dumb Charades(映画のタイトル当てゲーム)

言葉を使わずに、ジェスチャーで映画のタイトルを当てるゲーム。

用意する道具:なし

インドでプレイする場合は、多くの場合ボリウッド映画(ヒンディー語)とハリウッド映画(英語)が対象になります。

2つのグループに分かれます。対戦グループの一人(挑戦者)を呼んでお題(映画のタイトル)を出します。挑戦者は、ジェスチャーでどの映画の事を指しているかを自分のチームにあてさせます。

(グループ分けをせず、出題者が一人いて、挑戦者を毎回選ぶ方法もあります。)

基本情報のジェスチャーは決まっていて、

親指を上に立てたらボリウッド映画(ヒンディー語)、親指を下にしたら、ハリウッド映画(英語)

映画の古さは、左腕の指先に近い程、新しい映画、肩に近くなるほど、古い映画

タイトルの長さ(何ワードか)は、指を立てて、1、2、3・・・と教えます。

ここからが本番

挑戦者はジェスチャーでどんなタイトルなのかを自分のチームにあてさせなければなりません。言葉を発しなければ、どんなジェスチャーでもアリです。映画の中で有名なポーズを取ってもいいし、タイトルの一言づつをジェスチャーで表現してもいいし、挑戦者とグループの意思疎通力が試されます。

例えば、「タイタニック」だと、

親指を下げる→ハリウッド映画(英語)

左腕の肩のあたり(またはもっと後ろ?)を示す→古い映画

人差し指を立てる→タイトルは英語1ワード

ジェスチャーは何でもいいですが、やはり、船の上のシーンが印象的なので、両腕を広げて開放感ある顔をすると、大体みんなわかります(笑)

挑戦者がひねり出してくるジェスチャーを見てるのが楽しく、盛り上がるゲームです。


Antrakshri(歌のしりとりゲーム)

インドは世界有数(世界一??)の映画産出国ですが、映画の中では印象的な歌(とダンス)がある事で有名。

映画に使われている歌でするしりとりゲーム。

用意するもの:なし

(一般的には)2つのグループに分かれてプレイします。1つのグループが映画に使われている歌を歌い、好きなところで止めます。最後のアルファベットで始まる映画の歌を時間内に歌い始め、同じ様に好きなところで止めます。

これを繰り返し、次の歌が思いつかなくなったところで、そのグループの負けになります。

日本やハリウッドの映画ではそこまで多数の歌が使われていないので、ただの歌しりとりとしてプレイすることはできると思いますが、このゲームの楽しさはインドに来てみないと分からないかもしれません。

なぜかと言うと、結局、グループは関係なくみんなで歌を歌いながら、その映画の中での振り付けに沿って踊りながらプレイする楽しさはインドでしか味わえないので。(しかも本当にみんなよく振り付けを知っている。。。)

インドの映画が作られて始めてからもう何十年も経っているので、ジェネレーションギャップがあったりするのも、見ていて面白いです。

(ちなみに私は、このゲームの時は非戦闘員。全然役に立たないので、応援要員です、笑)


Chinese whisper(ジェスチャー伝言ゲーム)

もうゲームのタイトルの通り、ジェスチャーが正しく最後の人につたわるか?を競うゲーム。

用意するもの:なし

(一般的には)2つのチームに分かれます。挑戦するチームは縦一列に並び、一番前の人を除き、みんな後ろを向きます。(出題されるジェスチャーが見えない様に)

相手チームからの出題者は、列の先頭の人にジェスチャーを見せます。(大体、1回のみ、5つの動きまで、とか決まっています。)先頭の人は、すぐ後ろの人に、同じ(と思っている)ジェスチャーを見せ、また次の人に・・・と言う風に、ジェスチャーを伝えて行きます。

出題された動きと、最後の動きへのトランスフォーメーションに注目。

横でどんどん、どんどん変わっていく様子を見ているのは爆笑ものです。

これでポイントを競う場合もありますし、見ているだけの場合もあります。その時々で、好きにルールを決めればよいです。

これの類似版で、口の動きだけでやる伝言ゲームもありますね。

挑戦者はヘッドホンをつけて、出題者の口の動きを見て、何を言っているかを推察し、次の人に伝えます。

これも、最後の人に伝わった言葉が全然違ってて大爆笑します。


さて、インドでよくやるゲーム、と言いましたが、きっと形を変えて、世界中どこでも親しまれているものと思います。イベントなどがある時にぜひチャレンジしてみてください。



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