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猫と飼い主の戦い

負けた・・・。


突然ですけど、猫に(いや、人間でもそうかな?)薬飲ませたり、注射するのは至難の業じゃないですか?

今日はうちの猫たちの予防接種の日でした。

うちには猫が三匹います。一番上のお姉さんが白猫。その他にミケ猫(女の子)と黒猫(男の子)がいて、こちらの二匹は兄妹です。(注:写真の子はうちの子ではないです)

白猫は他の二匹とは相性が悪く、部屋も別。すごくおとなしく、ほとんど鳴かないし動かないので、長い間、白猫の部屋から音が聞こえないと大丈夫か心配になり、何度も見に行ってしまいます(笑

ミケと黒猫は若いこともあって元気いっぱい。二人(二匹?)でよくケンカして、よく寝ています。ミケは突然、甘えんぼスイッチが入るので、その時はたくさんなでなでしてやります。足りないと、腕にぶら下がらんばかりに要求されます(笑

黒猫は一日のほとんどをごろごろと寝ています。仕事する時はデスクの上にで~んと転がり、むしろ私の方がちっちゃくなって仕事しています(笑)でもぷにぷにのお腹の触り心地は最高です。


さて薬も注射も大嫌いで、大暴れするのはこの黒猫。

男の子で、体重も5㎏近くあり、体も大きいので攻撃されると危険です。お薬は以下の方法を見て試した事ありますが、タオルを巻いたそばからするりと抜け出して、全然ブリトーにならない。

写真の子は、きっとお行儀のよい子なんだと思います。


今日も、最も時間がかかるのは黒猫だと分かっているので、時間のかからない順番に白猫→ミケ→黒猫で注射してもらいます。

白猫は、ととと・・・と逃げるものの、大して早くもないのですぐ捕まえられる。しかも抵抗もしないので、上から少し押さえるぐらいで、背中にちゅん!で終わり。ものの2分程度でした。鳴き声すら出しません。お姉ちゃん、エライ!

次はミケ。獣医さんの存在を察して、逃げるが、あいにく(こちらには好都合なことに)部屋の隅っこに、こちらにお尻を向けて丸くなっている。そのまま、首根っこを押さえて、ちゅん!「ぎゃん!!」と鳴いたものの、もう注射も終わっている。ぎゅん!と、脱兎のごとく逃げていく。こちらもせいぜい5分。

最後は黒猫。ミケの最期(最期じゃないけど、笑)を見ているので、自分の身に危険が迫っているのは分かっている。「シャ~!!」「ウォ~。。。。(本当にこんな鳴き方)」と威嚇し、私たちを近づけさせない。

最初はなだめる作戦。「よ~し、いい子だね~、エライね~、大丈夫、大丈夫」と優しいふりをするが、もちろん騙されてはくれない。

次は部屋の隅に追い込む作戦。獣医さんが猫用の手袋(攻撃されても大丈夫なように。プロテクターです。)をもってきて私に渡す。(え、私・・・?)と思いつつしぶしぶ手袋をつける。黒猫が本気で襲ってきたら、飼い主の私だって絶対に危険だ。

タオルで目隠しをして(恐怖を和らげるため)手袋をした手で首根っこを強く抑える。手袋とタオルで滑ってうまく抑えきれない。何度か攻撃されるが、確かに致命傷を負わないことは分かった。だが、衝撃は十分に伝わる。痛いよ(笑

必死で逃げるので、後ろ足の爪がはがれてしまい、出血。また、興奮しきっているので、おしっこも漏らす。その体で、私のベッドの上で大騒ぎ。ベッドは血まみれ、おしっこまみれ。あああ。。。

・・・頼む、一瞬だから、我慢しておくれ~。。。

注射器に入れた薬は、シリンダーに入れた後、15分しか持たない。薬の有効期限を知ってか知らずか、部屋の隅から隅へ逃げて、窓の格子に上ったり、攻撃したり、ぞんぶんに大暴れして、15分を経過させた黒猫の勝ちだった。

ま、負けた・・・。

獣医さんは、明後日またチャレンジしましょう、と言って、猫の気持ちが落ち着くというスプレーを置いて去っていった。黒猫で効果のほどを試したい、との事だ。効果あるのかな(笑

注射じゃなくて、経口摂取の薬を開発してくれる人がいたら、喜んでお金あげたい。

でも、この大暴れがなくなったら、黒猫がおじいちゃんになってしまったか、健康じゃない、ってことだから、それはそれで嫌だな、と思うのだった。

飼い主ってのは、所詮ただの親バカなのだ。


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