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《本紹介》「大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ」

#読書の秋2021  の読書感想文として書いてみました。

お勧めの本はたくさんあるのですが、ここ最近の投稿に合わせて、この本を選んでいます。

どんな本なのか
あなたの家族は居心地のよいものですか?

ツラい関係が”希望”に変わる心の持ちかた 
「大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ」草薙龍瞬
海竜社

本著の中に書かれている、例の家族が私には重たくて、読むのがつらくなった時期もありますが、何回も読み返し、自分に落とし込んでいる本です。

「家族の苦しみにも、必ず解決できる方法がある。
この本を読み通して、親の業と、自分が抱えている業の正体を理解し、そこから抜けるための「方法」を実践していけば、必ず気持ちはラクになれる。
家族から離れたい人は、「離れて生きる決意」がつくだろうし、家族と一緒に生きていきたい人は「家族と幸せになれる方法」が見つかるはずだ。
家族の在り方は、人さまざまだ。
必要なのは家族と向き合うための「正しい方法」、特に一人ひとりの心の持ち方である。そこを明らかにしたい。」はじめにーより

私が救われた、第3章「家族をいったん”休憩”する」考え方

家族ってそもそも「ムリしすぎている」のではないでしょうか。

私はこの言葉にドキリとしました。
娘だから・・・・「〇〇してあげなきゃ」「〇〇でいなくちゃ」
妹だから・・・・
実家での役割で、「家族はなかよしで」「家族のためなら」「家族なんだから当たり前」・・・理想の家族、友人の家族、そんな関係を知らず知らず求めて、子どもながらに「なんとかしなければ」とあがいてしまっていたこと。母の話を聞き、ケアラー気取りでがんばり、末っ子としてクラウン気取りでがんばり…。
仏教の世界から、世の中の常識・思い込みを優しく、シンプルに著者が語りかけてくれます。
著者曰く、「家族全員、反応しすぎ!」なのです。

家族の基本」とは、
ニュートラルな関係。 


「快がなくてもいい、でも不快でもない。 
互いを苦しめない穏やかな関係。」

私は目からうろこが落ちました。
本当にがんばりすぎていた。と。

そして、自分が作り上げた家族に立ち返ります。
母親だから・・・・「〇〇してあげなきゃ」「〇〇でいなくちゃ」
妻だから・・・・
全く同じことが言えるのです。
でも、確実に小さかった私が叫びます。
「親は、大人なんだから、子どもよりも責任持ってよ!子どもたちは、世の中に生まれて、ロールモデルとして自分の家族を「普通の家族」だと思うのよ!」と。

私は母として、自分の家族を機能する家族として作り上げる旅の途中です。

まだまだエゴがたくさんある私が作る、気持ちの良い、帰ってきたくなる、安心できる家づくりは発展途上の一路、一歩一歩、歩んでいきたいと思います。

どうやって、家族に執着しないでいられるか

”ニュートラル”に戻る三つのレッスン
①独りの時間を作る。

 15分でも「独りになる」と意識して時間・場所を作る。

②感覚を意識する。

瞑想と同じ理念でした。
”意識して体の感覚を感じる”
感覚だけを感じ取りニュートラルな精神状態。
快でも不快でもない感覚だけを意識し続けられる冷静さが心の強さを鍛えてくれるそうです。

③寝る前に気づきの時間を作る。

 自分の中の妄想に気づくこと。
事実は事実。解釈等が妄想でしょうか。

「これは妄想」と気づきながら、現実の鼻先の呼吸やおなかのふくらみやちぢみに意識を向ける。
これも瞑想ですね。

この本は家族だからこそ、
「離れられること」
を説いてくれました。
ずっと一緒にいなくったって、素敵に繋がれる。思いやれる。そんな関係が家族。

それぞれ、「大切な個」なのである。という気付きがありました。

「執着」しない。
少し前の私は執着していました。今、この本を読んで、執着を手放し、少し冷静に実家の家族を見れるようになってきたように思います。

家族に執着を持つということ

そして、今私が作り上げている家族にも、
執着していることに気づかされました。
アドラー心理学にも「課題の分離」というものがありましたけれど、「子供たちが勉強をしない、ピアノの練習をしない」・・・それは彼らの課題であって、私の課題ではないのですよね。
母として「○○してあげなきゃ」は執着の場合がありそうです。

もちろん、だから「知らないよ。」ということではなくて、声掛けや手立てはしますけれど、心が反応しすぎないように努力したい。
(草薙龍瞬さんは「反応しない練習」という素敵な本も書かれています。)

心の性質によって、しょうがないことだそうですが、本の中では、繰り返し、”ニュートラルな心に立って、相手の心をよく見る・よく聞く・よく確かめる”ことを基本にするべき、と書かれています。

家族でも教育者でも、心をニュートラルにすること。本当に難しく、修業のようですが、これからも続けたいと思っています。
そして、私が作り上げている家族も、それぞれが気持ちよく安心できる場であり、必要以上に執着し合わず、一番の応援者としてそばにいたいと望みます。

家族が辛い方に図書館等でも一回借りて読んでみるのをおすすめします。

例として出てくる事例が強烈でフラッシュバックもあったりしてちょっと辛くなることもありましたが、エッセンスは本当に私の糧になりました☺️

私のおすすめの本の一つです。
第6章”心の自由”を取り戻すの中に、「傷んだ心は”作り直せる”」というワークもあります。
・家族が辛いと感じている方に、
ヨガや瞑想がお好きな方にも刺さる
と思います。仏陀の本を読んでいる方にも。

もう冬になっておりますが、読書の秋企画として紹介させていただきました。  

明日は投稿休みます。

もっと早く「とこかぁさん」について知りたい方はスタエフもやっていますので、スタエフにも遊びに来てください☺️
こちらでも、本の紹介をしております。
ながら聞きにどうぞ。 

https://stand.fm/channels/614ac3b09ccb419e5f06e4a2

(^o^)/

今日の一言
「家族に執着持たなければ、素敵な家族になれるかも?」


最後まで読んでくれて、ありがとうございました☺️また来てね👋

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