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求人票を分解してみた(エンジニア採用)

かなり久しぶりに採用担当を採用するぞ!となったので、少しでもペパボで働くことが具体的になると良いなと思い、久しぶりのnoteを開きました。
あくまでもGMOペパボでのエンジニア採用(+α)の働き方であること。
また、同じものをやってもらうというよりは、できることから、強みを発揮できるところから一緒に取り組んでいこうというスタンスですので参考までにご覧いただけたら嬉しいです。
エンジニア採用担当の方の参考にもなればさらに嬉しい限りです!

ペパボのエンジニア採用担当

今回、「エンジニア採用担当」として募集を開始しました。
会社によってはこの意味が示すところも異なるのではないかと思い、どんなことを行っているのか、求人票を掘り下げていけたらと思っています。
採用担当が一般的に行うような、日程調整や面接、内定通知等の業務は割愛しています。

エンジニア採用担当の求人票より

KPI設計、管理

KPI設計は各部門と行なっていきます。
ペパボのHR部門は「予算を持っておらず」、採用部門(事業部)で確保している予算を使って採用をします。
基本的には採用稟議が上がってきた時に求人要件と予算がわかるようにはなっているので、その範囲で対応できる施策を計画、実行していくフローです。
もちろん「そんな予算では…採用できない!」ということもあるので、その際は事業部長に確認しながら予算捻出をしてもらうなど対応していきます。
時には社内営業をしながら予算と施策をゲットします。

採用目標数(KPI)に対しては毎週数値で管理し、施策についてもチームで共有しています。
また、別途職種ごとに定例MTGを設定しており(エンジニアは各事業部から責任者が集まる「エンジニア採用責任者MTG」と採用が難しい「SRE定例」がメインで動いています)、KPIに対しての報告と今後のアクションについて議論を行なっています。

職種ごとの採用施策の選定、実行、効果検証

中長期で量(応募数)と質(充足率)の目標が設定されているので、そのためにどのように動いていくかの目標数をHR内でも立てながら、達成していくための手段を設定し、各職種における採用においてどのように進めていくかを採用担当が決めていきます。
このへんの手段は採用担当の裁量が大きいのでチャレンジをしていくことができます!

たとえばペパボカレッジは、「今なら少し等級を下げても受け入れられるから、ペパボカレッジ良さそう」となれば、そのためのイベントなどを企画したり、テックブログを書いたりと流入を増やす取り組みを進めていきます。
エンジニアとの合意が取れればどんどん進めていくことができます。

スカウトは週に1回「スカウト会」というスカウトに集中する時間が設けられています。
スカウト担当者が集まって黙々とスカウトを送っていくのですが、「こっちの事業部の方が合うね」や「この職種で良い候補者がいたよ」など、自部門だけでなく会社全体としてスカウトに最適なポジションを話し合いながら進められるのも特徴的ではないでしょうか。

また、選考評価などでも面接構造化の設定などもエンジニアとすり合わせをしながら作成していきます。

技術広報戦略立案、施策設計、実行、効果検証

ペパボは事業部制を持ち、11のサービスがあります
エンジニア採用は事業部採用ではあるものの、前提として「ペパボのエンジニアとしてどうか」という観点で選考を行なっています。
これは入社後部署異動が発生した時に、期待されているスキルが異なった、評価が大きく下がってしまうなどのずれがないようにするためです。
そのため、部署採用ではなく職種での採用を実施しているのですが、各事業部の技術スタックは少しずつ異なるので、そういった詳細情報はテックブログやHRブログなどのオウンドメディアにて発信するようにしています。
このへんもHRとエンジニアで「こういったものを出しましょう」と相談して進めることがあります。

メイン事業
金融支援はグループ会社のGMOクリエイターズネットワークの主力事業

イベントは採用計画に合わせて計画することもあれば、外部カンファレンス等のスケジュールに合わせて計画することもあり、臨機応変に定期的に行なっています。
2021年は「エンジニア採用目的フェス」という採用イベントを2ヶ月に渡り実施したのですが、15イベント、700名を超える参加者の方にお越しいただき、エンジニアとHRが一体となって盛り上がりました!
このへんはテックブログ、HRブログで詳細をごらんください。

イベントについてもエンジニアからアイディアを出してくれることや、イベント調整をしてくれたりと積極的に協力してくれます。
わたしたちの行動指針のひとつに「アウトプットすること」があり、登壇においてもポジティブに対応してくれるので、ここがペパボの良いところだなと日々感謝です…!

その他業務

エンジニア採用担当という求人ではありますが、それ以外の業務にも携わることができます。
たとえば入社後のフォローアアップヒアリング、外部表彰(サーベイ)、OKR、キャリア形成(社内異動)アンケート、HRブログ運営など、採用担当が携わっているものも多くあります。
これらは所属する「人事企画チーム」としての仕事になるため、手を挙げれば携わっていくことが可能です!

このnoteでも書いたOwned Media Recruiting AWARDや働きがいのある会社ランキングの取り組みなども行なっています。

利用ツール

利用ツールは一般的かもしれませんが、エンジニアとのやりとりが多いので、スムーズに対応できるよう、GH;Eのプルリクエストで利用することが多くあります。
評価資料の作成がプルリクエストというのも珍しいですよね。

  • Slack

  • GitHubEnterprise

    • 業務共有内容、採用報告資料

    • 下記用途でプルリクエストを利用

      • エンジニアとの求人票作成

      • 採用サイトの求人票をアップ、お知らせ追加

      • 評価

  • GoogleWorkspace

  • Notion

  • talentio

求人管理はGitHubEnterpriseのマークダウンファイル(一例)

こんな方がマッチしそう

  • 日々の変化に楽しめる方

  • 周囲を巻き込んで進めていくことが好きな方

  • アウトプット(発信)することが好きな方

プライム上場企業と聞くと、落ち着いた感じを想像される方ももしかしたらいるかもしれませんが、企業理念「もっとおもしろくできる」を体現するため、日々良さそうなものを取り入れ、まずはやってみるの精神で動くことが多いです。
会社やサービスの魅力を採用から伝えていきたいと思える方には、そういった業務が多いのできっとやりがいのある仕事になると思います!

逆に、SNS使っていない方や自分の言葉を社外に出すことが苦手な方は心地悪く感じてしまう可能性があります。
発信をすることで新たな考え方が生まれることや、知見を得られることは多くあると思っていますし、発信することをウェルカムにしている会社ですから、心理的安全性は保たれています!

最後に

少しでもペパボのエンジニア採用を知ってもらえる機会になっていれば嬉しいです。
CTOともとても距離が近く、エンジニアも話しやすいメンバーが多いので、いつでも相談しやすい環境です!
今の人事企画チームはおしゃべり大好き、お肉大好きメンバーが揃っているので、もしご一緒することがあればまずは焼肉からスタートしましょう!

CTOとのヒトコマ

Meetyやっています!
エンジニア採用だけでなく、その他職種にも携わっているので、採用全般についてでも会社全体についてでも大丈夫です、お話ししましょう!


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