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雨に唄えば、三上くん

雨の日だけ書く、雨降り日記☔


2月22日、体感で今年14回目の雨です。

名古屋市、昨晩から降り続けて朝となり、
霧雨のようになりました。
昼には降り止むそうです。

最近は1周間限定上映の
『軽蔑』を観に行けて、
雨も続いてゴキゲンなので、
もっと映画が観たい気持ちが高まり、
昨晩は雨の中、ベタに『雨に唄えば』を観ていました。

私もともと、
ミュージカル映画は苦手だったのに、
『雨に唄えば』をきっかけに
好きになっています。

それはどうしてだろうと考えてみると、
一冊の少女漫画が思い起こされました。

『チョコミミ 4巻』。

『チョコミミ』は、
りぼんマスコットコミックス上で、
最もポップでガーリー、ハッピー、
おしゃれで可愛い漫画です。

その登場人物に、三上くんという、
超素敵な男の子がいるのです。

どう素敵なのかというと、
元来、西洋のかつての王子様の持ち合わせているであろう要素を、現代の男子中学生である三上くんが全て持ち合わせているというところ。

でね、その三上くんが好きな映画が
『雨に唄えば』。

その時のシチュエーションも
これまた、素敵でね。

雨の降る下校時、
相合傘の下で『雨に唄えば』が好きだと、
三上くんが満開の王子スマイルで話してくれるという……。

好きな人の好きなものは、
好きになりますよね。
学生時代は特に。

この漫画が発売されたのは、
私がまだギリギリ学生だったころ。

三上くんにまさにキュンとして、
好きな人の好きな映画は私も好き、となり、
思い込みの要領で、半ば強引に
『雨に唄えば』を好きになったのです。

そうして思い返してみると、
いつから私は雨が好きになったのだろう、
というのも、この漫画、このシーンに起因していると思いたち、私は今、遥かなときめきに静かに包まれています。

素敵ですよね。
雨の中、ルックス最高の王子である三上くんと相合い傘をして、好きな映画の話をするって。

それって、雨が降っていることで、
よりロマンティックになっている。

そのまた思い込みが
雨はロマンティックだという認識になり、
今日び、私は雨好きになり、
雨が降ると大喜びしながら、
雨の日にだけつける日記などもこうして書いているのです。

漫画の男の子が教えてくれた『雨に唄えば』。

最初に観たときはやっぱり眠くなったけど、
これを好きな三上くんの感性に近づきたいという思いが、いつしか本当になり、
他にも映画を観るうちに、
今では映画というものが大好きになっています。

現在、ひとりで映画館に出かける贅沢な楽しみだって、その起源は『雨に唄えば』。
そして、三上くん。
三上功明くん。
何たる詩的な名前でしょう。

映画は絶対ひとりで行きたいなんていうタイプだけど、三上くんみたいな恋人がいたら、映画デートもいいかもしれないなぁ、なんて。

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