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多重露出撮影について ⑦ 比較暗合成

④比較暗合成とは

撮影した各画像を比較し、最も暗い部分を選択して合成します。色彩的には一番暗く出来上がるが工夫次第で明るくなります。

前回説明の色紙5枚を配置したものとビル街の多重露出画像で説明します。(元画像の組み合わせ詳細は”多重露出撮影について⑤”を参照)

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黒い部分が選択されるので普通では色彩が濃い目になる。明るい画像に仕上げるには元画像に明るい配色系や白は省かれ易い白背色の物を選択すると良い。

使用例

白に近い背景色で黒い部分を表示したい時に使います。

下の画像で説明します。

曇り空のビル街風景の画像です。

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白背景で玩具の恐竜を多重露出撮影します。白い部分は省かれ、黒い部分が生き残ります。

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ビル街に現れた恐竜の多重露出画像になります。

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表紙は大阪城と恐竜です。本物の風景と玩具を合わせて、色々なフィクション世界に挑戦出来ます。

風景写真を利用して遊んでみましょう。

大阪の淀川に架かる鉄橋です。

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白背景のホーバークラフトです。鉄橋に背景色の白が被さり少し明るくなりました。

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下が多重露出画像です。

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おまけ

日本庭園で遊ぶ猫と鶏

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外出が中々出来ない時代になり、厳しい行動制限下でこそ自分の創造性を高めるチャンスです。見聞を広めて知恵を活用し、常識を飛び越え、アブストラクトや抽象的表現の新美術の表現世界を開拓するのも面白いと思います。

次回は画像合成でしたがこちらは少し休みます。            多重露出撮影については今回で終了です。               写真と駄文は続けますのでご愛読くください。

お知らせ

多重露出撮影は他者の作品を見る事でも刺激を受けます。

海外作品には良い作品が多く見られます。

多重露出撮影は商業撮影では出来ない、素人の持つ自由な発想と失敗を恐れない探求心が必要です。

オリジナル写真は写真素材サイトのPIXTAとphotolibraryで販売中です。

興味のある方は作者名みのすけ で検索して頂ければ幸いです。

よろしければ是非ご高覧ください。

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