【不思議な実話】私の夢供養❺
奈良へ東京から帰宅した私は、翌日からいつものように老人ホームで働いた。そして次の休みには奈良へ向かった。東京旅行から十日後のことだ。
朝、母が心配するといけないので、行き先は告げずに家を出た。
母は霊感のある私のことをいつも心配している。
母にも霊感があるがかなりの怖がりだ。母は神社仏閣への参拝ですら気軽にはやりたがらない。そこが特別なパワースポットであることを感じるからだ。
『私が神社に行くと言ったら、母は心配するに違いないから・・・』車窓を流れる奈良ののどかな家並