ねえ?キット(KITT)自動運転できる?

ハーイ!メルセデスとか、OK、グーグルで応えてくれるAIがクルマにも搭載され始めています。が、「お風呂が沸きました!」とか「白線の後ろまでお下がりください」といった音声合成LSIを使った「しゃべるクルマ」はかなり昔から存在しました。
1980年代初頭の日産シルビア、ガゼールには音声で「半ドアです」とか「ライトを消してください」などと警告メッセージを読み上げてくれる装備が選べました。

この後、合成音声と人工知能を持つアメ車=ファイアーバード・トランザムを主役に据えたテレビドラマ・シリーズ、ナイト・ライダーが人気となります。搭載されるコンピューター K・I・T・Tが、俳優デビッド・八セルホフ演じるマイケル・ナイトの言葉を理解し、適切な回答を用意して必要とあれば自動操縦さえも行う・・・・・まだ、インターネットが本格普及する前の物語で、大規模な通信ネットワークのインフラは予想できていませんでした。人工知能には膨大な知識のストックが必要で、演算処理も実在したとすればかなりのものになるはずです。

地球周回軌道を回るGPS衛星からの電波を三つ以上受信して自分の現在地を電子地図上に表示する・・・・007なら60年代のアストン・マーチンに装備されていたものが90年代初頭に実用化されました。カーナビゲーション・システムの登場です。黎明期のカーナビではあらかじめ音声ファイルに記録された文章を人気タレントの声や関西弁で読み上げてくれるお遊びの設定もありました。また、数年後には音声認識にもトライして、ドライバーの声を聞き取って入力できるシステムもスタートしています。

現代の車が目指しているのが、まさにこのナイトライダーのクルマ=Knite2000ではないでしょうか?クルマと通信機能、電子制御の間柄はますます密なものになっていて、衝突安全や燃費向上の面でも欠かせないテクノロジーとなっています。

他方でディズニー映画LOVEBUGでは、人間と同じようにクルマが感情を持ったフォルクスワーゲン・ビートルが主役、自律走行が可能でスポーツカーに嫉妬したり、若い男女の恋愛お節介を焼いたりと、やんちゃぶりをはっきしますが、どのようなメカニズムがそうさせているかは不明です。

ドラマの様に感情も併せ持つクルマは?需要があればもしかして!?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?