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人間は神様には多分なれない

ハッキリとした理由もなく、ただどうしようもなく自分を傷つけてしまいたくなる瞬間がたまにある。
かと言って臆病者の僕はリストカットなんかできっこなくて、『泣ける曲』だなんて在り来りな検索をかけて音楽の力を借りて泣いてる、そんな弱虫だ。

でも今日は何となく泣きたい気分でもない。

今必死になって取り組んでる文章へのモチベーションが下がってきてしまったから息抜きも兼ねて、ココ最近考えてることを断片的にでもいいから書き出してみようと思い立ってこれを書いている。

神様みたいな存在だったアノ人も、
案外普通に人間だった

人間は人間という枠からはどうにも出られないらしい。
人間は神様にはなれない。

「まあ、そんなもんだよなぁ」なんて思うことが増えた。
つまらない大人に近づいている自覚がある。
僕が1番なりたくない姿に確実に近づいている。
やだなぁ。

何処まで行っても結局は"裏切り"と"失望"に行き着いてしまうのか、なんてことを思ってしまう。
人を信用するのも、過剰に期待するのも全部僕が勝手にしてきたことだからそれで対象の相手を責めようなどとは微塵も思わない。
ただただ悲しいな、と単純にそう思う。

だってそんなの虚しいじゃないか。
心が空っぽになるよ。
傷つきたくないし、それだったらはじめから期待しないし信じないのが賢いやり方だ、とそう思ってしまうことがとても虚しいことだと感じる。

アノ人は、


「僕は、自分が大した人間じゃないことを知っているから、今こうやってみんなが僕のことを好きって言ってくれる状況が気持ち悪くて仕方ない。」

というようなことを言っていた。
だから、

「嫌われたい」

とも。
その言葉を聞いた当時は、そんなこと思えるのすごいなぁと思っていたけど、今は自惚れるなと笑ってしまいたくなる。

その人を「神様のような存在だ」と僕は言っていた。
彼は才能を持っていた。僕に無いものを持っていた。
嫉妬の感情すら抱けなるくらいのものだ。
だから僕には手の届かない、神様だと思っていた。
信者的なファンにはなりたくないと常々言っていたがそれでもその人の与える影響力が大きすぎて飲み込まれていくような感じだった。

でも、そんな彼もどうやら普通に人間だったようだ。
それを知ってしまった。
失望より安心が勝った気がする。

詳しくは書かない。
他のファンに叩かれたくないし。

嫌われたいなら、僕が見てしまったアノことを自ら晒しあげればいいのに、と思う。
確実にファンは減るだろうと思う。
僕にとっては好都合だ。
僕はそれを自分の意思で目にしたから受けるダメージが、本人から唐突に提示されるよりも少なかったろうと思う。
彼が神様なんかじゃなくても好きでいられる。
この時点で既に洗脳されているようなものなのかもしれないけれど。

僕は嫉妬とねじ曲がったプライドで構成されたような醜い化け物だ。
だから、他のファンは基本的に好きじゃない。
くだらない事でマウントを取りたがるような、そういうくだらない奴だ。
面倒臭いことになるのは御免だからあまり言葉にしないし直接言うことなんて絶対無いけど心の中では「まぁ、僕の方が君らより優れてるから」と嘲笑ってることなんて、日常茶飯事だ。
そうでもしなきゃ自分を保ってられないようなそんなクズ人間だ。
自分に自信がないからこその自己防衛の方法だ。
間違ってることなんて僕が1番わかってる。
それでもそうでもしなきゃ立っていられないのだ。

くだらないことを熟々書いてきたがこんなものを読むのは時間の無駄だからここらでせいぜい後悔するんだな!ふはははは!と言った感じである。
この文を読む選択をしたのはあなただから僕は責任は取らないけれど嫌いにはならないで欲しい。
ごめんなさい。

書くことは感情を整理することだ。
自分の感情に名前がついていく。
だからこの文は僕が僕のために書いた、僕だけのためのものだ。
少なくともこれを書いている時点では。

誤解のないように書いておくが僕は彼のことは今でも好きだ。
神様ではなくても好きだ。
その人間らしさすら愛おしく思えてしまうほど僕はもう彼のことが好きになってしまっている。
良い子は真似しないでね。
みんなはもっと軽く、自己中心的に何かのファンをやってくださいね。
嫌いになるという選択肢はちゃんと残したままでいてくださいね。
こんな妄信的な好きはただ苦しいだけだよ。

赤裸々に自分の内面を書きすぎた。
恥ずかしいので恐らくそのうち消します。

おやすみなさい☽・:*