46歳♂ぐだぐだ転職記14|SPIの答え方がわからない
「その10」に書いた番号9の企業(IT企業のコンサル職)の一次面接通過を受けて、1月4日にSPI適性検査を受けた。
大卒時にマトモな就職活動もしていなかったので、今回の転職活動ではじめてSPIテストを受けるようになった。既に何度か受けているが、いまだに適切な答え方がわかっていない。
もっとも、能力検査の方は時間内に知識や推論で答えられれば終わる話なので、特に問題はない。答えられなかった問題も、時間をかけたり解答を調べれば正答には納得できる(問題の多くが良問なので、もう少し時間をかけて解けるならさぞ楽しそうだな〜と思っている)。
自分がわからないのは性格検査の方。
性格検査にどの水準で回答するのか
性格検査なのだから、身構えて(自分を偽って)回答しても合格した後にマッチングのズレが生じて苦しくなるから正直に答えましょう、ということは当然わかる。正直な自分を見てもらえた方がハッピーだろう。
多数の問題を重ねることで、ある程度は回答者の回答に傾向が生まれ、結果を見ればその回答者の性格を推定できるだろう、ということも理解できる。
しかし、だ。
例えば
自分がどちら寄りなのか答えよと言われて、どう答えればいいのかが、わからない。
「勝負」とはなにを指すのだろう?
人生を賭けた大勝負だとすれば、自分の場合は脚本家としての仕事がそれにあたるだろうか。だとすれば、努力抜きに成功している脚本家はいないだろう。ビッグネームに引き立てられて若くから活躍し、運が良かったように見える脚本家でも、内情を知ると「運を引き寄せる」ところまでしっかり努力している場合が少なくない実感がある(当人にとってそれは「努力」などではなく「夢中」から来る当然の行動だったりもするのだが)。
この場合は、私はB派だろう。
一方で、さきほど家族と買い出しに行く係を決めたジャンケンも、勝負だ。世の中には、何十戦分も記録をとって相手の出す手を研究して次の一手を予測するB派(努力派)もいるかもしれないが、私にとっては単に確率の中で当たりを引くかどうかだけの認識なので、私は確実にA派(時の運派)だ。
さて、ここで私が求められているのはどういう「勝負」の回答なのだろうか。
別の設問の例:
こう問われて、「想像力」とは「現実で遠く離れた環境にいる人の心情や状況」を推定する能力」なのか「あり得ない未来を思い描く能力」なのか「あり得る未来を(実現方法も含めて)思い描く能力」なのか、はたまた別種の想像力なのか。
イーロン・マスクは想像力、実行力のどちらに分類されるのか?(両方?)
アインシュタインはどちらに分類されるのか?(想像を実行したと言えるのだろうか?)
災害援助を行う自衛隊の各階層リーダーは?(想像できるからこその実行力?)
このようなさまざまな可能性の中から何を選ぶかが自分を決定しているのかもしれないし、そもそもこういう可能性をさまざま思い浮かべて悩んでしまうこと自体が性格の一部なのかもしれない。兎も角、どの水準で判定しようとしている設問なのか、自分にはわからない。
採用試験なのだから「仕事においては」という条件で考えてみても、やはり仕事にもさまざまな場面や水準があるので、ある状況なら回答はA、別の状況なら回答はB、となる。
この曖昧さを、他の皆さんはどう処理しているのだろうか。
ともあれ、1月4日に受けたSPI検査は通過との連絡が翌5日に届き、二次(最終)面接の日程調整が始まった。この面接内でSPI検査の回答との整合性などもチェックされるのかもしれない。
企業の方も、はたしてこのSPIの結果を適切に「使いこなして」いるのかどうか。おそらく、ある程度のガイダンスは結果と同時に機械的に出力されてくるのだろうが、血肉のように使いこなすには、よほど専門的な訓練が必要なのではないかと想像している。
1月7日現在の選考状況
※見出し番号は前回までの記事での番号と共通。
9. ITコンサル職(企業スカウト)
本記事のとおり、二次(最終)面接日程調節中
12. コンサル会社の営業職(エージェントスカウト)
書類選考中
13.フランチャイズ企業のマーケティング職(エージェントスカウト)
一次面接結果待ち
14. 外資系ITソフトウエア国内支社マーケティング職(エージェント経由)
二次面接結果待ち
15. 演劇プロデューサー職(エージェントスカウト)
一次面接前
16. 教育業界マーケティング職(エージェント経由)
二次面接日程調節中
17. 出版社課長職(エージェントスカウト)
書類選考中
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