論語の名言「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」から学ぶ子育て:子どもの「好き」を原動力にする
この記事を選んでいただき ありがとうございます。
30年ほど小学校の教員として勤務してきた経験から
「論語の名言から学ぶ 子育ての極意」をご紹介します。
子育ては、親にとって人生最大の挑戦であり、喜びでもあります。
しかし、日々試行錯誤の連続で、行き詰まってしまうことも少なくありません。
そんな時、指針となるのが、古来から受け継がれてきた先人の知恵です。
今回のシリーズ記事では、孔子の教えである論語の中から、子育てに役立つ名言を紹介します。
それぞれの言葉に込められた深い意味と、現代の子育てに活かせるヒントを探っていきましょう。
はじめに
子育てにおいて、子どもの「好き」を伸ばすことは、将来の成功や幸福に繋がる重要な要素です。
しかし、親としては、子どもに「勉強しなさい」と口うるさく言ってしまうことも少なくありません。
そこで今回は、論語の「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」という名言を取り上げ、子どもの「好き」を原動力にして、主体的な学習を促すためのヒントを探っていきたいと思います。
論語の名言
知之者不如好之者、好之者不如楽之者
名言の日本語読み
これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず
名言の意味
この名言は、「知識を持っている人よりも、そのことを好きな人の方が優れている。そして、そのことを好きな人よりも、そのことを楽しんでいる人の方がさらに優れている」という意味です。
つまり、単に知識を詰め込むよりも、興味関心を持ち、楽しみながら学ぶことが、より深い理解と成長に繋がるという教えです。
子育てへの活用方法と具体例
1. 子どもの興味関心を尊重し、伸ばす
「知之者不如好之者」は、「知識を持っている人よりも、そのことを好きな人の方が優れている」という教えです。
子どもの「好き」は、学習意欲を高め、才能を開花させる可能性を秘めています。
そのため、親は以下のような方法で、子どもの興味関心を尊重し、伸ばしましょう。
子どもの好きなことや得意なことを観察し、質問する
子どもが興味を持つような体験や学習機会を提供する
子どもの好きな分野の専門家や成功者から話を聞く機会を作る
例えば、子どもが絵を描くことが好きなら、美術館や画材店に連れて行ったり、絵画教室に通わせたりすることで、子どもの興味関心をさらに高めることができます。
2. 学ぶことを楽しいと感じられる環境を作る
「好之者不如楽之者」は、「そのことを好きな人よりも、そのことを楽しんでいる人の方がさらに優れている」という教えです。
子どもが自ら進んで学ぶためには、学習を楽しいと感じられる環境を作ることが重要です。
具体的には、以下のような方法が有効です。
ゲームやクイズなど、遊びを取り入れながら学習する
子どものペースに合わせ、無理強いしない
学習の成果を認め、褒める
例えば、歴史を学ぶ際には、歴史上の人物になりきって寸劇をしたり、歴史クイズをしたりすることで、子どもは楽しみながら学ぶことができます。
3. 子ども自身が目標を設定し、達成感を味わう
子どもが主体的に学習に取り組むためには、目標を設定することが大切です。
目標は、子ども自身が達成できるレベルに設定し、達成感を味わえるようにしましょう。
具体的には、以下のような方法が有効です。
子どもと一緒に目標を設定し、計画を立てる
目標達成に向けて、サポートする
目標を達成したら、一緒に喜ぶ
例えば、読書が好きなら、「1ヶ月で10冊本を読む」という目標を設定し、達成に向けて、図書館に通ったり、読書会に参加したりすることで、子どもは達成感を味わうことができます。
さいごに
「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」は、子どもの「好き」を原動力にして、主体的な学習を促すためのヒントが詰まった名言です。
親は子どもの興味関心を尊重し、楽しみながら学べる環境を作ることで、子どもの「好き」を伸ばし、将来の可能性を広げることができるのです。
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