論語の名言「学而不思則罔、思而不学則殆」から学ぶ子育て:学びと思考のバランスを育む
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30年ほど小学校の教員として勤務してきた経験から
「論語の名言から学ぶ 子育ての極意」をご紹介します。
子育ては、親にとって人生最大の挑戦であり、喜びでもあります。
しかし、日々試行錯誤の連続で、行き詰まってしまうことも少なくありません。
そんな時、指針となるのが、古来から受け継がれてきた先人の知恵です。
今回のシリーズ記事では、孔子の教えである論語の中から、子育てに役立つ名言を紹介します。
それぞれの言葉に込められた深い意味と、現代の子育てに活かせるヒントを探っていきましょう。
はじめに
子育てにおいて、子どもに「学びと思考のバランス」を育むことは、将来社会で様々な情報を取捨選択し、適切な判断を下すために必要な要素です。
しかし、子どもは、ただ単に知識を詰め込むだけだったり、考えすぎて行動に移せなかったりすることがあります。
そこで今回は、論語の「学而不思則罔、思而不学則殆」という名言を取り上げ、子どもに学びと思考のバランスを育むためのヒントを探っていきたいと思います。
論語の名言
学而不思則罔、思而不学則殆
名言の日本語読み
まなびて おもわざれば すなわち くらし、
おもいて まなばざれば すなわち あやうし
名言の意味
この名言は、「学ぶだけ(知識を詰め込むだけ)で考えなければ迷い、考えるだけ(知識を習得しないで)で学ばなければ危険である」という意味です。
つまり、学びと思考の両方をバランスよく行うことが重要であるという教えです。
子育てへの活用方法と具体例
1. 学びと思考の両方を大切にする
子どもには、学びと思考の両方を大切にするように伝えましょう。
知識を詰め込むだけでなく、自分で考える力を育むことで、子どもは将来社会で様々な情報を取捨選択し、適切な判断を下せるようになります。
具体的には、以下のような方法が有効です。
読書や学習の習慣をつける
質問を投げかけ、自分で考える時間を与える
自分の意見を言える場を設ける
例えば、毎日寝る前に10分間読書する習慣をつけたり、宿題で分からない問題があったら、すぐに答えを教えるのではなく、ヒントを与えて自分で考えさせたりすることで、子どもは学びと思考の両方を大切にすることができます。
2. 学んだことを自分の言葉で説明させる
子どもには、学んだことを自分の言葉で説明させるように伝えましょう。
自分の言葉で説明することで、子どもは学んだことを理解しているかどうかを確認することができ、思考力を深めることができます。
具体的には、以下のような方法が有効です。
宿題の内容を聞いてみる
読んだ本の感想を聞いてみる
見学や体験学習の発表会を開く
例えば、宿題の内容を聞いて、「どうしてそうなるの?」と質問したり、読んだ本の感想を聞いて、「この本を読んで何を学んだの?」と尋ねたりすることで、子どもは学んだことを自分の言葉で説明することができます。
3. 思考錯誤を恐れずに挑戦する
子どもには、思考錯誤を恐れずに挑戦するように伝えましょう。
失敗を恐れずに挑戦することで、子どもは問題解決能力や創造性を育むことができます。
具体的には、以下のような方法が有効です。
失敗を責めない
チャレンジ精神を褒める
様々な経験をさせる
例えば、子どもが難しい問題に取り組んでいるときは、「失敗しても大丈夫だよ、最後まで頑張って」と励ましたり、挑戦して結果が出なくても、「チャレンジする気持ちは素晴らしいね」と褒めたりすることで、子どもは思考錯誤を恐れずに挑戦することができます。
さいごに
「学而不思則罔、思而不学則殆」は、子どもに学びと思考のバランスを育むためのヒントが詰まった名言です。
学びと思考の両方を大切にし、学んだことを自分の言葉で説明させ、思考錯誤を恐れずに挑戦するように指導することで、子どもは将来社会で様々な情報を取捨選択し、適切な判断を下せるための力を身につけることができるのです。
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