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未来を生き抜く力:子どもたちに必要な「共感力」

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30年ほど小学校の教員として勤務してきた経験から
AI時代の今 子どもたちに必要な
「未来を生き抜く力」をご紹介します。


はじめに


AI技術の進歩は目覚ましく、私たちの生活や社会を大きく変革しようとしています。

2023年に行われた調査によると、AIによって今後10年で失われる仕事は2億6000万人に達すると予測されています。

しかし、一方でAIでは代替できない能力も存在します。その一つが、まさに「共感力」です。

共感力とは何か?


共感力とは、他者の感情や気持ちを理解し、共感する能力です。問題解決や人間関係の構築、社会貢献など、様々な分野で必要とされる重要な能力です。

2022年のPISA国際学力調査では、共感が将来の社会で最も重要となるスキルの一つとして位置づけられています。

子どもたちの共感性を育むためには


子どもたちの共感性を育むためには、以下の3つのポイントが重要です。

1. 相手の気持ちに寄り添って話を聞く


2020年のOECDの調査によると、遊びの時間は子どもの共感性を育む上で重要な役割を果たすとされています。

子どもたちは、遊びや創作活動を通して、自分の五感を使い、様々な経験を積むことができます。こうした経験は、共感性を発揮するための土台となります。

具体的な例

  • 子どもが話したいときは、時間を確保して話を聞いてあげましょう。

  • 相手の目を見て、真剣に話を聞きましょう。

  • 相手の気持ちに共感する言葉をかけてあげましょう。


2. 多様な価値観に触れる機会を提供する


異なる文化や考え方に触れることで、子どもたちの視野が広がり、新たな発想が生まれる可能性があります。

2021年のベネッセ教育総合研究所の調査によると、多様な価値観に触れた子どもは、共感性が高い傾向があることが示されています。

具体的な例

  • 異なる国の文化や歴史に関する本を読みましょう。

  • 映画やアニメなど、様々な作品に触れましょう。

  • 国際交流やボランティア活動に参加させましょう。


3. 失敗を恐れずに挑戦することを促す


共感性を発揮するには、失敗を恐れずに挑戦することが大切です。失敗から学ぶことで、より良い人間関係を築くことができるようになります。

2018年のスタンフォード大学による研究によると、失敗を恐れずに挑戦する子どもは、共感性が高い傾向があることが示されています。

具体的な例

  • 失敗しても大丈夫という安心感を与えてあげましょう。

  • 挑戦する過程を褒めましょう。

  • 失敗から学ぶ機会を与えましょう。


さいごに:未来を共に生きる力


AI時代において、共感力はますます重要性を増していくと考えられます。

子どもたちが、AIでは代替できない人間同士の深い繋がりを生み出すことができるよう、共感性を育む環境を作っていくことが求められています。

家庭や学校、そして社会全体で力を合わせて、子どもたちが未来を共に生きることができるよう、サポートしていくことが重要です。



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