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神田沙也加さんが亡くなりました。

自死かもしれないということでしたが、若い芸能人の自死がホントここ最近続いていますよね。



自殺する心理…



なんとなく分からないでもないです。




消えてしまいたい


自分なんていなくなってしまってもいい…




そんな言葉はカウンセリングをしていてもよく聞きます。




その気持ち



少し理解できます。




僕はこれまで、寝坊したことがありません。

目覚まし時計というものを使ったこともありません。

どんなに寝てなくても明日が早くても、自動的に目が覚めます。

というのも、7年ほど前にうつ病を経験したことがあるんですが、それ以来ずっと、ほとんどちゃんとぐっすり眠った記憶がありません。


寝入ることはできるんですが、必ず起きるべき2時間前ぐらいには目が覚めるんです。


「魔の時間帯」です。



だいたい3時半から5時ごろ



この時間帯にめちゃくちゃ脳が働くんです。

レム睡眠状態で、過去の様々な記憶が次々に呼び起こされ、夢か現実か曖昧となり覚醒します。


仕事でめちゃくちゃキツかった辛かったこと

失恋したこと

悔いの残る出来事

これからの不安なこと


そんな大きなことばかりじゃなくて、仕事のちょっとしたミス

今日、これしなきゃならない

朝礼でなんて言おう

ブログであのこと書こう

なんであんなメールしちゃったんだろう?

あの人のあの返信は僕のこと嫌いなんだろうか・・・



脳が駆け巡ってるんです。


まるでPCのセキュリティソフトが定期スキャンするかのように海馬をスキャンしているようです。

この時の自分は・・・



普通じゃないんです。




不安を過剰に煽っているんです。




完全に起きてしまって、身体を動かしてしまえば、


「俺、なにバカなこと考えてたんだろう?」


ってなるんです。



ですがこの時間帯…



まさに魔が差す瞬間がある




たぶん、誰かと一緒に寝てれば最悪の選択をする瞬間は訪れないかもしれません。

魔が差す瞬間に1本のメールがあれば、自分がしようとしていた選択がいかにバカなことだったかと気付けるのかもしれません。


これ、タイミングだなぁ…と思うことがあります。




そう、昼間は元気でいられるんです。

いつもの自分でいられるんです。

がんばれるんです。




でも奥底の潜在意識には、疲れた自分が存在する。

淋しくてしかたがない自分が存在する。

そんな人がめちゃくちゃ多いんだと思うんです。



僕がこの時間帯にブログを書いているのも、魔の時間帯を脱出する目的があるからです。

なにか書いていると気持ちが落ち着いてくるから。




特に過去に一度でもうつ病を患ったことがあると、ネガティブ思考を呼び起こすクセがインストールされてしまっている気がします。

占い師が自分のことを占えないように、僕も自称カウンセラーを名乗りながら、セルフコントロールが難しい時があります。

これは、頭ではやり方を分かっていても根っこの心が理性と対決しているんだと思います。




僕、思うんです。



私たちの敵は・・・



孤独




人は、ホントに自分のことを分かってくれる誰かをずっと捜し求めて生きているんじゃないかなって。



だから失恋するとあんなに悲しいし、辛いんだと思うんです。


自分のことを心から愛してくれていたり、共感してくれる人、ホントの願いや期待を理解してくれる人…

いつも聴いてほしい時に聴いてくれる人…


安心がほしい…



だれも自殺したくてしてるわけじゃないんですよね…





あなたの大切な人に「大切だ」と言ってあげてください。

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