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5歳の娘と500円

ちょっと前の話である。
「あれ買って〜」「これ、ほしい!」と買い物に行く度に
お菓子やおもちゃを欲しがる娘。
買うこともあれば、「特別な時に買おうね」「お誕生日に買おうか」と少しの我慢を提案することもあった。

そんな娘に、今年のお正月500円のお年玉を渡した。今まではお願いばかりする娘に、「このお金で買えるものは、好きなものを買っていいよ」と伝えてみる。

娘は目をキラキラと輝かせて、「本当に?!好きなものなんでも良いの?!わーいやったーーーーー!!」と大喜び。今までは毎回親の顔色を見ながら(?)欲しいものを伝えて親の許可を取らなければいけなかったのに、自分の自由にできるのである。

今まで値段なんて見たこともなかった娘だから、500円がどれぐらいの価値があって、どんなものが買えるのかはわからない。
「リカちゃんのおうちにしようかな〜?!」、「すみっこハウスにしようかな〜」「あ!アナ雪のドレス、ヨーカドーに売ってたよね?!」 などと、モクモクと夢が膨らむのである....

それらの値段はおそらくゼロが一つ多い。5000円ぐらいはするのは親としては予想がつく。夢を打ち砕くようで可哀想だったので、「値段が高くて買えないものもあるからね、その場合はお誕生日に買おうね」と補足する。

更に三つのことを伝えてみた。


・レジには自分一人で並んで、お買い物体験をすること。

・いつ、何に使ってもいいけれど、無くなったら来年のお正月まではお
 年玉は貰えないこと。

・売っているものには値段が書いてあるから、500円より大きいものは
 買えないこと。

「うん、うん、わかったわかった!」と娘は調子よく頷きつつも、多分その意味を深くは理解していない。

ならば、直接体験してみるのが一番早い。ソワソワする娘に誘われて、早速イトーヨーカドーのおもちゃ売り場を訪れた...。

(明日へと続きます。最後までお読みいただき、ありがとうございます)


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