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差し入れウジウジ日記

差し入れ迷うよね、という話。

大学時代のサークルの後輩で、なんと、プロのお笑い芸人になっている方がいて、今日はその初の単独公演に行ってきました。

さて、既にプロになった方に畏れ多い部分もあるのですが、一応は私も彼らの先輩であるからには、何かしらの差入れを持っていくのが礼儀というところ。

少し前までは、こういうときはクラフトビールを選んでいました。嗜好品一般のうち、自分が一応は「これは間違いない」を選べるのはビールくらいなものですし、価格帯・本数で値段の調整もしやすく、重宝します。

とはいえ、世の中の流れ、特に自分より年若の方を見ていると、必ずしも酒を好く、酒を飲む人ばかりではなく、また、祝い事などで儀礼的に受けとるのも、当然の光景ではなくなってきていることに気づきます。というか、とっくの昔からそうであったのに、自分の理解が遅かったことを反省すべきでしょう。

さて、差し入れといっても方向性は様々に分かれてきます。一つは、実用的、受ける側が本当に必要としている(と想像する)ものを贈るパタン。たとえば、芸事に従事している若い方は一般的に金銭的な苦労が多く、極端な話、米や即席で作れる食品などを贈るのもアリなのかと思います。一方、師匠筋の家に住んで衣食が足りている場合等は、別のものになるでしょう。今回のコンビは師匠筋の家に住んでるわけではなさそうですが、衣食に直結する需要はなさそうな気がしたので見送り。

そうなると、よっぽど相手の好みの雑貨や小物を押さえていない限り、和洋のお菓子や珍味類が妥当な線になってきます。お菓子なら裏方にも分けあえるものがいいかな、等と思ったりもしました。

話は少し逸れますが、新宿伊勢丹、私はビアガーデンくらいしか行ったことがなかったのですが、改めて買い物目的で行くと凄いですね。昨今の百貨店の状況を考えるに、一階の化粧品売り場ですら行列ができるほど混んでるのは、稀ではないでしょうか。目当てのデパ地下は一層すごく、人集りができていない店舗を見つける方が難しいレベル。

酒類コーナーが同フロアに二ヶ所あるのも凄い。クラフトビールが置いてあるのはそのうち一方でしたが、WCB、奈良醸造、Y.MARKETといった間違いないラインナップ。秋口にはバテレと伊勢丹のコラボ銘柄も出たそうですね。

伊勢丹地下でお菓子を探してみると、不肖私、殆ど並んでいるメーカー名を知らないことに気づきました。流石にヨックモック、千疋屋、ゴディバくらいのビッグネームはわかるものの、聞き覚えのない、少なくとも覚えていない店名が大半を占め、そこから選ぶのはかなり困難でした。どれも旨そうでしたが、食べたことのないものは勧めにくい。

結局、今回は私でも知っているような有名洋菓子店のマロングラッセにしました。ただ、ビールを手土産にする場合には、例えば独立開業する方にはストーンを持っていく(ガーゴイルは建物の守護を想起するため・・・)等、うっすらであれ、自分なりに一応は由縁をつけた品を持っていっています。そういうことを和洋の菓子でやってけるようになるために、インプットを増やす方法は無いものか、などと思ったりしました。

決して裕福ではない、仕事での贈答機会もあまりない既婚中年男性がデパ地下スイーツのインプットを増やしたい場合、どうしたらよいのでしょうね。急に家族サービス的にデパ地下のお菓子を買って帰ったりしたら・・・何事か、怪しまれそうです。

ちなみに、自分自身で食べる分には PRESS BUTTER SAND が大好きです。初めて食べたとき、よく漫画などで「現代からきた人間に現代グルメをふるまわれた織田信長」が陥るような、世の中にこんなに旨いものがあるのか!!という恐慌に陥りました。未食の方は是非。天下布PRESS BUTTER SAND.

以上

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