自分らしさの檻でもがいてるなら


大学生1年生の頃の話

久しぶりに会った地元の友達と
盛り上がった話があった


その頃はあらゆる世の中の真実に興味があり
いろんなものに疑問を持った
多感な時期だった

きっかけは
その頃に放送していた
「時効警察」というドラマに
オダギリジョーとW主演していた
麻生久美子の宇宙一のかわいさを
お互いが感じていた事に端を発した

そこから
飛行機はなぜ飛べるのかや
昔の人たちの人間力の高さに
話は発展し

これをきっかけに
「人間は弱くなっていく生き物」

というワードが頭のどこかの引き出しに
ずっと保存されている


つまり
人が弱くなっていく分
技術やサービスが発展していく

もしくは
技術やサービスが発展していくから
人は弱くなっていく

的な考え 


この前後関係は
どちらが正しいはなく
何を目的にするかによって
使い分ければいいと思う



弱さを埋める方法として
芸術や音楽が効くのは
何百年も前からみんな知っているが

つまりその時代その時代で
漂っている新しい弱さを救い上げて
作品にするのが世の常で


だから何が言いたいかというと
弱さを埋めてくれる処方箋が
昔の芸術や音楽にあるって事で


昔の芸術や音楽をひっぱりだしてきて
観たり聴いたりすると
自分が抱えている悩みや葛藤は
とうの昔にピックアップされており
そして何らかの答えを示してくれていて

そういった昔の空気を
今の自分に取り入れていく事で
同じ悩みを抱えてる人が
何百年も前からいたんだと
勇気が湧いてくる


この記事を書こうと思ったきっかけも
僕の青春時代の頂点だった人たちが
最近メディアではめっきり見なくなり

久しぶりに音楽を聴いた時に
めちゃくちゃ刺さってしまい
思わずnoteを開いた


その頃はバチボコに流行っていたので
流行歌としてかっこいいや
歌いたいみたいな願望が主で
作品をじっくり味わう
術を持ち合わせてなかった

彼らの音楽は
メロディーもかっこよすぎだが
何せバンドのほとんどの曲を
作詞・作曲していたがメインボーカルが
国語の教員免許を持っていた

故に時代に漂う弱さを救い上げ
それを一番伝わるシンプルな言葉で
紡いでくれていた


青春時代の僕たちは
それを感覚で受け取っていたが

今改めて僕たちが感じていた何かは
とても素晴らしいものだと
再認識するに至った


尾崎豊が現代の若者に刺さったように
この人たちの歌詞もメロディーも
もっと最注目されてもいいのではと思う



それではお聴き下さい

1996年オリコン年間ランキング1位
アルバム「深海」より

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