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個展の壁打ち(ミサゴさんに連れ去られるところ)

個展の物語、少しずつつくりはじめました。と言っても、物語をつくるのは鑑賞される方々で、私は物語の一部を切り取って絵にするだけ(順番が逆ですが、絵から物語をソウゾウしていただくという感じです)なのですが。

今日はこんなのを描きました。

これについては、いくつかの場面を思いついてしまいました。1話1場面と決めているので悩ましいです。いくつか描いて、全体のバランスを見て、出展作品を決める予定です。

この鳥さんは、当初はワシさんでした。一人称もワシ。高齢のワシ、アートコレクターです。

しかし、色々調べるうちにミサゴさんにしたくなり、図鑑みたいなのは描けませんが一生懸命描きました。ミサゴは冬の季語にもなっているらしく、会期が10/14~11/12で、作品がお手元に届くのは会期終了後1ヶ月くらいとのことで、冬が合っていると思いました。
それに私はミサゴさんが好きです。ミサゴさんがお魚好きなところに親近感が湧きました。お魚を狙って飛び込むところや、お魚を捕まえて得意気に飛んでいるところもかっこいいですが、漁に失敗するところも可愛いくて好きです。それから、お魚を進行方向に向けて運ぶところも好きです。お魚以外も、枝などを運んでいるところも好きです。

・・・と思いつつも、お魚にとってみればミサゴさんに食べられてしまうわけで・・・ちょっと複雑な気分です。私はうお座ということもあり、自分自身をお魚だと思っているふしがあります。個展は、色んな生き物も描く予定なのですが、どんな立場で描くのかしっかり決めようと思いました。

それから、季節は多少意識しつつもすべての季節の絵を描くか、今回は秋冬の何かに絞るかも迷い中です。とにかくラフをいっぱい描いてみます。

先程の続きは、ミサゴさんと一緒に空を飛ぶところ、それからミサゴさんのお家で・・・という感じです。

今回の絵は、白黒ええよんの名前の由来のひとつ(塞翁が馬、禍福は糾える縄の如し)とも関係ある感じにでき嬉しいです。

右奥のお魚は、銀座の作品にも登場します。

個展は3部構成で
・この船自身の冒険
・日常に潜むささやかな幸せ
・動物たちの成長を見守る船

の予定ですが、ラフをいっぱい描いたら変わるかもしれません。

同時開催の企画展との親和性を保つ形で内容を検討中です。企画展が「ハレ」としたら個展は「ケ」であり、企画展は立体であり個展は平面であり・・・といったコントラストもお楽しみいただけたらと思っています。あ、でも、ハレの絵も描いてみたいなと思い始めてもいます。いくつか、思いついてしまいました・・・。お誕生日とか進水式とか・・・。
「日常に潜むささやかな幸せ」を非日常も含む何かにするか「動物たちの成長を見守る船」の部分にハレとケ両方の場面を入れるか・・・。

おやすみなさいの代わりに、昨日の作品を置いておきます。

案外、この「オヤスミナサイ」の後に見た夢で、色んな冒険をしたのかもしれないとふと思いました。

ありがとうございます。それでは、また。


その後、続きを描きました。

最初に船が居る場所は水中というのも思いつきましたが、ひとまずこの3点にしておきます。