見出し画像

自己肯定ってのを勘違いしやすい件について

自信や自己肯定って言葉を勘違いして、自分に自信が持てないとかあんな風になれない自分はダメだと思ったりしてませんかね?

「自分はちゃんと一人でやってけるんだー」という気にはなれないまま、果てしなく自分はダメだとセルフシャドーボクシングしては疲れたりしてませんでしょうか?

というお話です。

案外、自分はちゃんとしたステーキ肉の素材なのに「クズ肉にもならない自分悲しい……」なんて思ってることも多いんですな。
だけど、単にまだ焼いてないだけ……みたいなことって結構多いです。
(自分で焼かないよう冷凍庫にしまったままも珍しくない)

なお、今回ちょっと、刺さる人にはマジでぶっ刺さって致命傷になるんじゃないかみたいな部分もあるので、最初に言っておきます。
刺さらない人にはまあそうだよねで終わるんですが、そういう人は「こんなふうに困っている人がいる」という知識としてもらえると幸いです

まあそんなわけで、今回のテーマは自己肯定ですよ。

自己肯定はリア充や育ちなどで得やすいものではあるんですが、別にこういうのは才能とかもって生まれたものではなくてですね。

スキルであり、鍛錬と納得により自分で可能な物事ですよー

というのをもっと広く知られてていいんじゃないかと思います。

いやそうは言ってもなーとか、それができたら苦労しないんじゃーとか、そもそもそれを実感できるだけの特別な能力なんか無いし……って思っちゃう人も多いと思います。

そもそも、それが間違いの始まりなんですけども。

自己肯定感って言いかえると、自己確認とその現状認識です。
ホントにそれだけなので。

要は自己肯定ってのは

ゲームでいうところのステータスウインドウを開いて、現在の自分のスキルと能力値を確認し、その値に納得すること

コレに尽きます。

どんなにクソだろうと、ボロボロだろうと、うまく行ってようと行っていまいと一切関係がありません。
自分自身に納得できるかどうかが全てです。

今日のお話の結論出ちゃいましたw

まあ、そうは言ってもですね。
それが納得できないから自己肯定感が欲しい、っていう最初から矛盾した堂々巡りがそこで困ってる人の言い分であって、納得にどうやってたどり着くかが問題なんですな。

まあ、納得できないクソ状態だから困ってんじゃーい、ってのがそもそも勘違いだったりします。

ここではっきりと言いますと、自己肯定感は能力や立場だけで解消されないことが多いですんで。

たとえばですよ。
今の自分の作品はなかなか評価されない、いつもせいぜいいいねが一ケタ、そのうち100くらい貰えればいいなあ、あんな風になれればいいなあ、そういうのがあたりまえな人になりたいなあ
と思ってたとします。

それで、運良く実際にそうなったとしましょう。

そこでどうなるかといえば。
いいね100はいつでももらえるようになったけど、100もらえないことがあると怖いなあ、1000以上出せる人になりたいなあ、そういうのがあたりまえな人になりたいなあ
って思う人になります。

自己認識では「100もらえなかったら怖いなあ」ってマイナス要因が追加されただけです。
憧れの100を結構頂ける人になったのに、10倍以上評価されるくらい上達したのに、ですよ?

これ、どんどん先に続いていって、プロになってさえも、商業的にもっと評価されたい売れたいとか、社会的に立派な肩書や賞が欲しいとか、お金欲しいとか、忙しさに追われて歯車になってやしないかとかまあ、いろんな材料持ち出してきて同じこと繰り返すってパターンが結構あります。

もちろん、商業に関わるぐらいのスキルを得たことで人間関係が出来て、途中である程度の自己確認できるようになる幸せな場合もあるんですけども。

でも人間って、得た能力や立場はあたり前になっちまうものでして。

どんなに羨ましがられようと、どんなにうまく行ってようと、あたり前の物事には価値を感じない事が多いんです。

特に現代はそれを数値で実感してしまうことや、可視化された同調圧力から一度弾かれると、自分は集団に入れてもらえないダメな人間なんだと思ってしまうことも多いです。
それをうまくできない人間である自分は社会に必要なくて、もう死ぬしか無いんじゃないかなって思いやすい傾向があります。

まあ、そういう人間が叱られると、そりゃ折れて当然だと思うわけで。

そんなわけで、長所を投げ捨てて短所にこだわり、いかにして自分がうまくできなくて苦労しているのかということから労力や実感を得ようとして、堂々巡りのループに陥ることが多いです。

なぜって、そういうときってだいたい、自分はダメだという無意識下の前提が強力に作用しているんですな。

・ダメな自分は失敗する
・なので失敗することが前提となる
・失敗前提で、自分が尊いことに挑戦していると思いたい
・むしろ難易度をあげて、失敗原因そのものをわからなくしたい
・失敗して当然なので、失敗してもダメさを実感しなくていい

ってことになるからです。

同じ失敗するなら、難しいことに挑戦していたほうが失敗確率が上がるし、むしろ原因も結果もよくわからないぐらい難しいなら、失敗することが悪いことじゃなくなるので、わざと無茶を繰り返したりします。
慣れると、むしろそれを尊いことだとさえ思おうとします。

難しく失敗してもいい出来事を持ち出して、いかにして自分はうまくできなくてもいいのかという状況に落ち着こうとしがちです。

そうすると、「失敗したけどわるくないしかたない」っていう黒歴史フォルダに過去をまとめておけるんです。思考停止できる安心感。

でもこれ、ゲームで考えたらちょっと待てよお前って話になりますよな。

だってレベル10ならいざしらず、レベル50になってまで戦い方やフィールドが変わってないなんてことはないし、相手の弱点を探して効率よく戦い方を変えて、リソースをやりくりしながらうまいことやろうって話になります。

なんでそこで、わざわざ相手の弱点でなく、ダメージが通りにくい属性の攻撃しようとしてるんですかって話ですわ。

努力とか上達ってのは、手順を踏んで解析し、攻略方法を改善して練ることです。
でもこれじゃ、効率のいい攻撃方法を学んで攻略していこうぜって話と真逆ですよな?

じゃあ、なんでそんな感じで目標の逆張りするかといえば

自分のステータスが自分で信用できないくらいに、自分はダメだとわかってるんだけど、ダメだと思いたくないから、自己確認を恐れてステータスをごまかし、感覚と才能という言葉で自分のステータスをごまかし続けてるから

です。

はい、たぶんちょっとそろそろダメージが痛くてのたうち回ってる人もいると思いますので深呼吸しましょう。

というところでちょっと自己確認の仕方なんかについての有料記事とかを書いてるのでココで宣伝、リフレッシュ宣伝あざといw

まずはこちら。
物事の手順とかの考えかたについて。
無理しなくてもいいのよー、出来ることだけやってきましょう編
ちょっとだけ楽になりやすいです。


次にこちら。
自己確認や努力の手順に関することを色々書いてます。
無料部分だけでもヒントになりそうなことは大量に書いてるんじゃないでしょか。

それにしても坂ばっかりで大変そうな画面だなあw
割とこういったことをちまちま書いてますんで、興味あったらよろしくです。

***

まあそんなわけで。
そろそろ気分転換になったと思うので続けたいと思います。

えーとですね。
はっきり言ってしまうと、別にそこを深刻に捉えなくてもいいんですよ実は。

いやそんなこと言っても自分がうまくいかなくて、すごくいい人物や誰かみたいになりたいのにこんなんじゃダメだとか、自分はこんなにうまくいってないのにって思ってしまいがちなんですが。

逆です。

ダメダメでいいし、クソでいいし、めちゃくちゃでグズグズでドジでのろまでいいんですよ。人間、そんなもんなので。

人間って、そんなストイックにできてないので、そういうダメな自分ってほとんどの人にあるんですわ。
ただ、それをそのまま他人に認めてもらうんじゃなくて、クソでダメな自分を自分が認めるかどうか、そこに納得するかどうかです。

それを他人に救われようとすると、だいたい依存的な自己承認欲求で自分を焼くセルフバーニングになります。

そもそも人間、うまくいくことの物事のほうが少ないんですな。
だって、どこの誰も彼も、今日は一日満足だって思える日なんか殆どないんですよ。

そもそもコミュニケーションなんて毎日失敗の繰り返しですよ。
なんかうまくいってるように見えるのは、失敗前提なんでフォローの技術が発達したからです。

そんな感じで、一見、あのステキな他人はすごくていいなあとかそんな感じには見えても、本人的では案外うまくいってないことばっかりです。

たとえばプロの絵描きなんか見てても、うまくいかねー、もっと上手くなりてーしか言ってないですよみんなw
プロ作家は何冊出してても、本にしたい売れたいしか繰り返さないしw

まあ世の中そんなもんです。

それは自分がダメなせいでもクソなせいでもなく、物事ってのはうまくいかないものだからです。

だって、たとえば他人のことなんかわからないですよね?
さらに言えば、そもそも自分のことだってわかってないことが多いです。しかもわかってもらうための手段も、自分で自分をわかりたくないときまで多いのに、わかる手段をろくに持ってません。

じゃあなんでそのよくわかってないことをうまく扱えると思うんですか、そんなわけないじゃないですか。


って思うのですわ。
なのでコミュニケーションは、そもそもわかりあえないに決まってるんだから、失敗前提で失敗をどうカバーしていくか、という技術です。

そう考えていくとですね、
だからせめて、ダメでドジでクソな自分のことくらいはもう少しいたわって認めてやってもいいんでないかな、もっと自分に優しくしてやろうぜ!
って考えてもいいんじゃないかと思います。

ってのが今回の話の根幹です。

大体の自己肯定がうまくできない原因って、そういう自分に納得行かなくてとにかくダメな自分をなじって責め続けるんですよ。
でもこう、他人に怒られても縮こまるのに、自分までもが四六時中自分を責め続けてたら辛くて倒れちゃいます。

そこで開き直っても同じで、ダメなまま誰かに認めてもらおうとしても、それは自分語りの押し付けになります。
場合によっては他に依存して、一旦安心するんだけどまた不安になってどんどんエスカレートする日々。

最初に言ったやつです、いいねが増えても不安がますだけであんま変わんないっていう。
もしくは、この人ならもっと無茶言っても許してくれるんじゃないかと、世話になってる人に更に面倒事を増やしに行ったりとかそういう。

そこで堂々巡りになりやすいんですな。

が、自分にとって自分だけは別で、自分をなんとか出来る可能性があります。
自分は自分のステータスを確認できて、毒とか麻痺になってたら自分で対応が考えられるんですな。

孤独って寂しいように見えますが、逆にいうと自分でそういった確認が取りやすい時間なんで、孤独によるセルフフィードバックはどんどん利用しましょう。

だめな自分はダメだみたいなネガティブループなんかしてる暇ないすよ!

ただ、残念なことにゲームと違って、そういった自己確認はスキルだったりします。

自分で自己確認方法を身につけないと、システムですぐに確認できるわけじゃないんで、自分の状態をごまかし続けたりしやすいんですわ。
もしくは感情が先立って、自分を他人や他の物に代用してごまかそうとします。むしろ率先して積極的にごまかすまであります。
結構、そうやって自分って自分にウソを付くんですよ。

毒の状態をごまかしたら、そのうち倒れるに決まってます。
しかもその毒、自分から飲みに行ったりすることも多いので。

そういうごまかしは、もともと自己防御のために身につけた感覚スキルだと思うんで、気持ちはわかるんです。っていうかみんなそういうのやっとります。
ただ、わかるんですが、それを認められない自分は弱い、現実を受け入れられるのは強いことだっていう勘違いがあります。

俺に言わせれば、ごまかし続けても耐え続けられるってものっすごい強いです。
だってその状態で何年過ごしてるのか考えてもみてください。
しなくてもいい我慢が何年も出来るんですよ、すごくない? むしろ尊敬に値します。

そんな人が弱いはずないし、ただちょっと真面目で一生懸命で、だけど少しだけ物事の捉え方がうまくないだけなんで。
そういった人が弱いなんてとんでもない、むしろ強いししたたかでサバイバル術に長けた歴戦の戦士ですよ。(マジでリスペクトしてそう言ってます)

自分の活躍できるフィールドの選び方を少しだけ勘違いしてるだけです。
なので、単に自分を確認することに慣れてないだけで大丈夫です。
少しだけ自分に優しくしてあげるところから始めてもいいんじゃないかなと思います。

まず自分のレベルと能力とスキル確認に行きましょう。
でないと、成長方針もなかなかうまく立てらんないので。

っていうか、驚くほど自分の長所をあたりまえだからとダメ扱いしてる人多いので。
え、こんな簡単でいいの?って思えることはだいたい長所です!
達成感のかけらもないんですが。むしろ、この程度しかできなくて申し訳ないくらいとか、自分がダメな証拠くらいにすらに思ったりするんですが。

そういったわかりにくいものってのは結構ありまして、慣れないと扱いにくいので、ダメだって枠に全部押し込まないで、余裕がある時にちょっとずつ確認していくといいと思います。

まあ納得ってのは、端的に言って覚悟なんですよ。
こんな自分だけど、一生向き合っていけますか?っていう。

それに納得することが自己肯定。
納得出来ないことが不安感です。
ぶっちゃけ自己納得感って言うとおすすめであります。

そりゃ自分がもっとなんかできりゃいいってみんな思いたいですけども。
残念ながら自分は自分で自分以上のものにはならんものなので、じゃあ自分育成ゲームするしかねえじゃんっていう、そこに納得できるかどうかです。

そこで、ソシャゲのリセマラよろしく、なんか他人と違った素晴らしい自分がどこかにあるはずって思っちゃうと辛くなります。

等身大のみにくいアヒルの子である自分を認めること。
白鳥の子供でもなんでもないアヒル。
別に他人に認められようと認められまいと関係なく。自分がそれでそのまま生きていく。

アヒルはアヒルのよさがあって、アヒルらしく伸ばしてやればいいんですな。
ちなみにアヒルは鴨と一緒なので、食べると美味しいです。鴨南蛮。

自己肯定はいつでも自分の中にあります。

そこでアヒルなんか嫌だ、レアキャラになりたいしアヒルなのに白鳥らしく生きようとか思うからおかしくなるわけで。
まあ、ゲームでいうステータス確認をちゃんと見ようぜ、別になんか嬉しい数値でもないけどねーってだけのことなんですけどね。

変な期待と理想を持たないようにしましょうってだけだし、ココまで頑張れる人なら、潜在的にみんなその能力は持ってるので、あとは自分が納得するかどうかです。

むしろ現実ってのは、レアキャラじゃないほうが活かし方がたくさんノウハウ転がってるので有利です。
レアだとマイナーなんで、まずみんながどう認識してるのかすらわからなくて苦労するんですよマジで。(苦労した)

まあそこは重く考えても始まらないし、あとはどこで吹っ切れるかくらいの感じなんで、割とある日突然行けたりしますよー。

案外、やってみたら毎日歯を磨くくらいの物事なんで、なんか特別に高いハードルみたいに思わなくても全然構わないと思うし、いつでも始められるぐらいの感覚でいいと思います。

そうは言っても、慣れた考え方はなかなか変えにくいなーってだけのことなので、無理しないで、なんか行けそうな気分の時にうっかり自己確認しちゃったくらいでいいんじゃないでしょか。
人生、重く考えても軽く考えても、あまりやることは変わらないので。

それでもなんか苦しいなーってときは、月イチでもいいので肉食べにいきましょう(๑•̀ㅂ•́)و✧

そもそも、自分は味方なんで、味方使えねーとか言ってたら味方はやる気なくすんで。
その味方戦力をどうやりくりするかが、自分の見せ所だと思います。

ただでさえ味方の戦力がおぼつかないのに内紛とか内ゲバしてたら、組織なんて崩壊しますよ!
そこはこう、自分をもー少しいたわってあげると、元気も出やすいんじゃないでしょか。

と言っても、いきなり仲直りも難しいんで、徐々に、徐々に、少しずつ。
急変して一気にしなきゃいけないとか思わないで、許してやりまっしょい。

サポートいただけるとすげえ喜びます! 励みになりますので、もしなんか役に立ったとか気持ちが助かったとかありましたら、ぜひぜひよろしくですう!