見出し画像

「バナナ≠黄色」

このnoteは2020年8月23日に開催した”SDGsリレー生配信”のレポート記事です!10時間の配信中に行われた 10個の企画。
ライターの方々が感想を交えながら1つ1つ振り返ってくださいます!

何を学び、何を感じたのか。

みなさんもぜひ、あなたにとってのSDGsを思い浮かべながらご覧ください!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「バナナ≠黄色」



 タイトルを見て「ん?」と思った方はどのくらいいるのでしょうか。

「バナナ=黄色」ということは世の中において常識とされていることです。

画像1

出典:https://www.dole.co.jp/banana/nutrients/

「バナナ」と検索すれば、ほとんどが「黄色いバナナ」の画像を提示してきますよね。また、日本においてバナナは国内で最も輸入され消費されている果物ですが、他の果物と比較してもその多くが棄てられています。環境にも大きな負荷をかけながら、年間3000万円分のバナナを廃棄しているところもあるようです。

しかし、今回8月23日に行われたきたもとまゆいさん、なかだいちさとさん、きたがわももこさんによる"大人"なバナナプロジェクトのYouTube配信「茶色いバナナ= "大人" なバナナについて語ろう!」を見て、そのような消費者側の固定概念を払拭し、"大人"なバナナも黄色いバナナ同様に美味しく食べることができることに気づくことができました。

"大人"なバナナの定義と活動内容

 "大人"なバナナの定義は「黄色一色を通り越したバナナ」です。

その特徴は、
①甘い
②免疫力を高める効果がある
③胃潰瘍抑制効果

の3つ。

画像2

出典:https://camp-fire.jp/projects/view/190698

"大人"なバナナさんの活動内容としては、クラウドファンディングを通して"大人"なバナナ100本を使用した"大人"なバナナケーキを200個販売することや様々なメディアにおいて"大人"なバナナの魅力発信することです。また、コロナ禍では"大人"なバナナの歌を制作したり(2020年の10月に発表予定)、フタバフルーツさんとも共同で企画をしています。

なぜ"大人"なバナナを発信するのか

 このような活動をする理由は"大人"なバナナの魅力を知ってもらうことの他に食品ロスなど環境問題についても考えてもらうきっかけにしたいからだそうです。

「食品ロス」や「環境問題」と聞くと何だか難しい問題で、自分にとっては直接的に関係ないように思えるかもしれません。しかし、"大人"なバナナプロジェクトさんはそのような消費者を減らすべく、我々に身近であるバナナの問題を取り上げることで消費者の意識を変えようとしています。前述したように、仕入れて廃棄される量が最も多い果物はバナナとされています。考えられる理由としては、野菜や果物には賞味期限というものが無く、人間は五感を使って「食べられる・食べられない」を判断していると予想できるため、「見た目が悪い=食べられない」という考えが自然と生まれてしまうことが挙げられます。食べ物は我々の体をつくるもととなっているため、出来るだけ新鮮で安全なものを取り入れることは重要なことです。世界と比べて日本は食に対する基準が厳しいですが、その基準を標準程度に下げることや一人ひとりの消費者の食べ物に対する価値観を変えていくことで食品ロスをはじめとする環境問題を解決できるのではないでしょうか。

これからの消費について考える

 食品ロスの問題は主にSDGsのゴール12の「つくる責任 つかう責任」に該当しますが、その他にもゴール2の飢餓問題であったり、環境問題に関連するゴールにも関係します。よって、食品ロスを解決することで他の問題も連鎖的に解決することが可能になってきます。かつては政府や企業など大きな組織だけが取り組めばいいと思っていた世界的な問題も、今は我々市民、消費者らも自ら関わっていく必要があります。例えば現在、日本ではESG投資額(環境や社会、ガバナンス要素に配慮した企業に対する投資)が年々増えています。つまり、消費者らによる上記の要素を重視している企業への投資が増加傾向にあるということです。市民も世界的な問題に危機感を持ち、自分にできることを始めているのです。しかし、ESG投資は学生の私からしたら、まだ遠い世界のように感じてしまいます。そこで自分には何も出来ないと諦めるのではなく、"大人"なバナナの例で言うならば、黄色いバナナだけでなく"大人"なバナナを買う。そうする人が多ければ多いほど甘く熟したバナナの需要も増加し、バナナの廃棄量も減少するのではないでしょうか。


一度周りを見渡してみれば、バナナなど食品に限らず
衣類や日用品など毎日使う物にも消費の問題があります。
持続可能な消費と生産をしていくためにも、
見た目や利便性のみを考慮するのではなく、まだ食べられるものを棄てずに美味しい料理に変えたり、長く使えて環境にも優しいといった商品を購入していきたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

みなさんいかがだったでしょうか?
この記事を読んで、SDGsを考える時間がほんのちょっとでも増えたり、何かみなさんのアクションに繋がれば嬉しいです(^^)

大人なバナナ.png

大人なバナナプロジェクトさんって普段どんな活動してるんだろ〜?
もっと知りたい!
という方は ぜひぜひ こちらのTwitterからチェックしてみてください!

今回この記事を書いてくださったのは......
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部1回生の関根由夏さんでした!
本当にありがとうございました!

このイベントのすべてのレビューは よんはちnote からご覧いただけます。
「オンラインスペースよんはち」について詳しく知りたい方はこちら!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?