2024014_いつも心が問題を連れてくる。

 心について色々考えたが、とはいっても25年くらいだが、「心が満たされる事というのは無いのだろう」という、かなりあたりまえな結論になった。 
 
 身体は満たされるという感覚が分かる。例えば、お腹が減れば食べ、その結果、満腹という結果が現れる。疲労すると、動けなくなるという目に分かる結果が、限界、または、満足という終わりを教えてくれる。
 
 では、心はどうか。仮に、何か「これかもしれない」というような結果が出たとしても、それが長続きするかはわからない。例えば、人間関係はこうやればよいというマニュアルを作ったとしても、新しく人と接触すれば、おのずとその理論は再構築する必要がある。いつまで経っても、まとまる事は無く、終わりが見えない。人と接触しないという事を目指すならば話は変わるが、私はそんな風にはなりたいとは思わない。

 身体的経験を増やす必要がある。それは、本や動画という媒体で済むような問題では無くて、実際に体験する事で得られる方法論だ。
 以前、兄が私に対して「本ではなく、人との関りから学ぶものもある」というような言葉を貰った(結婚式にて)。私は、その言葉を聞いた時、動揺した。おそらく、図星だったから揺らいだのだろう。
 
 今これを書いている理由は、簡潔に言うと、心を大事にしすぎて行動が出来なくなっている事に気づいているからだ。それは、ずっと前からの話で、その問題が解決されるまで自分は行動しないように仕向けていたに過ぎない。

 心は満たされないが、身体は満たされるという事を教えてくれる。
 立ち止まっているのは、心が満たされていないからではない。
 
 心は、いつも問題を連れてくる。私が、動かないように。
 それは私を守りたいからだろう。
 昔のような経験をしてほしくないからだろう。

 けど、自分が落ち着ける・安定できる場所というのは
 ここだけではないという事を、教えてあげないといけない。

 それは、少なくとも
 この机の上では考え付かない事だろう。

 
 
 

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