2024/02/17_日記

 「坊主 社会人 範囲内」
 最近、この検索ワードで、自分の新たな髪型を調べていた。
 というのも、以前友達と久しぶりに会ったら、坊主になっていた。その時は馬鹿にしていたけど、一人暮らしをし始めて、節約する方法を自分の頭を触りながら考えていたら、ふと、この髪の毛を切るために、いつまでお金を払い続けるのだろうと思った。
 いつも同じ髪型をチョイスしている。説明ができないので、写真見せて、「こんな感じで」と、シート越しに指を刺して、担当の方に説明している。毎回どんなふうにしましょうと聞かれるので、このような説明をしているが、ある日同じように携帯を出そうとしたら、「いつもの感じで?」といわれたので、「いつもの感じで」と嬉しそうに答えた。
 引っ越したので、「いつもので」とはいかない場所を探した。少し離れたところに、理髪店があるようなのでそこへ歩いていった。
 中は落ち着いた雰囲気だった。結構、人が待っているようだったが、休みだしいいかと思い、待つことにした。
 しばらくすると、名前を呼ばれた。声の方を見てみると、おばあちゃんだった。お姉さんではなく、おばあちゃんだった。あとから調べてみると、自分がいったところが、たまたま髪を切る人の養成場所みたいな所だったらしい。たしかに、切っている年齢が幅広かった。そのことをしると、あのおばあちゃんはいい老後の過ごし方をしているなと思った。
 「ここはじめて?」と聞かれたので、「そうです」と答えた。「最近、多いんよね、新規のお客さん」「へぇーそうなんですね」「みんな引越しできたみたいでねぇ、転勤のシーズンとかなんかね」「自分も引越してきたんですよ」というような会話を5分くらいした。一人暮らしをしはじめて、明らかに人との関わりが減ったので、必要以上に会話を自分から求めてしまう。なので、絶対ワンターンで意地でも終わらせないように、長々と会話をする。
 「どんなふうにします?」と聞かれたので、どうしようかなと思った。あいにく、いい感じの髪型が見つかってなかったのと、おばあちゃんに坊主にしてくれというのが、なぜか恥ずかしかったので、それはまた次来た時でいいかと思い、いつもの写真を見せてみた。
 「おっけぃ」との合図で、開始した。なれた手つきで、髪を切っている。切られている時に、「これはいい感じになりそうだな」と、すぐ思った。バリカンが終わったあと、突然、「ちょっと、お尻前にずらしてもらえます?」と言われた。なんだろうなと思って、お尻をずらしてみると、「背が高いから、難しいの」との事。「あっ、そーいう事なんですね笑」と、こっちが合わせるスタイルは面白いなと、つい笑ってしまった。
 切っている最中も、世間話をしたり、細かい所も自分に適時聞聞きながら、手を動かしていた。ものすごく手際がいい人だなと思った。
 「どんなですかね」と鏡を見せながら言われたので、「バッチリです、また来ます笑」と答えた。
 値段もお手頃なので、ここはいいなと思った。また、同じ写真でも、切り方の違いがあるのが面白いなと思ったので、また別の所で同じ写真で切ってもらうのもありだなと。坊主のような髪型も挑戦したいこう。
 
 今日は、今から兄の引っ越しの手伝いがある。明日もお手伝いで呼ばれているので、頑張ろう。
 本日もお疲れ様でした。


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