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空気を読まない人間を目指したい2022

基本的には長いものに巻かれて良い

長いものに巻かれた方が大概のことはラクに済むし、何かしらの組織ではそのルールに従ってる方が平和でいられる。

小心者故、自分だけが浮く、というのは避けたかった、というのもある。

もちろん譲れないこだわり的なものや、こう生きたいみたいな指標は数十年生きてきてある程度は固まったので、自分の中で確信を得ている事に関しては周りがどう言おうと好きにさせてもらうスタンスではあるため、そういう意味では(世間の)空気を読んでいない、のかもしれない。


スクールカースト攻略を15年くらい本気でやったせいで

それはさておき、私はかなり空気を読むことと、相手の意向を汲み取ることに特化した人間だなと思う。

どこまで踏み込むかを常に考え、何が言いたいかを先に理解して相手が煩わしくないように振る舞って、そうやって生きてきた癖が、ある意味自分の武器になっているなと実感するときさえある。さらにそこに、加えて、末っ子特有の世渡りパワーを盛り込めば、大方「要領がいいね」と周りから言われる人間の出来上がりである。

もはや組織内の人間関係相関図を把握して、そこそこ楽な位置まで登りつめるのが趣味まである(ない)

そんな空気読みと要領の良さが自分の強みと思う反面、致命的な弱点だなと最近考える。


天才は空気とか読まない?

私の周りにこんな人がいる。

知識も経験もなし
相手の言う事を汲み取ることも、意図した内容を伝えることも苦手

でもそれを補うくらいに、

正しいと考える指示(例えば私がこうした方が良いとアドバイスしたこと)や事柄に対しての実行力がとんでもない。
進み方が若干間違えていても、とりあえず出す。


これが私にはできないな、と。

必ず出す前に考えてしまう、これを言ったら相手はこういう意見を言うだろう、だからこの情報も準備した方がいい。これも、あれも多分必要だから・・・とあれこれ。

もちろん悪いことではないと思っているが、そうして自分の中での完璧を求めている間にも、「実行」を重ねられるのが、そういう人間なのではないかな、と。


もちろん、空気を読まずにとりあえず出す、だけでは成り立たず、その後も素直に他人からの意見を受け止め、愚直に実行することができることがとんでもなく天才的なのだ。

というより、他人から何を言われても、受け止めた内容を次に出した時に、「またこれを指摘されるんじゃないか」というところを想像しない、というのが、これまた恐ろしい。


空気を読み過ぎることが、良し悪し紙一重であるのと同じで、空気を読まないことも紙一重ではあるが、空気を読みすぎて生きる私のようなタイプではなく、突拍子もない「え、それ今言う?」みたいな発言ができる人が「ウルトラC」を生み出すんだろうな、と年の瀬にぼんやり考えて、仕事を納めたいと思います。




考えすぎも大概に、2023年は生きたいですね。
みなさま、良いお年を。


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