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母はうつ病。2 セカンドオピニオン

今思えば、一回クリニック変える前に診察に同行すれば良かったぜ。
今回はセカンドオピニオンと母条の病状について。

前回⇩



はじめに

本シリーズはうつ病の母と接する自分のために書いています。
ただただ、本当に自分が感じたままを記録。
誤解なくお伝えしたいですが、あくまでも私の感じたことが主体になりますので、読んでいただける方はご理解いただけると幸いです。

【医療行為的な参考にしない】
【福祉制度などは主治医とご確認ください】
【過度な叱咤激励は不要】
【うつ病または精神疾患について他意はなく、間違ったイメージを植え付ける意図はない】
うつ病というデリケートな題材ではございますが、目に触れる方に何かしらお届けできればと思います。

登場人物

四条:私・色々とだらしない
母条:母・うつ病・趣味はテニス
父条:父・現役ケアマネ
叔母条:母条姉・ビールが好き
お嬢:叔母条の犬・自分が可愛いことを知っている

セカンドオピニオン

母条は最初市外のAクリニックへかかっていた。これが2年前である。
最初は漢方から、と聞いていてたまに副作用があったりとか具合が悪くなったりもしていたが、最初に飲んだ薬はよく効いて、私の目から見ても楽になったように見えていた。
辛かったらさ、気軽に通っちゃえばいいよね〜とか話していた。
週に2回のテニスに行き、叔母条の家の用事とお嬢の面倒を見て、家の管理をして、家事をしていた。我が家は現役は家に金を入れ、働かない者は家事をする、みたいなことを言ってくれていた。

最初にかかって一年ぐらいは私から見たら穏やかだった。

母条はそもそもあまり病気のことを詳しく言わない人だ。
辛いことや不安なことも、あまり言わなかったというか、言わなくなっていったのかもしれない。
そして私も、詳しく聞く人じゃなかった。

風邪とかならいいが、うつ病は脳(心)の病気。いくら家族でも、というか家族だから言いたくないとかあるだろ、と進んで聞いたりしなかった。
なんというか、母は優しくて大らかで菩薩のようなすごい人でうつ病だって向き合って自分でしっかり治療している、と思っていたのだ。
子はいつまでも子、の様に親にはいつまでも甘えてしまっていた。

そんな気持ちでいたらいつの間にかクリニックが変わっていたのだ。
それが昨年2023年7月頃。市外に車で通うのが大変になったからと地元のBクリニックへ転院していたのだ。
正直、クリニックが変わってるなんて気付かなかった。秋ごろから調子が悪そうだったのでやっと気づいたのだ。
調子が悪いという事を頻繁に訴えてくるようになり、かかりつけで検査したり、それでも納得行ってなさそうだったので大きな病院に行く?と言っても拒否。大好きなテニスも無理やり行ってる、お友達に会いたくない、料理が出来ない、はっきり体調不良の原因が分かればいいが検査はことごとく異常なし、でもなんだか様子が変。
うーん絶対これうつが悪化してる気がする、どうしたもんか、と私も困っていた。

そんな理由もあって今行っているクリニックって相性いいのかな~という風には思っていた。
精神保健福祉士の友人に、いいお医者様がいるよと紹介されのでそこに連れて行きたいと計画を練り始めた。そこも市外で、通うとなるとまた大変でいやだ~となるだろうけど今度からは自分も行けばいいかと、そこは覚悟をしていた。
かと言って、無理矢理連れて行くわけにもいかずなかなか決行できない。
打診をしては断られ、タイミングが合わなくて新患受付を締め切っていたりと、ずるずる引き延ばされて1月に行こうかと相談していたところで1月2日がきてしまったのだ。

というか、サードオピニオンである。
すでにサブタイトル詐欺。

正直これは、良かったのか今のところは分からない。
通うのは大変だし、自立支援医療制度だって申請に時間がかかる。
てか、自立支援医療制度使っていたことも知らなかった
ここら辺はまぁ、使えるものはちゃんと使っているという事だろう。ただ、色々知らなかったな〜と思っていた。我ながらめちゃくちゃ冷たく感じるが、私が言われないと気にしない性質なのが災いしている。
でも今の主治医は「Aクリニックではいいお薬使ってたんですけどね~」とは言うがBのことは全然言わないので一旦良かったことにする。
こうして、Cクリニックに通うことになった。

2024年1月17日 Cクリニック通院開始

なんとかなだめすかして病院を変えることに納得(?)していただいて、予約を取ることに成功。ここでやっと母条の病状を整理することになる。
ちなみに、手の震えがあったのでパーキンソン病の検査をしたが異常なし。
常に何かしらの検査は異常がないのでむしろすごい
本当は何かが潜んでいるかもしれない、というのはみんなに起こりうることなので置いておいて、分かっている病状もとい【母条が困っているであろうこと】を私なりに整理した。

・食欲不振
・落ち着かない
・高血圧
・文字やテレビの内容が頭に入ってこない
・秋頃から具合が悪い(どう悪いかは聞いてもわからない)
・倦怠感
・料理が出来ない
・お風呂に入るのが億劫
・車の運転できない
・犬の面倒が見れない
・とにかくなんでも「違う」
・とにかくなんでも「出来ない」
・とにかくなんでも「わからない」
・原因がわからないけどうつ病のせいじゃない(断言)

あれだ、病院に行かないと気が済まない障害みたいなのなかったっけ?
と思っていた。でも私は医者ではないので余計なことも言えないし言わない。半端な知識はよろしくないので、全てお医者様に任せる。
私は病院とは無縁の体だが、健康診断ぐらいは受ける。全てにおいて言えるが、医療行為はその道の専門家を信じて身を委ねるしかない。
あんなに苦しい胃カメラだって死なないんだから。
もちろん、セカンドオピニオンの意味などは分かる。
自ら学ぶことというのは非常に重要な要素だ。
けれども治療の大事な一歩は、主治医を信じることだと思っている。

しかしなんでも「いやいや」状態。
これは、なかなかかもしれんな。と母条の話を聞いて思っていた。

しかし事実として、1月2日に救急車を呼ぶぐらいになった体調よりは良くなっている。体調が悪化してBクリニックで薬の調整をしてもらい、血圧の薬も強いものにした。
何かしらの薬の影響で少しは良くなってるんだから、いいじゃん。ちゃんと治療のとか投薬の結果出てるんじゃない?と言っても「違う、あんたにはわからない」だ、そうだ。手厳しい。

そして診察室に着いてきてと言われたので同席した。


次回

いよいよ診察。
へぇ、メンタルクリニックってこんな感じなんだ~。
です。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともお付き合いいただければ幸いです。

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