母はうつ病。5 “良くなってる”の認識差
本当にうつ病はゆっくりできないと無理なんだろうなぁ(昨日ぶり2回目の感想)
前回⇩
はじめに
本シリーズはうつ病の母と接する自分のために書いています。
ただただ、本当に自分が感じたままを記録。
誤解なくお伝えしたいですが、あくまでも私の感じたことが主体になりますので、読んでいただける方はご理解いただけると幸いです。
【医療行為的な参考にしない】
【福祉制度などは主治医とご確認ください】
【過度な叱咤激励は不要】
【うつ病または精神疾患について他意はなく、間違ったイメージを植え付ける意図はない】
うつ病というデリケートな題材ではございますが、目に触れる方に何かしらお届けできればと思います。
登場人物
四条:私・推しの配信がない
母条:母・うつ病
叔母条:母条の姉・医者を舐めてる
3回目の診察
本日3回目の診察。記録がオンタイムになりました。
これはちょっと先生にも色々言えるかもしれないとわっくわくで向かう。
いつものように「調子はどうですかぁ〜?」からはじまると母条は「変わらないです」とのこと。
いやいや……うそうそ!
心の中で言ってたつもりが口から出てた気もする。
嘘とか言ってごめんね?
すかさず先生が「ご家族の方から見てどうですか?」と。
うろうろがなくなった、食事の量が増えた、家事をするようになった、動きが早くなった、会話が増えた、テレビに反応するようになった、笑うようになった。とかいつまんで説明。
はやい話が、周りの人から調子良くなったな〜と思っても本人の気持ちがついてくるまで3週間ぐらいかかるとのこと。
薬の効きもさらに良くなって活動的になってくるので、今度は“薬がMAX効いてる時にどうなってるか”を見る。
以後は疲れやすいとか動悸、眠気などに注意して、更に3週間後に薬のバランスを調整しましょうとのこと。運動なども、してもいいけど無理なく。
しかし、血液検査の結果もどこも異常なくですご過ぎる……。
回復のペース
2〜3週間が薬の効くペースなのでご家族の方、ゆっくりでも絶望しないでください。
今思えば、自分も救急車で運ばれたのを悪化のはじまりとして、そこから2回目の診察まで1ヶ月半はかなり不安でした。
うつ病に関して、全くの無知ではなかったし、2〜3週間の単位、半年、1年、長くかかると分かっていたつもりです。
それでも不安でした。
そもそも最初の2週間半は今のCクリニックに行けず。一旦行った掛かりつけのBクリニックでは減薬の方式を選択。減薬で転院までの日にちを過ごしましたが、確かにこの期間は変わった感じがしなかった。
初診はお薬手帳ミスをしたので薬をあまり変えられず。ちょっと初動がモタモタしたのもあり時間が掛かってしまったせいで、このままだったらどうしよ……と、なんだかんだめげたりもしてました。
2回目でやっと薬を増やして、と具体的に決まり、そこから2週間経った頃に活動的になって来た。
なんと言うか、身体の数値が色々正常だからだろうか。先生が言ったペースで回復をしている。
それに、投薬がダメでも電気治療がまだある。
身体への負担は避けたいので出来ればしたくないが、治療の退路は断たれていない。まだまだ手段はある。
これからどう変化があるかはわからない。
けれど、本当にここ1週間程で私も気がかなり楽になりました。
2〜3週間が1クール。
さりげなーく変化を見ていてあげてください。
できれば、困ってることとかもなんとなく拾い上げてあげると診察室で有意義な時間を過ごせます。
薬の布陣が決まるまでは体調変化など見逃さないようにして早めに擦り合わせて行くのがマスト。
そして、困り事に関して主治医に遠慮する必要なし!
本人だと何故か先生を困らせたくないと黙りがちなんで、体調の変化や本人が困ってそうなことを言っちゃって良いと思います。
そのためにご家族として診察室に入っているし、それは母条の望みでもあります。
嫌だと言う日が来れば即退室しますが、客観的な目として必要とされる限りはそれが一番の手助けかな〜と思いました。
なんというか、本当に気長に、気楽にやることなんだな、と思いました。
気長に構えるために、自分の好きなことを1ミリも諦めなかったのが私のメンタルを更に強固なものにしていたようです。
皆様、自分の人生を一番にお過ごしください。
次回
四条さん、あなた本当に、こんな色々遊んでたの……?
私は本当に恵まれているなぁ、です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともお付き合いいただければ幸いです。
おまけ
本日のお昼の登場人物たちのトークテーマ。
お題は“ヤブ医者”
叔母条「医者を信じてないから黙って薬を出してくれるところにしか行かない。病院を変えたら必ず検査させられる。それが嫌だ、医者は信じてないから自分の好きなようにしたい!」(要約)
四条『ワッ、さすが姉妹……今の主治医に薬だけ出せって言った母条と同じ……』
母条「あんたそれはヤブだわ。ちゃんと検査してもらいな」
四条「エッ」
叔母条「だってなんでもないだから黙って同じ薬出せばいいのに、検査で金稼ごうとして。そっちのがヤブでしょ」
母条「そりゃ前は前、今は自分の患者さんなんだから検査から半年も一年も経ってたら念のため検査しませんか?って言うでしょ」
四条『ぐう正論』
母条「もし検査結果変わってて薬の処方違ったら医療ミスになるとかもあるんじゃないの?」
母条「検査しない方がヤブだわ。医者の言うこと聞かないとダメでしょ」
四条「👏👏👏👏」
いやぁ、見事な棚上げでした。
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