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あきらめなければ道はひらけるし、夢もかなうよ(全くの未経験からキャリアチェンジした、とあるウェブデザイナーの場合)

最近自分の事を振り返る期間があったので、キャリアの棚卸しをどこかにまとめておこうかなと思い、ここに書いてみることにしました。

最近ウェブデザイナーを目指す人が増えている?気もするのであんまり参考になるかわかりませんが笑、全くの未経験からはじめて、今はフリーランスとしてなんとか食べている、一人のデザイナーの例として見てもらえばいいのかも?と思います。

■子供の頃の夢

僕の子供の頃の夢は「通訳」か「デザイナー」でした。その時はデザイナーは「なんとなくなりたいかも?」と思ってた程度です笑

高校生になって美術科や音楽科もある、芸術の教育が比較的さかんな高校に入り(僕は外国語科でした)美術の授業で、先生に造形をほめられたのがきっかけで、なんとなくデザイナーも進路としてありかも。と思ってはいました。

ですが、その時は海外で仕事をしたいという気持ちが先にあったので現実を見ようと思い、語学を使った仕事をすることを選びます。

オーストラリアに留学した時に宿泊した、シドニーのインターコンチネンタルホテルの従業員のテキパキと働く姿にひかれて、通訳ではなくホテルで働きたいと思うようになりました。

■社会人としての基礎やマナーを教わった、ホテルマン時代

学生時代のアルバイトや実習を含めて、8年間ホテルで仕事をしました。

客室の掃除からはじまり、ベルボーイ、フロント、レストランバーテンダー、宴会サービスと、ほぼホテルの表側で見える全ての仕事を経験。

タイ・プーケットにある、外資系のリゾートホテルでも働くチャンスをいただき、世界中の様々な国からスタッフやお客様が集まる場所で日本人・外国人観光客に関するサポートを行ってきました。

サービス業は、つねに時間との勝負です。
パッと見はキレイに見える仕事ですが、裏側はまるで戦場のようで様々なスタッフが走り回っていました。

そんな忙しい中でも、お客様から「ありがとう」と言われるのはとてもうれしかったです。

仕事自体は好きだったのですが、あるとき盲腸になって入院することになり、ベッドの上でボーッとしながら、ふと考えたのが「このままでいいんだろうか?」ということ。

がむしゃらに突き進んできましたが、ここではじめて一つの迷いが出たんです。

このまま昇進して、マネジメントに向かっていくというホテルマンのキャリアがはたして自分に向いているのか?と思った時に、個人事業主として仕事をしている父の姿を思い出し「一人で身を立てられる仕事をしていこう」と思い、転身を決意。

26歳でホテルの仕事に別れを告げましたが
ここで得た様々な経験や財産は、今でも僕の大切な宝物となっています。

■全くの未経験から、ウェブデザイナーになり修行

ホテルマン時代に、ボーナスをはたいて、マッキントッシュのノートパソコンを買いました。
(当時のパソコンは今とは比べ物にならないほど大きく、ぶ厚いものでした)

当時出たばかりの「イラストレーター」というデザインソフトを購入し、しばらくはアルバイトをしつつ、夜間のスクールに通ってグラフィックデザインの基礎やソフトの使い方を学んでから、ふらっと放浪旅行に出て写真を撮ったり、イラストを描いたりしていました。

そんな中インターネットが出始めて、ウェブデザイナーという仕事があるのを知り「これからはきっとインターネットの時代になる。これだ!」と決意。もう1つの夢だった、デザイナーの仕事に進んでみることにしました。

まずはレンタルサーバーを扱う会社にアルバイトで入り、事務の仕事をしながらドメインやサーバー、HTMLというプログラミングを覚え、完全に独学ながらもホームページを作り、就職活動をはじめました。

が、全くの未経験に加え、デザインの実務スキルがあったわけではないので就職活動は難航。
さんざんな結果となり、50社近く履歴書を送っても突き返される現実。

もうダメかも。。とあきらめかけた時にようやく
小さなウェブ制作会社に雇って頂けることに。
やっとスタートが切れると、涙を流して喜んだものです。

そこから、再び勉強をする日々が始まりました。

昼間は社長とともに、クライアントのお客様の元へ、スーツを着て向かい提案やとりまとめ、撮影の同行などをするディレクターとして働き、会社に戻ったら、社内に一人しかいないデザイナーさんに教わりながら一緒に制作、更新をしていくという毎日。

一週間ほぼ泊まり込み体制で、会社に着替えや寝袋を持ち込んで仕事をしていました。平均睡眠時間3〜4時間というハードな環境の中、1年間頑張ってみたものの、さすがに身体に限界が来てしまい
退職することに。

それでも全くの未経験だった僕を拾ってくれて、厳しく育てていただいた社長をはじめ、様々なノウハウを教えてくれた当時の先輩デザイナーさんに今でも本当に感謝しています。

そこからは、様々な現場を見たいと思い、個人のデザイナーさんの事務所や企業のデザイン部などに入って仕事をしたりしながら、デザインの引き出しを増やすことをしばらく続けていました。

様々な厳しいダメ出しや納期にもまれながら笑、地味に積み上げていった。当時を振り返るとそんな感じです。

ヘコむ事もたくさんありましたが、そんな中でもあきらめずに食らいつき、いい人との出会い・サポートにも恵まれました。

■独立を意識し、デザイン+アルファを学ぶ

しばらく流浪期間を続けていましたが、今の妻と一緒になることになり、また将来独立することを見すえて、1からサービスを作り、成長に関わる仕事がしたいと思うようになり、当時まだできて2年目の、スタートアップのベンチャー企業へ転職。

スタートアップの会社なので、マルチプレイヤーである事が求められます。営業電話を取り、メールを返し、社長や営業マンとともにお客様の元に提案しにいったりと、まさに何でもありの仕事内容でした。

ホテルで様々な業種の仕事をしたり、制作会社でディレクターをしていた経験が役に立ったなと思います。

またエンジニアと近い場所にいたので、プログラミングをしっかりと学ぶことができたり、マーケティングにも配属され数値を分析しながら今後やるべき対策を考え、提案していったりと、デザイン以外の幅もここで広げることができました。

改めてわかったのは、数字につながらなければデザインをする意味がないということ。結果を出したり、売上を上げるためにデザインの力が必要になる。

様々なデザインを作っては、片っ端から広告として使われ短期間でボツにされていく現実を見て、その事を深く意識するようになりました。

■悩み抜いた上で、いきなりポンと背中を押されたフリーランスデビュー

そんな中で結婚して子供が生まれ、ライフスタイルが一気に変化しました。

そろそろ独立しようかな。。と考えてはいたものの、家族を抱えるとなかなかその決断ができず、どうしようか迷っていたらあっという間に4年が経ちました。

子供が幼稚園に行く年に近づいてきた時に、やっと重い腰を上げ、家族の近くで仕事をしようと決意。

近所で司法書士として働いていた義弟もその頃、ちょうど独立したこともあり半ば背中をポンと強引に押されるような形で、勤務していた会社の仕事を一部頂きながら、独立することにしました。

■個人事業主になり、その先へ

独立してすぐに、幸運にもクライアントの方からご指名をいただくことができ、仕事にありつけるように。ある意味ラッキーだった気がします。

大変だと思ったのは、経理と営業のこと。

イチから経理と簿記を勉強し、クライアントの依頼を対応しながらこれらのことも考えていく。という事は現在も正直あまり慣れていません笑

仕事をなくなったらどうしよう。。という個人事業主独特の悩みも経験し、たまに眠れないときもありました。

それでもしばらくは勉強と割り切り、子供が幼稚園→小学校にあがるまでは、家で成長を見守りながら、マイペースを保ち仕事を進められたと思います。

そしてあっという間に3年が過ぎさり、息子も小学2年生に。

そろそろ次を見すえていこうと思い、今はマーケティングのプロでもある、コンサルタントの方に厳しいご指導をいただきながら、自分のオンライン講座を作りつつビジネスの事を学んでいます。

■たとえ泥臭くても、夢はもっていれば必ずかなう

僕なりのこれまでの過去を含めて、ちょっと書いてみました。大分泥臭いため、今まで書こうかどうか迷ったところがあります笑

ただ、この僕の泥臭いキャリアの中でも、一つだけアドバイスできるのは「夢や目標をあきらめずに、前に進めば必ずかなう」ということ。

「あきらめたら、そこで試合終了だよ」
スラムダンクというマンガでバスケ部の顧問の安西先生が、三井くんにいった言葉です。あきらめかけたり、心が折れそうになった時に、僕はこれを心の中で唱えていました。

最近の名言だと、鬼滅の刃で、善逸の師匠のじいちゃんが放った言葉でしょうか。「泣いてもいい、逃げてもいい、だがあきらめるな」

なんだかんだで周り道もあったけど、自分がやりたいと思ったことを確実にかなえているのかもな。と思います。

道半ばですが、これからも自分の「やりたい」に素直になり、かなえていきたいと思いますし、もし悩んでいる人がいれば、「俺はこんなに青臭かったけど、何とかなるもんだよ。」と背中を押してあげたい。

クライアントのお仕事に関わる中で「ウェブデザイナーになりたい」といって営業からディレクターへ異動してきた、ある新卒の女の子がいました。

ある日仕事帰りで一緒になり「私はデザイナーになれるんでしょうか?」と、当時迷い、悩んでいた彼女に「なりたいなら、悩む前にまずは実戦でやってみたら?」とアドバイスをし、彼女はその言葉通りにディレクターからデザイナーへ転身。

文字通り、何もない所から修行し、2年間の経験を経て先日新天地へ飛び立っていきました。今後どう成長していくか楽しみです!

何もない所にタネを植えるのは、確かに大変ですが、彼女や僕のように、あきらめず泥臭くてもやってみることで必ず道はひらくと思います。

今は僕がなった時代に比べたら、技術も進化し学びやすくなったな。と思います。ただデザインのノウハウだけは人から教わらないとわからないなというのは、昔と変わらない気がします。

長文になってしまいましたが、見て頂いた方に感謝します!何かのお役にたてば、うれしいです。

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