京アニの放火犯青葉真司について、何か書かなきゃいけないのかなと思いながら書かなかったと思う。
✳ツイッター（エックス）では呟いていたと思いますがnoteでは青葉真司についての事は書いて無かったですよね？

その頃私は精神的に追い詰められている中、アニメの仕事が忙しく京アニに知り合いも無くただ、ただびっくりした思い出がある。
埼玉に住んでいるのにそこまで行くなんて…よほど好きなのだろうか？とさえ思った。
秋葉原無差別Ｘ人の場合も、ネットの中での孤立や職場でのトラブルなのに秋葉原にわざわざ出向きそこで凶行をするのは、思い入れがあるからだろうか？
と思った。
そこで何故？と。

京アニの被害者数は多いので、放火で無くなった数で最も多いのではないかと思う。
尚且つ世界中のアニメファンが多い京アニだ
人々の話題になった。

青葉真司の身の上が可哀想という話があり、先程青葉の生い立ちを書いた記事を読んでみた。
確かにそうだと思った。

青葉真司を誰も大切に思っていない事が一番
可哀想だと思った。

母親からは捨てられ父親は自ﾀﾋ。ついで妹もそして兄も自ﾀﾋ。
「俺には失うものなんか無い」
と青葉真司は京アニに向かう前に言ったらしいが
もう、ずっと子供の頃からそうだったと思う。
京アニ事件の前には窃盗や、強盗も働いて刑務所に入り出所したものの数年経ってこういう惨事を引き起こした。

自分を人間として大切にされた記憶が無い人

の心の中はどうなのだろうと、思う。
人を大切に出来ない人間になる可能性はある。
だから、そういう子供は全てでは無いがやはり他人の事も何も思いやれない場合があるので、愛情というのは大切なことなのだなと思った。

ところで青葉真司は京アニに小説を送ったらしいが、いったいどんな話なのだろうか？
青葉真司は、京アニのアニメを観たことがあるのだろうか？

ヴァイオレットは、やはり孤児で愛を全く知らなかった。愛を理解しなかった。
なので愛を知るために、戦争で両腕を失ったにもかかわらず手紙の代行人をし続ける。
✳義手なので、機械人形に見えますが人間です。
最初は血の通っていない報告書のような文しか書けなかった。
そんな少女が、余命の少ない親の頼みで手紙を書いたり、心の中に愛する者がいるのでその人に書く手紙を代行する。
考えて見れば本人が書けば良いのだが、これはヴァイオレットや見ている人間に愛とはこういうものなんだよと教えるアニメである。
これを青葉真司は観たのだろうか？
私は観ていない気がする。

人が人を大事にするという事を理解しようとつとめても、どうしても実感が湧かないのかもしれないが…

愛の知らない者が愛を伝える会社に火をつけ、人命を簡単に失わせてしまった。

　神がいるとしたら、何故そんな酷い事を黙ってみているのだろうと、思うが…

世の中は良い人はずっと幸せに暮らして
悪い人は悪い事が起こるのが当たり前
なんていう世界では無い。

だから、それまで自分の人生を生きるしか無い。

ところで、京アニで亡くなった方々は青葉真司の動機を知らない。
何故自分がこんな目に合わなきゃいけないのか全く思いもよらず、何かの失火でなったと思ったと思う…

もし、青葉真司の身の上を知ったらどう思うだろうか？
だとしても、許せない気持ちが当然あるだろうが。
何しろ彼らはクリエーターで、ずっと良質な作品を作り続けよう。これからもこんなアニメを作ろうと毎日そればかりを考えていた人達である。
無念だったに違いない。

青葉真司、この男には京アニの作った全作品を毎日見せ続けるのはどうだろうか？
そして感想の手紙を書いて欲しいのだが…
それでも愛などを感じ取る事は出来ないか？
せっかく産まれて来たのに

１度も愛を知らずに生きていた人間は、ﾀﾋぬのもたいした事じゃないだろう。

是非愛を知って欲しい。

＊看護師に優しくされて恋が芽生えたとかいう話は風説の流布かな？と思ってあまり信じていません。

追記:私も自分の思い込みで書いているので間違っているかもしれません。そして、人が人から愛情を貰えなかったからと言って必ずそういう人が何かをするとは思っていません。
動物を愛し、可愛がる人になる場合だってあるかもしれません。そして友達が出来てそういう飢えから逃れる場合もあると思います。
愛など知らなくても生きていけるし大丈夫だよという人も、勿論いると思います。

ただ、今回は青葉真司と京アニの作り出したものの対比を考えたら大きかったのでこういう文章になりました。