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[安定]という名のリスク

ここ数年、職場の在り方や雇う側と働く側の考え方、意思の通し方って
変わってきたなと思う。
もちろん働く側のメリットが優先だ。
【雇ってやる → 勤めてやる】ってことにシフトチェンジしている感じ。
確かに自分が思うように進まなければ仕事なんて楽しくないし、
やりがいもない。
もっと言えばこの10年で、会社 << 個人 という図式に変わってきた。
不景気やら企業の中のハラスメントやらで仕事においての[安定]なんて
言葉はうっすらあるかどうかなのかもしれない。
でも自分からその[安定]に近づけようとすることは少なからずできる時代になった。

そんな時代を象徴しているのが芸能界。
個人として動く人が増え、独立というニュースがここ最近かなり増えた。
特に名の知れた俳優さんたちが次々と独立や移籍をしている。
ある程度売れるとそれなりに自分の価値を商品として周りにどうウケるのか
確かに気になるところだろうし、自由にやりたい作品を選び演じられるのは喜びだろう。

timeleszの菊池くんが専属エージェントになり個人FCを立ち上げるという
ニュース。
本人は「グループの脱退も独立もない、グループ中心で動く」とのこと。
う~ん…なんか複雑すぎんか?
こちら側はただ応援すればいいのかもしれないけど、下手したらFCが2つ
できるってことなの?的な…。
そもそも今までは事務所=所属+マネージメントが主流だった日本の
芸能界。
海外からエージェントが輸入されたものの、定義が熟知されていないのと
日本と海外では意味合いも契約の仕方も違うとのことなので余計に複雑だし理解が難しいところだ。
以前からグループとして所属してるけど個人で会社を作った人もそれなりにいた、でもそれは税金対策なんて言われてたけど今は、違う。
グループの仕事のみの窓口があくまでもスタエン社であり、個人の仕事や
事務作業は全て自分自身でやるということなんだろうなとふわっとこちらは解釈している。

嵐のようにグループまとめての新会社=マネージメント(所属)会社だったら分かる。
社長も自分たちではなく、外から招いているところを見ると彼らはあくまでも表に立つ側になり、裏での事務処理などはしっかり熟知し、確実な人に
やってもらった方がよいと判断したのだろう。
無知で見様見真似ですると後々痛いことになるものだし時間を取られる。
まぁニノに関しては先走ったところあるだろうけどニノは嵐の新会社も
エージェントなのかな?マネージメントを統一するかどうかだろうな。
こうなったら一緒にすればいいのになぁ。
嵐の会社、これから他の人たちも所属すると面白いな~って思う。
今は彼らのみ、伸び伸びとやれる場所を確保しているんだろうけど、5年後あたり後輩も所属するといいなと思う。
嵐イズムを受け継いでくれる人がいると嬉しい。
5人で新会社を作ってくれたあたり、やはりグループとしての絆は本物だなとファンとしてはとても嬉しいニュースだった。これからに期待!!!!!

で、キンプリふたりはスタエン社とはエージェントも所属もしてるんだと
思う。
レコード会社さんも本当に素晴らしく彼らを支えてくれているのでしばらくはその方がよいはず。
私はれんかいに関しても賢明な判断だと思ってる。
まだ彼らはデビューして5年だ。
彼らの[安定]と呼べるものは安易に飛び出して得られるものではないかもしれないと判断しただろうし、現状を把握してのことだろう。
いろんなことがまだ無知だろうし、自分たちの受け皿=基盤がないとまだ
多方面に迷惑や心配をかけることになると思ったのかもしれない。
それにれんかいはあの縦横の繋がっている事務所が好きなんだと思う。
この間、西畑くんと正門くんが「廉はずっとキンプリとして(デビューを)待っていてくれた」って(by西畑くんブログ)言っていたし。
私もあの縦横関係が好きだ。
これはどのグループを応援している人にも言えるはず。
嵐やTOKIOのように会社を作って離れてもアーティストとしての所属をして
縦横を維持してくれているのは本当に嬉しいし有難い。

同じ境遇で同じ夢と希望を持って、アイドルに誇りを持ってお仕事をしてくれることに日々有難さを感じるわけで、その裏でゴッタゴタな感じにはなってほしくないっていうのがファンとしての希望。
それによって方向性もやることも変わってくるから。
でもまぁ別に変わることに関しては本人たちの希望もあるだろうから
100%悪いことではないけれど、とにかく戸惑うし不安になるのだ。
特にれんかいはそこにとどまってくれた嬉しさをこれからも一緒に噛み締めたいから今の現状にほぼ私は満足している。
要はどんな形であれ、ファンは安心して応援したいのだ。

昔よりも今の時代の方がどちらかといえば自分たちのしたいこと、やりたいこと=ファンが喜ぶものの視点が違うと既存のファンは結構な率で確実に
離れる。
まぁそれを良しとする既存や新規ファンもいるからある程度成り立つ部分はあるのは確かだけど、推したちが楽しく幸せにしてあげたいファンとの意思の一致って簡単なようで難しい。
今までのように推しが「僕たち、私たちこうします、これどうぞ!!」とやったことを手放しで喜ぶ=全肯定のファンは少なくなっているはず。
微妙なズレが大きなヒビになることだってある。
自分たちがやりたいようにやることはある程度、リスクを伴い、最低限の
ファンへのケアやマナーは推したちも必要な時代になってきたのかも。
相手も自分もWinWinの関係って難しい。
その点に関しては今のれんかいの活動は、私としてはほぼほぼ合致しているのは嬉しい。
※一部、相手の気持ちなんぞ考えていない層も少なからずいると私は
今の職場では思う・笑

楽しく推しを推したい。
ただそれだけなのに今の社会やシステムが少々複雑すぎなのかもしれないが
ファンもそれをちゃんと理解しなければいけない時代に突入したのかもしれない。

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