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オルゴールのモンキー

これは、映画「オペラ座の怪人」のエンドロールに流れるファントムの永遠の孤独と嘆きと哀しみを歌った歌詞です。

荒れ果てた世界に生まれ落ちて 限りなく続くむなしい日々 孤独だけを一人の友として暗黒の世界で生きる道を探り続ける お前を支えるものはどこにいるのか?お前を慰め抱きしめてくれる者は?孤独だけを一人の友として 自ら支えて一人生きてゆく 一度たりとも夢に見たことがない 人の腕に抱きしめられることを 生まれたときからお前は知っている 自分のハートは自分だけのものだと深い孤独の中で一人笑っているお前 荒野に生まれ落ちた子供 孤独だけを一人の友として 相手のいない愛をはぐくみ一人生きてゆく 孤独だけを一人の友として それでも生きる 愛を知らない孤独な人生を

ラストの場面でオルゴールのモンキーが出てくる辺りから私はいつも目頭が熱くなってきます。これは「25周年記念公演版」を見ての話です。愛するクリスティーヌをラウルに譲って一人になったファントムはモンキーの顔を撫でながら、「仮面舞踏会 華やかな仮面パレード 素顔を隠せ 誰にも見つからないように」と友に語りかけるように歌います。そこへ指輪を返しに戻って来たクリスティーヌに、ファントムは心を込めて歌います。「クリスティーヌ 愛している  心から」と。映画のあの歌詞を知ってからは、ファントムがさらに愛しくてなってクリスティーヌと同じ涙を流すことができるようになりました。

このオルゴールのモンキーは、ミュージカルの要となる三つの場面に登場します。

一つ目は、最初のオークションの場面です。ラウル・シャニュイ子爵は、このオルゴールを落札し、「奏で続けるのか?私たちが皆、死んでも」とつぶやいて物語の結末を予感させます。ファントムに対する贖罪と羨望の意味が込められていたのかもしれません。

二つ目は、オルゴールのモンキーが、怪人の部屋で気絶し眠りについていたクリスティーヌを起こす場面です。この後の話を進める前に、クリスティーヌがこの部屋に居るきっかけを話さなければなりません。それはオペラのリハーサル中の事故です。事もあろうにマドンナめがけて背景幕が落ちてきたのです。マドンナがリハーサルを見に来た新しいオペラ座の支配人に抗議すると、支配人は「よくあることです。」と言ってマドンナを宥めようとしますが、これに対し「よくあることよ。年がら年中!この3年間、不気味なことばかり。でも、何も手を打たなかった。」と息巻いて帰ってしまいます。チケットは完売しているのにマドンナのカルロッタが出演しないとなると代役を立てねばなりません。そこで、マダム・ジリーがコーラスガールのクリスティーヌを「優れた先生が指導を。歌を聴けば納得されますわ。」と言って推挙します。支配人に「先生は誰かね?」と聞かれたクリスティーヌは、「お名前は存じません。」と答えます。その先生はファントムだからです。彼の存在を知っているのはマダム・ジリーだけです。もし知ったら、大道具の主任ブケーのように殺されてしまうでしょう。歌を聴いた支配人はクリスティーヌを代役に大抜擢し、上演のオペラ「ハンニバル」は大成功を収めます。ところが皮肉なことにファントムが与えたクリスティーヌの歌声を幼馴染みでもあるパトロンのラウルがその声を聴いて恋心を抱いてしまいます。それを知って憤ったファントムは、クリスティーヌの「音楽の天使、私を導いてくれる守護霊、姿を現して下さい。私の先生!」の呼び掛けに応じて、彼女の部屋の鏡のドアを開け、長い地下通路を通って怪人の部屋へ招き入れたのです。

この作品の成功の決め手は「対極」だと思います。ファントムとラウルならば、醜と端。クリスティーヌとカルロッタならば、ピュアとマドンナ。この対極が明確でないとこの作品の魅力が半減してしまいます。「25周年記念公演版」は、ファントムとラウルの対極は成功しています。なぜなら、ファントムの顔の特殊メイクが本当に醜く仕上がっているからです。映画版のファントムは醜男に見えません。でも、クリスティーヌとカルロッタの対極は成功しています。私は、当時18歳のエミー・ロッサム演ずるクリスティーヌのピュアな歌声を聴いて鳥肌が立ち涙しました。これならマドンナを押し退けて大抜擢されても観客は納得することでしょう。「25周年記念公演版」で泣けたのはラストのオルゴールのモンキーの場面だけだったので、ここで初めて、アンドリュー・ロイド=ウェバーの曲の本当の良さがわかりました。「25周年記念公演版」のクリスティーヌ役のシエラ・ボーゲスは確かに上手い!でも、対極という面ではあまりカルロッタとの差異は感じられませんでした。「25周年記念公演版」が成功裏に終わったのは、ファントム役のラミン・カリムルーの力強い美声と細やかな感情表現の賜物だと思います。それに舞台美術の素晴らしさも加えておきたいと思います。コンサート会場をオペラの舞台に変えたのは画期的な試みでした。オーケストラピットは舞台の2階フロアーに設置され、指揮者が見られるように舞台前方に数台のモニターが配置されました。ピットの前後に紗幕を貼り、 プロジェクションマッピングで場面転換を図ったのも舞台構成に一役買いました。また、ピットの前方に上下に可動する鉄製の橋をセッティングして地下通路を再現したのは素晴らしいアイディアだと思いました。また、きらびやかなシャンデリアの演出も見事でした。そのシャンデリアが最後にオークションにかけられ、布で覆われたシャンデリアがその姿を現すと同時に火花が四方に飛び散り、ファントムのテーマ曲が大音量で奏でられてミュージカルがスタートする演出はかっこいいの一言に尽きます。

夢心地のクリスティーヌは、作曲に没頭するファントムに近づき、彼の素顔見たさに仮面を剥がしてしまいます。すると、昨夜の威厳を持って「音楽の力」を甘美な声で歌い聴かせたファントムが怒り狂って呪われた過去の少年へと豹変します。彼の少年時代を知っているのは、マダム・ジリーだけです。彼女はラウルに請われて仕方なく、こう語りました。

もう何年も前、この街に旅回りのサーカスがやってきました。私はバレリーナになることを夢見ていた少女で、オペラ座の寄宿生でした。「おいで、おいで、中にお入り、入って、ご覧、悪魔の落とし子を。どうです?これが悪魔の落とし子です。」と言って、少年の作っていたモンキーの人形を踏みつけながら少年の被り物を取り、「醜い化け物」と叫びました。客が立ち去った後、彼は投げ銭を集め始めました。その時、少年は彼の首に縄をかけモンキーの人形を持って檻から逃げ出しました。「人殺しだ!」と言われて逃げる少年を私はオペラ座の中に入れ、残酷な世間から少年を匿いました。その日以来、彼の世界はオペラ座だけです。ここが彼の遊び場で、今は彼の芸術の領域…彼は天才よ!建築家でデザイナー、作曲家で魔法使い。天才です。

素顔を見られてしまったファントムは、クリスティーヌに向かって、「詮索好きなパンドラ!」「嘘つきのデリラ!」「おまえの想像を絶する醜くさだろう。私を直視する勇気があるか?」と畳み掛けるように責め立てます。そして、哀願する目でクリスティーヌに訴えます。

私のことを慕えるか?地獄の炎に焼かれたこの忌まわしい怪物は…、それでもひそかに天国に憧れている、ひそかに、ひそかに。だがクリスティーヌ、恐れが愛に変わることもある。おまえならわかるはずだ。この化け物の中に人間がいることを。獣のような不気味な姿をしていながら、それでも、ひそかに美の世界を夢見ている、ひそかに、ひそかに。

クリスティーヌは涙を流しながら、仮面をファントムにそっと差し出します。仮面を着けたファントムは威厳を取り戻し、クリスティーヌを彼女の部屋へ帰します。そしてファントムは次の公演の主役にクリスティーヌを抜擢するように支配人に要求しますが、その要求は退けられ、マドンナのカルロッタが舞い戻ってオペラの主役を務めます。怒りが収まらないファントムは、姿を見られたブケーを舞台の上から吊るします。会場は大混乱し、ラウルは怪人を恐れて逃げ出したクリスティーヌを追ってこう言いました。「怪人などいない!」と。すると彼女はこう語りました。

そして、私はこの目で彼を見たの  二度と忘れられないわ まぶたを離れないあの顔 とても顔とは呼べないようなあの顔…私はそれを見た暗闇の中で 暗闇の中で でも彼の声は私の心を満たした とても不思議な甘い音色で そして音楽が私の心に溢れた 忘れられないあの夜 !私の魂はたちまちその言葉に包まれて 高く舞い上がった!聞いたことのないような素晴らしい音楽 あの時のあの方の目 この世のすべての悲しみを秘めていた 懇願するようなあの目・・私を威嚇しながらも 憧れに溢れていた

これを聞いたラウルは、「君を救い出したい!その孤独から。君を守ってあげるよ。僕はここにいる君のそばに。誓って欲しい、僕と分かち合うと。たったひとつの愛、たった一度の人生を。君がどこへ行こうと、僕はついてゆく。」とクリスティーヌに求愛し、ふたりは結ばれます。これを聞いていたファントムは怒りをあらわにして、こう叫びます。

私の音楽を与えた  そしてお前の歌に翼を与えてやった そういう私にお前は どう報いた? 私を拒絶し裏切った あの男はたちまち恋に落ちた お前の歌を耳にしたその瞬間に クリスティーヌ きっと今に呪うだろう!今日というこの日を!ファントムの願いを聞き入れず 私に背いたこの日を!

この日から半年の間、ファントムは身を隠します。そして、新年を祝うオペラ座の仮面舞踏会の場に、腰に剣をつけ手にスコアを持ったファントムが突然現れます。そこには婚約したクリスティーヌとラウルもいました。ファントムは、「私はあなた方のためにオペラを書いた。これが完成したスコアだ。」と言ってスコアを床に叩きつけます。“勝利のドン・ファン”!彼は剣を突き付け、リハーサルを始める前に幾つかの注文をします。剣を納めてから、クリスティーヌには、「彼女はベストを尽くすだろう。美声にも恵まれいる。だが、それ以上のレベルを目指すなら、もっと学ばねばならない。プライドがあるなら私のところへ戻るのだ。彼女の師の胸へ」と言って、彼女の首飾りを引きちぎり、「放すものか!お前は私のもの!」と叫んで床下に姿を消します。

ラウルとファントムの狭間に身を置くクリスティーヌは父親の墓所を訪れて歌います。

あなたが再び姿を現してくれたら そして私のそばにいてくれたら  時々思えるのそれを夢に見続けたら あなたが本当にここに姿を現すだろうと あなたの声を再び聞くことができたら…よくわかってるわ それはありえないこと あなたを夢に見ても それは叶わない  夢を叶えるのは私自身なのだから あなたはとても優しくて温かかったから 涙をこらえ続けたこの長い歳月…過去はなぜ静かに死んでくれないの? あなたが再び姿を現してくれたら いつか“さよなら”を言うと 分かっていても私を許し 生きる術を教えて その努力をする力を 私に与えて 思い出はいらない しのび泣きも もうたくさん 
(さまよえる娘よお前は力弱く混乱して 私の導きを必要としてる)
あなたは天使?お父様?友達?それともファントム?そこにいるのは誰?
( 天使を忘れたのか )
天使よ あなたの声をもっと聞かせて 私の声の中にこだまするように 
(冬の中をさまよい過ぎた娘よ 父親の目を注ぐ私の元から離れて…この胸の高まり…私に抵抗しつつ 魂は私に従っている)
音楽の天使!私はあなたを否定して 真の美から遠ざかろうとしていた 音楽の天使!私を遠ざけないで さあ私の所へ 謎に満ちた天使よ

ラウルはファントムの提案を受け入れました。クリスティーヌが歌えば必ず彼が現れ捕らえることができると考えたからです。クリスティーヌは、「私に声を与えてくれた人を裏切れと言うの?」「彼のえじきになるの?」「それしかないの?」と悩みました。ラウルは“勝利のドン・ファン”の上演の日に武装した警察官を配置し、すべてのドアを封鎖しました。しかし、ファントムの方が一枚上手でした。女たらしのドン・ファンがイケメンのパッサリーノに命じて小娘を誘いださせ、途中から顔を覆ってパッサリーノに成りすまし、小娘を口説くという手口をオペラの中に仕込んでいたのです。ファントムはドン・ファン役のピアンジを殺し、顔を覆ったファントムはドン・ファン役に成りすまして舞台に上がります。小娘役はクリスティーヌです。スコア通りにオペラは進行していきますが、クリスティーヌは、ドン・ファンがファントムであることに気付き、覆いを取ります。ファントムは心を込めて歌います。ラウルがクリスティーヌにしたように。

分かち合うと言ってくれ ひとつの愛 
一度だけの人生を 救い出してくれ この孤独から 私に言ってくれ ここに そばにいて欲しいと お前がどこへ行こうと私も一緒だ クリスティーヌ 私の望みは…

ファントムは、クリスティーヌの左手の薬指に指輪を嵌めプロポーズしました。すると、クリスティーヌは仮面をむしり取り、慌てたファントムはクリスティーヌを引き連れて怪人の部屋へと向かいます。ラウルの計画は 想像を絶する最悪の事態を招く結果となりました。

三つ目は、ファントムがオルゴールのモンキーの顔を撫でる場面です。ファントムはクリスティーヌに「私との人生か!それともラウルの墓か!」の選択を迫ります。でも、選択したのはファントム自身でした。その経緯は下記の通りです。

  • (フ)=ファントム

  • (ク)=クリスティーヌ

  • (ラ)=ラウル


(フ)再び身を隠そう我が絶望の地下牢へ  飛び込もう私の心の牢獄へ  進もう暗闇の続く道を 奥深く地獄の底まで 私が冷たい地下牢の囚人なのは 罪よりもこの忌まわし顔のせいだ 
(人殺しを追え捕まえろ!)
人々に追われ憎まれてきた 優しい言葉も同情もない クリスティーヌ なぜだ?なぜなんだ?
(ク) 血に飢えたあなたもこれで満足? 私はあなたの欲望の餌食?
(フ) 私は血を好む運命 だが肉体の欲望が受け入れられることはなかった この顔は我々の愛を毒する病気だ この顔を母は恐れ嫌った 仮面は私が初めて身に付けた非情な衣服だ 同情しても遅い むこうを向け 運命と向き合え お前は永遠にこの顔と向き合うのだ 
(ク)今の私はその顔を恐れはしない 歪んでいるのはあなたの顔ではなく心 
(フ) 待て!どうやらお客様だ
(ク)ラウル!
(フ)これは実に無上の喜びだ 是非君に来てもらいたかった これで願いが叶った おかげで完璧な夜だ 
(ラ)彼女を離せ!後は好きにしろ!憐れみはないのか?
(フ)情熱的な恋人だ 
(ク)ラウル!無駄よ 
(ラ)彼女を愛してる 情けはないのか?
(フ)私に情けをかけた者はない
(ラ)クリスティーヌ 彼女に会わせてくれ 
(フ)ご自由に君を歓迎しよう 私が彼女を傷つけると思ったか?なぜ私が彼女を責める 君の罪のために!

ファントムは油断したラウルの首に縄をかけ吊るします。

(フ)馬車の用意だ 手を目の高さに上げろ!誰にも助けられない クリスティーヌ以外は 私と新しい人生を始めよう 私を愛せば彼は自由だ 私を拒めば彼の命はない 選ぶのだ もう引き返すことはできない 
(ク)あなたの暗い運命に流した涙が 冷え切って憎しみの涙に変わった 
(ラ)クリスティーヌ僕を許してくれ 何の役にも立たず 
(ク)さようなら偽りの友 わずかな希望も砕け散った 
(フ)助けを求めても無駄だ 
(ラ)君が彼を愛すると言うなら 僕の人生は終わりだ 
(フ)いずれにせよ お前の負けだ 私との人生か彼の墓か 
(ラ)なぜ彼女に嘘をつかせる 僕を助ける嘘を 
(ク)音楽の天使 なぜこんなひどいことを 

(フ)彼の命は今やお前次第なのだ
(ク)音楽の天使 あなたは私を騙した 私はあなたを心から信じたのに 

(フ)私の我慢もこれまでだ 選ぶのだ!
(ク) 暗闇に住む哀れな人 どんな人生を送ってきたの?神様どうか勇気を!あなたに教えてあげたいの あなたは孤独じゃないと

クリスティーヌは、ファントムに二度口づけし、彼を抱きしめます。ファントムは何が起きたのか理解できず混乱します。そしてふっ切れたように、何かをつぶやきながらクリスティーヌの手に自分の手を重ね、彼女から離れて燭台へ向かいます。頭を抱えて考え込んだ後、クリスティーヌをちらっと見て、蝋燭を手に持ち、それに火を付けてラウルのもとへ向かいます。そしてラウルを吊るした縄を焼き切ります。

(人殺しを追え!見つけ出すんだ!) 
(フ) 連れて行け!全てを忘れろ! ひとりにしてくれ!さっさと行け!やつらに見つかるな! ボートに乗れ!誰にも言わないと誓え!ここで見た秘密を 地獄の天使のことを 行け!早く行け!私にかまうな。

クリスティーヌは、ファントムに立ち向かおうとするラウルを止め、ファントムのもとから一旦離れますが、指輪を返しに戻って来ます。ファントムは心を込めて歌います。「クリスティーヌ 愛している 心から」と。この場面は涙なくしては見られません。そして歌いながら彼女は去ってゆきます。

誓って欲しい 私と分かち合うと たったひとつの愛 たった一度の人生を その言葉があれば 僕はあなたについてゆく めぐり来る日を 私と分かち合って めぐり来る めぐり来る朝を

この歌は、ラウルだけでなく、ファントムにも向けられていたと私は思います。クリスティーヌには、二つの愛があり、ひとつはラウルに対する「心の愛」と、もうひとつはファントムに対する「?の愛」。彼女はどちらも選ばず二つの愛を成就したと思います。

「25周年記念公演版」では、取り残された仮面と共にファントムの声高らかに歌う「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」で幕を下ろします。

映画版のラストシーンでは、ラウルが落札したオルゴールのモンキーをクリスティーヌのお墓にお供えするモノクロの場面で墓石の横に置いてあったバラの花が色づくところで終わります。そのバラの茎にはクリスティーヌの左手の薬指に一度だけつけられたファントムの指輪が輝いていました。音楽の天使であり、天才でもある彼は生き続けていたのです。仮面とモンキーに頼らない生き方で。ラウルのつぶやき「奏で続けるのか?私たちが皆、死んでも」にはクリスティーヌのファントムに対する永遠の愛が暗示されているように私には思えます。それは魂の愛です。

(See you)