胸の中いっぱいに咲いた想いが

桜みたいにストーリーの風に乗って旅立ってく

心はその身に舞い降りた花弁を

出会いと受け取り

それを自分の一部とした

花の姿はもう何処にもないけど

感覚として宿り

一つで胸の中に生きてる

ありがとう

また一つ

世界の見えかたが

人の見えなかったところが

見えるようになったよ

胸の中に咲いた想いが

放つ香しい感情

愛しくて手放したくなかった

でもあなたとの時間を重ねてくうち

やがて散りゆくことが

嫌でも見えてきて

それでもこの味わい深い感情を

隅から隅へ味わうように苦しみながら

最後まで想いに生きたよ

深くズキンと刻まれた痛みが

誰かの想いを見つけるためのメガネをくれた

それが

なかなか外に気持ちを見せられない人の

想いの花に気づかせてくれる

気づいたとき

その想いに先回りして

不安や寂しさを

少しくらいは和らげることが出来るかもしれない

味わった悲しみを感覚に変えて

誰かの悲しみに気づける人

そんな人に

少しはなれたよ

ありがとう