先週、家で犬を引き取るという大騒動があり。
記録が滞ってしまっていたので
今日から取り返します！

じっくりと休薬したあと、
新しい薬を投与することになった。

◎病名：
　進行性乳がん（多発性骨転移・多発性肝転移）
◎治療歴：
　1)ホルモン（TAM→LET→EXE）+ZOL
　　外科手術（右乳房全摘+腋窩リンパ節郭清）
　2)トモセラピー（骨転移放射線治療）
　3)アフィニトール
　4)ケモ
　PTX&bev→CAP+ホルモン（ANA+LPR）
　→VNR→PTX&bev（再）→ERV
　　　※以上をゾメタと併用で
◎現在の治療：
　GEM（ゲムシタビン）スタート
　※初回投与‥2投1休
◎おもな症状：
　倦怠感、食欲不振、口内炎症、
　手足ほてり＆痺れ、睡眠障害など

いつものように血液検査で、
全体像をチェックする。
まあ、休んでいたからマーカーは上昇。
肝臓の値もやや上昇。

想定範囲内ということで、
主治医のオッケイでました、
ゲムシタビン（ジェムザール）！

主治医がざっくりと特徴を口頭で説明し、
いつもの承諾書にサインをすれば
かんたんに抗がん剤治療が始まってしまう。
これだけ抗がん剤をハシゴしているからなのか。
薬に関する情報を、近ごろあまり
教えてもらってない気がするんですけど
気のせいでしょうか。

なんだか不安がった患者は、
ケモ室へ入ると
大げさにナースへこう言った。
「今日はこの薬、はじめてなんですよー！」
患者業のテクニックとして、
ときどきはこのように
素人っぷりをアピールする手段に出る。
これによるメリットは、
世話好きのナースが、体験談や情報を
積極的に提供してくれることだ。

ケモ担当のナースは、まずこう言った。
「点滴の針をさすと、そこが
ちょーっとピリピリするかもしれへんよ」
ほらでた初耳。
「まあ、副作用はどちらかというと
　軽めみたいですねぇ。皆さんを見てると」
なるほど。それは好都合。

ナース「針のところ、痛かったらすぐに
　ボタン押して（ナースコールで）
　教えてくださいねー」

ということは、ピリピリ（血管痛）が
ある人とない人がいるのだな。
針をさした瞬間、特に異常はなかったので
患者はじぶんが「ない人」の体で
呑気にスマホを眺めていた。

1分経過。

「ん？」
ピリピリとは違うけど、何やら
弱めの「ヒ」くらいを感じ始めた。
「ヒ」を感じる箇所を見つめるが、
とくに見た目の変化なし。
ナースが覗きに来る。

ナース「どうですか？痛い？」
エリィ「痛くはないけど、なんか‥」
ナース「なんかおかしい？」
エリィ「ごくわずかに」
ナース「痛んだらすぐにボタン押してね」

その30秒後。
躊躇なくナースコールボタンを
押しまくるオレ‥
ピリピリはビリビリを通り越し、
バリバリと痛んだ。
ナースが、ホットパックという
ゼリー状のあったかいのを
持ってきてくれた。

※血管を広げ薬の接触を減らすためと思われます

熱すぎないように
タオルを巻いてくれていたが、
「次からは、お家のタオル持ってきてください」
とのこと。
（それより生理食塩水→ブドウ糖に変えられないのか？）

ホットパックを腕に乗せること5分。
温めると、バリバリは おさまっていた。
生理食塩水→吐気止→ケモで
トータル小一時間ほど。
治療時間が短いのは嬉しい。

副作用がどのていど、出るのか出ないのか。
まあ、出ないというのはありえないけど
日々の暮らしに
あんまり響かなければいいのにな。

再診料‥73点
医学管理‥400点
検査‥634点
注射‥1684点
合計→2791点（27,910円）
※患者は3割負担

＼さぁて、今週のエリィさんは？／
・ジェムザールの副作用
・11月13日診察日記（GEM2投目）
・映画「ぼくのワンダフルライフ」レビュー
の3本です。（ほんとうか）

また読んでくださいねー♪（じゃんけんなし）