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終焉逃避行

東京は仕事も遊びも色んな選択肢があって目移りする。


Twitterを見ると半径2mくらいの存在の人がコミケでコスプレしていたり、水着の撮影会に出ていたり、DJイベントやオフ会をやっていたりする。

こんなに可愛くて何でもできる女の子達がたくさんいる中で私は何をすればいいんだろうか。

深夜になるとそんなことをよく考える。東京に来て地下アイドルを本格的にはじめてから応援してくれる人はたくさん増えたけれど、時が来ても消費されて捨てられないような、そんな存在になりたいから、私は私なりの信念を貫いてきた。



お仕事も推しごとも遊びも結局は人と人との繋がり。出逢いは運命だし、もし別れがあってもそれは必然。常にそう思えるような余裕がある人間でいたいから、意図して何にも執着をしないようにしてきた。



生まれてから23年間住んだ福岡。家族も友達もお客さんもたくさんいて、最高な環境で楽しく働けてた福岡。それでも、地下アイドルの中では有名な事務所から東京においでと言われた3日後には上京を決めてた。


結果、今は上京して良かったと思えることは多い。
まずはじめて親元を離れて生活できたし、信頼できる仲間とも出会えたし、仕事の幅の広さを知った。

福岡にいて経験できることの3年分を、半年で知った感覚。リアルにそれくらいの濃度で過ごしてきた。



だからこそ、これから選ばなきゃならない選択肢の多さに困っている。


遠回りをしてもいいけど、最終的には正解を選んでいきたい。人生、寄り道はたくさんしてもいいけど本題を忘れたらダメだよね。


あぁ、アイドルを辞めた後の私は何を求められてると考え何を選択するんだろう。自分ですらワクワクする。



ちょっと怖いけど、楽しみ。

記事を書いた後いつもインスタントのスープか紅茶を飲んでいます。奢ってくれる気持ちで投げ銭してくれると書く甲斐があるってもんです