ふんわりれいな

ふんわりれいな

最近の記事

OIDEMASE

1ヶ月前から、ライブを失敗する夢を見ていた。 CDが無くなったり、緊張でフリや歌詞が飛んだり、MCで何も喋れなかったり。 ライブ開催1週間前からほとんど寝れてなかった。 それでもなんとか3時間は寝て、起きたらいつも寝汗をかいていた。 自分の名前を冠したライブ。 主催ライブはとんでもないプレッシャーがある。 箱選び、キャスティングから物販の案内まで全部自分でプロデュースして、お客様の期待に応えなければいけない。 最終予約数は64人。かげつ時代のアリスシアターでそんなに

    • 罪と罰

      前書き 東京から福岡までの2時間、今時は機内でwi-fiが繋がるけど、いつも敢えて繋がない。 その時間で本を読んで物思いに耽るほうがよほど良い時間になることを知っているから。 何となくTwitterで見かけて読んでみたいなと思っていたZ李氏の「飛鳥クリニックは今日も雨」が面白くて、飛行機の中から実家についても永遠と読み1日で読破したので、中学生ぶりに読書感想文を書いてみました。凄く良い本だった。私が人生において重きを置いてる義理と人情と見栄を煮詰めたような物語。もちろん良

      • Tokyo Rendez-Vous

        上京して半年はほぼ毎月体調を崩していた。 自分のキャパに合ってない活動量だったんだと思う。 レッスン、ライブ、キャバの繰り返しで、ずーーっと身も心も戦闘態勢だから休まる暇がなかった。 でも今はおんふぁいもまた自分で描くか〜と決めたり、ジャグマフを辞めて2ヶ月ほどゆっくりしてようやく体調を崩すことは少なくなった。 職場は歌舞伎町だし今までも池袋や秋葉原でライブしてたからなんだかこう書くとおかしいけど、今までは毎日忙しくて東京に住んでる実感がなかった。 仕事以外で行った

        • ストレンジカメレオン

          中高生の頃、私は不登校だった。 当時は学校を休んだ日はスマホを触れないという家のルールがあったから、限度ギリギリまで曲を入れたウォークマン、学校の図書館で借りた本、あとパソコンからこっそり覗くTwitterだけが私の娯楽だった。 ウォークマンにはTSUTAYAで借りたCDをたくさん入れていた。部活も中1以降は何もしてなかったから時間が有り余っていて、毎週末TSUTAYAに行って4枚1000円で借りるアルバムをどれにするか数時間悩んでいたのが懐かしい。 ジャケットで気にな

          笑顔のまんま

          「この人は色んな要因があってこんなに生きづらくなってしまったんだな、どうにかしてあげたい」 と思うことがたまにある。本人達からしたらお節介だろうしほっといてくれと思うかもしれない。 でも我慢ならない。世界はその人達が思うほど悲しくないし愛で溢れてるのに、自分で十字架を背負って重そうにしてると手伝ってあげたくなるじゃん? 私は自分で自分の機嫌を取るのが超上手いんだけど、それは何があっても楽観的に生きてるから。 今まで生きてきて色んな人と出会った。 18歳から接客業をして

          後天性シンデレラ

          外見は、内面のいちばん外側の部分。 私は結構この言葉が好きだし、理にかなってると思う。 "人相"って言葉があるとおり、顔って本当に性格が出る。 目つきや表情の作り方、シワひとつでもその人の性格が表れる。 私が優しい世界を作ろうとしているのは、そう考えているからでもある。 世間ではもしかしたら、良い人であればあるほど損することもあるかもしれない。 でも、顔から醸し出す雰囲気に刻まれた優しさはみんなを安心させるし、アイドルとして絶対にみんなを幸せにさせるよという説得力にも

          後天性シンデレラ

          絶望賢者の憂鬱

          クタクタに疲れて4時に寝たのに7時半には目覚めちゃった。どうやら心と身体の疲れ具合が違うらしい。心はまだ興奮してるから、落ち着けがてらに昨日のことを書こうと思う。 今回の卒業ライブ、誰にも話してなかった自分の中での裏テーマがあった。 「やりたかったことを全部やる」 「ふんわりれいなはどんな曲にも馴染めるのか検証する」 の2個。 1個目に関しては本当に悔いがない。VMNWとは大好きな絶ポメさんの一攫千金⭐︎わんだーらんどをしてステージからみんながジェットコースターして

          絶望賢者の憂鬱

          アイドル

          東京は本当に色んな人がいる。 福岡にいた頃の私はまだまだ世間知らずのお子ちゃまだったなって心から思うようになった。 優しい世界で、優しい人達と穏やかに過ごしてきたから東京の激しさに心も身体がついてこない時がよくある。 人も、街も忙しない。どこかみんな焦ってるようで、その先は空虚にもみえる。 この街で自分の芯をしっかり守って強く生き抜くのはもしかしたらとても難しいことなのかもしれない。私は福岡では凄く良い人達と巡り合って良い経験をさせてもらってきたから、その人達に顔向け

          終焉逃避行

          東京は仕事も遊びも色んな選択肢があって目移りする。 Twitterを見ると半径2mくらいの存在の人がコミケでコスプレしていたり、水着の撮影会に出ていたり、DJイベントやオフ会をやっていたりする。 こんなに可愛くて何でもできる女の子達がたくさんいる中で私は何をすればいいんだろうか。 深夜になるとそんなことをよく考える。東京に来て地下アイドルを本格的にはじめてから応援してくれる人はたくさん増えたけれど、時が来ても消費されて捨てられないような、そんな存在になりたいから、私は私

          ムーンライトシアター

          頭の中がごちゃごちゃして纏まらないときは思いつくままに文章を書くと綺麗に整頓される感覚がある。キャバもアイドルも、インプットすることが多い業界だからどこかでアウトプットする場所を必要としてるのかもしれない。 今日はキャバ終わりの送りの車中で日記を書いている。金曜日にしてはそんなに混み合ってない店内だった。キャバクラには色んなストーリーがある人がたくさんいて、人間観察することが好きな私にとって向いてる職業だなとつくづく思う。 働く女の子も、ボーイも、きてくれるお客さんも色ん

          ムーンライトシアター

          じゃっ夏なんで

          ブログの存在を思い出したのは、先日同伴したお客様から「れいなちゃんのブログ読んだよ」と言われたとき。 そのお客様はアイドル経由で私のことを知ってくれて、同伴するならって私のことをたくさん調べててくれたらしい。こんなに嬉しいことはない。 そういえばあの頃、ミスiDに参加して毎日のように文章を書き殴っていた。いまはもうcheersは消してしまったから何も残ってないんだけど。残しておけばよかったなとちょっとだけ思った。 昼に起きて素麺を茹でて食べ、セミの鳴き声と扇風機の音でノ

          じゃっ夏なんで

          ミスiD2021 完結

          伸びに伸びたミスiDがやっと終わった。 正直、このまま終わらなければいいのになってこの冬はずっと思っていた。だって、終わらなければ全員ファイナリストという小さなゴールのままだから。 コンテストというものはどうしても結果がでるもの。ミスiDは賞が多いことで有名だけども、どの賞にも引っかからない自分を想像しては怯えていた。 予想通り、ミスiDの卒業式ではずっと気分が悪かった。 自己紹介で初めて審査員の方々に自分を見てもらうから、最後の悪あがきと思ってワンピースを脱いでメイ

          ミスiD2021 完結