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映画にはまり中だニャ~🐈

こんにちは、色彩が明滅して真白になった系🐈こと石山です。
先日発表された『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism(シャニソン)』楽しみですね。enza版シャニマスのイラストをそのまま立体化したような3Dモデルが素晴らしい。3Dモデルには様々なアプローチがあると思いますし、クオリティを評価する視点も様々だと思いますが、2Dイラストの再現を大きなアピールポイントとするシャニソンの方針には強く賛成です。それでいて3D特有のヌルヌルとした動きも兼ね備えているわけで、PVを見た限りでは細かな表情等の表現力も期待できそうですし、現状文句の付け所がないくらいの出来に仕上がっているのではないかと思っています。何れにせよ来週のデモプレイが楽しみです。当たってくれよ~。

シャニマスの話はこれくらいにして本題に入ります。

映画って面白いニャ~🐈

ぼくは以前から割と映画鑑賞が好きで、趣味を聞かれたら二番目三番目には出てくるくらいには好きだったのですが、最近はあまり見れていませんでした。特に理由らしい理由はないのですが、何となく腰が重かったというか、そもそもするのに腰が重いことって趣味なのかという疑問が僕自身頭を過っていましたが、とにかくそんな感じであんまり映画を見ない生活がしばらく続いていました。
そんな生活を打ち破ったのは、先日一日に二本映画館で映画を見たことでした。その映画館は所謂ミニシアターというような所で、普段はあまり行かない地域にあったこともあり、足を伸ばして小さな映画館に映画を見に行くという体験自体が少し非日常を感じ、僕は心躍りました。その映画館がまたいい雰囲気なのですが、そこで見た映画『BLUE GIANT』と『四畳半タイムマシンブルース』が素晴らしくて、しかもどちらもが前向きに人生を生きていこうとこちらに思わせてくれるようなパワフルな作品でした。そんな映画二本を、非日常感のある環境で、同じ日に見たのですからそれはもう素晴らしい映画体験だったニャ~🐈
そんなわけで映画にはまり直したのでこれから色々見ていこうかなと思いまーす。


最近見た映画

ここからは僕が近近で見た映画とその個人的評価や感想を記していきます。だから黙って聴いていて。駆け出す心のBPMを、抑えられない旋律を。

『マジカル・ガール』

点数:4.5(最高5)
いやーーー面白かったね!ここ一年くらいで見た映画の中だと一番好きかな。とにかく見ていて不安になるようなカット、不気味としか言いようのない雰囲気、タイトルとのギャップしかないほとんどホラーな映画でした。僕が映画で特に重視する部分は映像なんですけど、この作品の映像はすごかった。イヤ~~な感じの映像を撮るのが上手すぎる。印象的なシーンの数々と、あえて重要なところを見せようとしないカメラワーク、バックで流れる音楽とドキッとさせる物音、どこをとっても素晴らしい。ストーリーもすごく面白くて、誇張じゃなく本当に一切先が読めない展開にはずっとハラハラしてたし、多くは語らずにこちらの想像に任せる造りは大変好みです。いっちばん好きなシーンは最終盤のあるシーンなのですが、いや、よくあんなに不気味極まりないシーンが撮れたものだと驚嘆しました。僕はああいうシーンが見たくて映画を見ています。かなり特殊で変な映画なのにアングラ感を感じさせない綺麗な画作りとか、上品なタッチも好印象。個人的には近年の中でもかなりの傑作。オススメです!


『BLUE GIANT』

点数:4.2
この映画、青すぎるぜ…
まず、映画館の音響で見れたことに感謝。次に、原作漫画を読まずに見れたことに感謝。最後に、手違いで僕の席が他のお客さんと被ってしまった結果タダで見れたことに感謝。最高のコンディションでジャズジャズしたねー。とにかくひたむきで真っすぐなサックス吹きの主人公、大くんを中心に、熱すぎて赤通り越して青く燃えてる男達のジャズ物語なんですが、マジで熱すぎて辛抱堪らず上映中何度も迷惑にならない程度にのけぞったり前のめったりしてました。もちろん泣きましたよ何度も。熱すぎるので。メインの三人それぞれがあまりにも人生を必死にがむしゃらに生きていて、その姿が主人公すぎて、俺の卑小な魂すら火を点けられてしまったよ。
あのライブは、とても青かった。
オススメです!


『四畳半タイムマシンブルース』

明石さん(中央の女性)が可愛いんだニャ~🐈

点数:4.2
見てよかった…いやホントに……
というのも少し特殊な事実がありまして。僕が見た劇場がなんとこの映画の舞台としている場所とほぼ同じ地域なんですよ。だから帰り道に映画に登場した川の聖地巡礼ができたりなんかして、完全に偶然なのにこんなことあるのかと。運命感じちゃうよね。素晴らしい内容に加えてそんなこともあって僕の中ですごく大切な作品になりました。
そもそも元のTVアニメシリーズ『四畳半神話大系』が僕はとても好きで、「私」の軽快で小気味いい独白がまた新しく聞けるだけでもう大変嬉しい。他にも、相も変わらず美しく可憐な明石さんに、少し可愛げが増したような小津と、懐かしい顔ぶれに何だか鼻の奥がくすぐられるようなノスタルジーを感じました。惜しむべくは樋口師匠を故藤原啓治氏の声で聞きたかったということぐらいかな。いや、中井和哉さんの演技もいいんですがね、そこはどうしても。
物語も当然面白かったのだけれど、僕としては何よりも『四畳半神話大系』の新作アニメが見れるという嬉しさが強すぎて、映画としてどうかとかは良くも悪くも全く気にせず見てしまっていました。でもこれでいいんです。だって最高に爽やかな四畳半の夏を堪能し、明石さんの可愛さを改めて発見できたのだから。
オススメです!


『冷たい熱帯魚』

点数:4.0
R18+の映画って初めて見たかも。キッツ~~~。
多分相当有名な作品のはず。まあそれもわかるというか、少なくとも見たら中々忘れられないタイプの作品だと思いますね。見たことを後悔しているかと言われたらNOだが、見てなにか得したかと言われてもNOというような感じ。とはいえこれは別に貶しているわけではなく。つまり、映画なんてのは必ずしも観客に心地よい時間を提供したりだとか、何か有益なものを与えたりだとかする必要はないということをすごく端的に表現しているなと感じました。映画、というか創作物全般に言えますが、本来なんでもありなはずなのになんだかみんな「立派」な作品を作りがちな世の中で、特にタブーみたいなことにあまり踏み込まない腑抜けた昨今の日本映画界にこういう作品が存在することが僕は嬉しいです。もっとキモい映画が増えるくらいだと嬉しいんですけどね。
この作品の話に戻ると、猟奇殺人鬼の村田を演じたでんでんさんの演技が怪演としか言えないヤバさでとにかくすごいです。最初に本性を露わにするシーンは急な落差と異常極まる演技で腹の底からグヮァーーーッと熱くなりましたね~。とまあこのでんでんさんの怪演パワーで後半まで突っ走っていくのですが、ある時点を境に物語が急に別の側面を見せ始めるんですよね。そこから先は全くの未体験ゾーンと言うか、何なんだこれはと脳内?だらけで困惑しながらもその圧倒的な画力(えぢから)で画面から目が離せない。僕はこのラスト30分が大好きで、とにかく凄まじいの一言に尽きる。終わりに向けて残虐さも極まってきてもう滅茶苦茶なんですが、それにもかかわらず、作品のテンションというか目線はどこか冷めていくというすごく奇妙な雰囲気があるんですよね。見終わっても「結局どういうこと?」という感じは否めないのですが、なんかすごかったしまあいいかとなりました。激グロだけどかなりの傑作。
疲れるけどオススメです!


『LAMB/ラム』

点数:3.0
「禁断(タブー)が、産まれる。」ってコピー、適当に付けたんじゃねえかと疑っている。疑念が、産まれる。
う~ん、鑑賞中はなんだかんだそこそこ楽しんで見ていたはずなのに、今になって思い返すと微妙だったなという思いしか出てこない…。
雰囲気は良いね。霧に包まれた山の中で羊牧場を営みながら二人で暮らす夫婦に…という閉鎖環境で何か邪なことが起こる雰囲気は良いと思います。あと自然が綺麗ね。あと所々面白いカットもあったね。何より羊少年アダが可愛いね。うん、そんなところかな。
いや退屈だよ!基本的に終始雰囲気はホラー映画らしく不穏なので、こっちも身構えながら見てるわけですよ。んで、来るぞ…来るぞ…………来ない~~~!!ってのをずっっとやられるんだよね。もう段々白けてくるし、そのくせワンシーンがいちいち長いんで冗長です。この映画の嫌だったところの7割はこの「思わせぶり」な「何も起こらなさ」でした。残りの1割は登場人物の一部行動理由がよくわからなかったこと、2割はオチですね。
ラストのオチなんですけど、退屈な展開に辟易としながらもなんとか「どうオチをつけるのか」という興味のみで見てきた僕には中々堪えるものでした。エンドロール流れ始めた瞬間脱力したもんね。
「マジでなんだったんだこの時間…まあでも要所要所ではいい部分もあったか…羊の坊やも可愛かったし…まあ、うん……」
こんな感じの脳内でした。ここでも言うように、決してクソ映画とは思いませんよ。ただ予告とか見てワクワクしながら来た観客を満足させるものかと言ったら違うと思うね。いやホント「禁断(タブー)が、産まれる」ってなんやねん…
オススメしません!


映画っていいものですね。今回はここまでですが、今後も見た映画の感想まとめを書けたらいいなと思ってます。

今日の名台詞
「ボデーを透明にするんだよ!」(冷たい熱帯魚)

またニャ~🐈


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