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粉糖のかけ方

お菓子やケーキに粉糖をかけて仕上げるということがありますね。粉糖をきれいにかける方法をご存知でしょうか。いつ、身に付けましたか?私は、フランス菓子の学校に一年通いましたが、粉糖のかけ方は教わることなく、唐突に「粉糖をかけてください。」と言われました。人によっては、先生のやり方を見ていないと、変なやり方をしていて、思うようにかけられないということも起きていました。お菓子づくりが好きな方も、お菓子づくりは熱心にやっても、意外に粉糖をどうかけるかは個人の感覚に任せられている状況だと思います。今回は、その粉糖を思うようにかけることのコツをお伝えしていきます。動画をご覧ください。



動画の後半、私が「ここ」と言ってしまっていますが、上からの撮影ではわかりにくいね、すみません。枠の金属を叩くか、網のところを叩くか、のことを話していました。柔らかくかけたい時は網の部分を指で叩くといいです。横からの動画がありませんが、お菓子から15〜20cm高いところからかけるのが基本です。これは、ふんわり、ある程度の範囲にかかっていいという場合です。近いと舞うように落ちることができず、一部が白くなってしまいます。逆に、一部分を白くしたいなら少し近づけて同じようにかけます。白くなりすぎず、全体にふわっとかけたいなら茶こしの持ち手をゆるめて網の部分を優しく刺激する。決まった部分にある程度の量を真下に落としたいなら茶こしの持ち手をしっかり握り、トントンと叩く。
気をつけるのは、エアコンをつけている部屋の場合、風がきて、落としたいところに落とせないということもありますので、風がどこにきているか気にして場所を移動するなり、工夫してください。使用している粉糖は、「なかない粉糖」や「溶けない粉糖」という名前で販売されている粉糖です。澱粉や油脂が使われているため、口溶けはよくありませんので、たくさんかけると味が損なわれます。お菓子づくりに使う粉糖でも、すぐに食べる状況であればご使用いただけますが、水分があるものや、しっとりした生地などですと水分を吸って見えなくなってしまいますので、飾り用の粉糖として溶けにくい粉糖があります。あくまでも飾りであることを忘れずに、きれいにお化粧をしましょう。


使い方の例

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