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博士後期課程への進学

こんにちは。
大阪大学博士後期課程1年(建築工学コース)の山本翔也です。
以前は研究室同期で作ったアカウントに記事を投稿していたのですが,今回よりこちらにします。(とはいっても約2年ぶりの更新ですが…)

今回は,博士後期課程への進学理由をお話してみたいと思います。
というのも,大阪大学の建築工学コース,中でも建築・都市計画を専攻する学生が修士課程から博士後期課程へ進学する例はめったになく,いつか後輩たちが進路選択するときに参考になるかな?と思ったからです!笑

ではでは,ぜひお読みください。
(トップ写真は僕の研究室が入っている建物です。2022.4.撮影)


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1.「休学」の選択肢

ことのはじまりは修士課程1年の4月です。
人生史上最もハードだったと言っても過言ではない学部4年生(卒業論文と卒業設計のダブルパンチ☆)を乗り越え,これからは興味の赴くままに研究したり,設計コンペに挑戦したり,現場で活動したり,いろんなことをやりたいと思っていました。

しかし,修士課程へ入学するや否や,就職活動の話がちらほらと聞こえ始めました。入学したばかりなのにもう就職活動…何のために進学したのだろうか。そんなことが過ぎった僕は,1年間「休学」して好きなことをしようと考えました

ですが研究室のボスからストップがかかります。就職のことを知らなさすぎる,もう少し知ってから判断した方がいい(考え方が甘い)と厳しく諭されました…そこで私は夏のインターンへの参加を決めました。

2.「就職」の選択肢

インターンは,建設コンサルタントとゼネコンのものにそれぞれ5日間参加しました。どちらも業界最大手の企業で,忙しくもかなり充実感のあるものでした(コロナ1年目だったためどちらもオンライン)。

しかし,インターンを経てもやっぱり,このような企業への「就職」は違うなと思いました。私の興味が集落や都市の様々な側面を明らかにすること※にあった一方で,企業では”明らかにすること”は程々に,計画や開発が求められていることに気付いたからです(もちろんどちらがいいのかということでは決してなく,あくまでも興味の問題)。
国や研究所など他にもさまざまな「就職」の選択肢を考えましたが,どれも私の興味とは離れていました。

※もう少しちゃんと説明すると,知的好奇心(興味)があったうえで,研究の遂行(明らかにすること)もしたかったし,研究の還元(設計や計画)も両方したかったのです。欲張りです。

3.「博士」の選択肢

以上の経緯から,「就職」という選択肢はもとより,「休学」という選択肢までも,問題の先送りでしかないということに気が付きました。それじゃあ一体僕はどのように生きるのか…
その時に,研究を行い続けるという「博士」の選択肢を考え始め,修士課程1年の11月に「博士」への進学を決意しました。当時大学にいた自分の興味に近い助教が,「博士」の選択肢を後押ししてくださったのも大きな理由の1つです。

その後,研究室のボスからも許可が出て,博士後期課程の入学試験も突破し,無事入学というわけです。

4.「博士」の選択肢をとった今

さて,そんなこんなで博士後期課程に進学してから1年が経ちます(早すぎる…)。途中,正直しんどくなった時期もありましたが,結果的には論文を提出(査読中)したり,設計コンぺに挑戦したりと,博士後期課程に進んだからこその充実の1年を送ることができました!

次年度以降もやるっきゃない精神(受け売り)で頑張ります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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