オタクの習性のひとつに気づいた話

私は生粋のオタクであり、友人もアニメやらなんやらのオタクなのでもうオタクとしか関わったことないといっても過言ではない人生を生きている。

最近、アマゾンプライム、ネットフリックス、ユーネクスト、に入って映画やら過去の番組やらを見漁っている。久しぶりに関ジャニの関係ないものを見ている気がする。

今までは関ジャニのライブ円盤やシングル特典を観たり、メンバーの出演されている映画やドラマを見て暇な時間を過ごしていた。

直近で見たものは、バチェラー5、I feel pretty、 first love初恋、である。

職場の先輩に勧められて見ているので感想を言わなきゃいけないから見ないという選択肢はなく、興味がなくても見ている。実際面白い。

ここで私はオタクの習性に一つ気が付いたので話したい。
それは考察厨であるということ。


先日まで安田君が立っていた舞台『少女都市からの呼び声』は積極的に誤読してほしいといわれていたこともあり、どんな風に感じた、どんなふうに解釈したと発信する人が多かったように感じた。

また、日ごろのツイートでも過去の言動と今のものを紐づけて考えてはこうかもしれない、こう受け取った、今後こんなことあるかも、などというツイートをする人もいる。

丸の大切な日を読んで丸ちゃん今度こんなことあるのかも、とか、、、とか。

そうでない人もいるのは承知であるが、私自身考えることが好きだったり、これはこうなのかも、などと考えながら物事を自分の中に浸透させていくことが好きなので映画やドラマ、小説などを読むときには伏線はどれか、このセリフの意味は何か、なんて考えてしまう癖がある。

先輩からのおすすめ映画のひとつにi feel pretty があり終わりのほうのセリフで『僕はずっと君が見えていたよ』というものがある。この映画自体は外見に自信のない女性が主人公で、ある日頭を打って実際の体や顔は何も変わっていないのに彼女には自分の顔も体も彼女の理想の体型に変わって見えるようになり、外見が変わったと思う彼女は自信のある言動をするようになり、恋も仕事もうまくいくようになるというお話。

先のセリフは見た目が変わったと思っている時に出会った彼から言われた言葉。

彼女が思い込んでいるだけで実際に見た目が変わっているわけではないので彼からしたら「彼女自身の見た目と彼女の中身に恋をした」ということなのであるが、しばらく理想の外見で生きた後、また頭を打ったら元の体型に戻ったように思いこんでいる彼女は、きれいな状態で出会った彼はこの元の私を見たらきっと好きでいてもらえないと思い別れを告げる。しかししばらくして'あの時'も見た目は変わっておらず、私のマインドによる人生の差であったことに気づき、彼にやっぱ別れたくない!といった。彼の家のインターホンはカメラ付きであるため別れたくないの話をしながら鼻をほじっているところが丸見えで、直後に直接会ったとき、鼻をほじっていたことが彼にばれていることに慌てふためく彼女に、彼から『僕はずっと君のことが見えていたよ』のセリフがある。

カメラで鼻をほじっている君が見えていたよ、の意味と、君とであってから外見も中身もずっと君を見ていたよ、決して君が理想とするきれいな外見の君を見て惚れたわけじゃないよ、の二つの意味のある言葉であると私は思った。

先輩に感想をいったとき、その彼の言葉に良さを感じた旨を伝えたところ、『うーん、普通に鼻ほじったとこ面白かったよね、』との返答があり、(あーもしやこれはオタク特有の考察厨だったりするのか?!)と思ったりした。

なので、初恋を見たときに、各家族、親子、カップルすべてが比較対象というか、大家族で育つ人、母子家庭の人、すっと夢がかなう人、親の期待に沿って生きる人、初恋が実る人、仕事を辞めて彼に会いに行ったときに恋が実る人みのらない人、たくさんの対比が重ねられたうえでどの人生も幸せであると描かれ、しかしどの人にも葛藤はあり、人生いろいろあるし、いろんな人生があると考えさせられるもので、シンプルに晴道が良すぎてしばらく晴道の事しか考えられない日々を送ったくらい晴道が良かったけど、話の展開も複雑であれど見慣れればその対比が面白く、noteを一つ書こうか迷ったくらい考察のしがいのある物語だと私は思ったけれど、先輩にそれを伝えるのは少しためらわれた。晴道がめっちゃよくて、恋したくなりました!の浅い感想を伝えたら、だよね!と盛り上がったので考察を会話として受け入れるのはオタクだけなんだな、と心の隅で感じた。

私にとって関ジャニ以外の世界を与えてくれる先輩も大事だし、ここのTwitter、noteも私の考えをまるっと流しても“許される場所”だと気づいて、どちらも大事にしたいな……と思った最近の出来事でした。☺️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?