Takehisa Gokaichi

Goodpatch Anywhere デザインマネージャー / UXデザイナー / ワ…

Takehisa Gokaichi

Goodpatch Anywhere デザインマネージャー / UXデザイナー / ワークショップデザイナー。

マガジン

  • まもりあいnote

    • 17本

    「まもりあいJapan」の参加メンバーが、それぞれの専門家としての視点で、活動内容とかける想いをつづっていきます。

最近の記事

現場から見た国内UXデザインの景色とUXデザイナーの生きる道

UXデザイン界隈のみなさま、今年1年お疲れ様でした! プレーリーカードを作ったけど人と会う機会が無いUXデザイナー15年生の五ヶ市です。近年はデザインマネージャーもやってます。 今回は私の観測範囲で、国内UXデザインの景色を現場から主観全開でお届けします。 UXデザイナー風前の灯火説が浮上中IDEO事業縮小 IDEOが事業縮小をするというニュース、みなさまもご覧になりましたよね。公式発表だとこちら。 UX業界の成熟と飽和? ヤスヒサさんのツイートで触れられているTh

    • "わかりやすい”と“つかいやすい”その前から始まるUIデザイン for DERTA JAM vol.5

      10/22にDERTA JAM w/ BEECL vol.5 feat. Goodpatch Anywhere というイベントでUIデザインについて話をする機会をいただきました。聞いてくださった皆様も楽しんでくれたようでなにより!(スライドは最後にあります) ユーザーを中心に据えて「わかりやすさ」「使いやすさ」を追いかけるUXドリブンなサービサーだったとしても、そのプロダクト/サービスがわかりやすくも使いやすくもないことがあります。なぜそんなことになるのかを伝えるために、今

      • ユーザーの能力向上を目指したデザインアプローチ

        ロリポ卒業で消えてしまった2016年の年末ポエムをサルベージします。考えていることは6年前とさほど変わらない模様。 価値から考えるUXデザインプロセスUXデザインは大雑把に言うと「体験のリサーチ」を元に「ユーザーの具体化」をし「体験の設計」をするという手順を踏むデザイン手法です。 「体験のリサーチ」はユーザーが内包するペインとゲイン、その背景を可能な限り解像度高く捉える活動です。 「ユーザーの具体化」はリサーチの結果をふまえ、バリュープロポジションキャンバスやバリューマ

        • UXデザインプロセスの解説!アイディエーションドリブンリサーチ(ドリーム会)

          この記事ではクライアントのインサイトから仮説を立案するためにGoodpatch Anywhereが実践している手法「アイディエーションドリブンリサーチ (通称ドリーム会)」について解説します。 何ができるのか?取り繕った回答ではなく、ユーザーやクライアントが持っている真の課題を引き出しやすくなります。 さまざまな関係者の考えている課題や仮説を解像度高く網羅性高く理解しやすくなります。 具体と抽象を行き来しやすくなります。作り手としては考えやすくなるし、関係者は具体が見え

        現場から見た国内UXデザインの景色とUXデザイナーの生きる道

        マガジン

        • まもりあいnote
          17本

        記事

          成功体験への固執と転倒

          この記事はフルリモートデザインチーム Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2021 15日目の記事です。 VUCAと呼ばれる変化の激しいこの時代、解決すべきイシューはどんどん複雑になり続けています。スタープレイヤーが一人でリードする時代は複雑なイシューにより終止符が打たれました。今はスタープレイヤーよりもチームが求められています。 私の所属するGoodpatch Anywhereは、結成当時からチームで戦うことを大事にしています。 特殊

          成功体験への固執と転倒

          リモートワーカーの出張装備を晒す

          この記事はフルリモートデザインチーム Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2021 Advent Calendar 2021 2日目の記事です。 昔の出張は移動中や待機中はオフラインだったので、できる仕事はめちゃくちゃ限られていましたよね。もちろん作業しないわけではないのですが、さほど効率が上がらないので、結局本読んだり寝たり酒飲んだりしてましたよね。新幹線で飲むビールが美味しいのはなぜなの? 今はどこにいてもWi-Fiが飛んでいるし、ビ

          リモートワーカーの出張装備を晒す

          ハードウェアスタートアップ「スマートルアー」のプロトタイプを用いた価値検証

          普段はGoodpatch Anywhere目線でnoteを書くことが多いですが、今回は私がジョインしているスタートアップ「スマートルアー」での価値検証について書いてみます。 ※この記事は2年前に某社にて開催した勉強会の内容を編集したものです ※記事内に紹介されているプロダクトやアプリは実際の製品とは異なります スマートルアーとは? スマートルアーは釣りに関するIoT系スタートアップです。センサー入りルアーで水中の状態を計測し、釣りのための分析軸を見える化するサービスを提

          ハードウェアスタートアップ「スマートルアー」のプロトタイプを用いた価値検証

          チームで主役になれなくても

          この記事はフルリモートデザインチーム Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2020 14日目の記事です (2回目の掲載)。 普段はGoodpatch AnywhereでUXデザイナー兼プロジェクトマネージャーをやっている私が、チームを前に進められる存在「水を運ぶ人」について書いてみます。 デザインをするためにはスキルと知識が必要疑う余地のないことですね。 デザイナーがその職能で何かを成し遂げるために必要なのは、間違いなく個人の実力です。

          チームで主役になれなくても

          Discordで実現!ゲリラユーザビリティテスト

          この記事はフルリモートデザインチーム Goodpatch Anywhere Advent Calendar 2020 1日目の記事です。 今回はDiscordにいるメンバーを捕まえてゲリラユーザビリティテストをやってみましたという話をします。 リアル時代はできたのに…ゲリラユーザビリティテストは、街角やカフェにいる人にアポなしで声をかけて実際に利用してもらうという手法(?)です。 お仕事上セキュリティや守秘義務があるので、さすがに街角やカフェでのゲリラユーザビリティテス

          Discordで実現!ゲリラユーザビリティテスト

          お知らせ "デザイナー向け!接触確認アプリ「まもりあいJapan」UXとUIデザインの取り組み" を開催します!

          ※増枠を計画しています! アプリデザインの勉強会を開催します! 既報のとおり、日本では今後、接触確認アプリを公的に導入することが決定されたため、まもりあいJapanチームではサンプルコードや仕様の公開を通じて、接触確認アプリの開発と普及をお手伝いしていくことになりました。このイベントは公開に関わる活動の一環となります。 本イベントでは「まもりあいJapan」の取り組みのうち、UXやUIデザインについて、オープンソースとして公開予定のFigmaのデータをご覧いただきながら

          お知らせ "デザイナー向け!接触確認アプリ「まもりあいJapan」UXとUIデザインの取り組み" を開催します!

          接触確認アプリ「まもりあいJapan」を最速で届けるためにUXデザイナーが取り組んだこと

          Code for Japanが中心となって有志が開発を進めている接触確認アプリ「まもりあいJAPAN」のプロジェクト。フルリモートでのデジタル領域のデザインを手掛けるGoodpatch Anywhereのメンバーもこのプロジェクトのお手伝いをさせていただいており、UXデザイナーの私も主にアプリ領域に関するデザインのプロジェクトマネジメントとしてジョインさせていただいております。 開発の経緯やメンバーの思いは以下のNoteマガジンからご覧いただけます。 人と向き合ってアプリ

          接触確認アプリ「まもりあいJapan」を最速で届けるためにUXデザイナーが取り組んだこと

          デザインプロジェクト初期の不安定な時期をどうやって突破するか

          3月23日にカヤックさんとGoodpatch Anywhereでプロジェクトマネジメントについて勉強会をしました!カヤックのみなさま、ありがとうとございました!! こちらが私の発表したスライドです👇 勉強会はいつものようにmiroを汚しながら。 イベントの様子は以下のハッシュタグからどうぞ! Goodpatch Anywhere の取り組みやマインドセットについては、こちらの記事も合わせてご参照ください。 プロジェクトの予測をするための図として紹介したタックマンモデ

          デザインプロジェクト初期の不安定な時期をどうやって突破するか

          個人の力、チームの力

          この記事は "Goodpatch UI Design Advent Calendar 2019" 17日目の記事です。 必要なのは個人の力今年1年デザインチームというものに向き合う中で私は「何かを成し遂げるためにベースとして必要なのは個人の力」だということを痛感しました。 みなさんは「チームの力」と聞いてモヤモヤすることはありませんか? 誤解を恐れずに言うと、チームになった途端に個人の能力が高まるなんてことはありえませんし、一定の成果を出せないメンバーがいるとチームが停

          個人の力、チームの力

          Goodpatch Anywhereの取り組みを様々なメディアでご紹介いただいてます

          さまざまなご縁があり、狙ったわけではないのですが今夏Goodpatch Anywhereの取り組みをアウトプットする機会に恵まれたのでコチラでまとめます。 designingさんに取材いただきましたデザインビジネスマガジン @designingjp さんに Goodpatch Anywhere の取り組みについて取材いただきました!つい先日の2019年8月末にめでたく1歳となったGoodpatch Anywhereの取り組みを濃厚にご紹介いただいております。 Scrapb

          Goodpatch Anywhereの取り組みを様々なメディアでご紹介いただいてます

          インターネットの中で働く

          リモートワークというと「人と会えないとコミュニケーションが〜」「誰が何やってるか見えないと不安〜」という懸念がつきまといます。私たちGoodpatch Anywhereはこのような制約を超えつつあって、むしろ物理環境から開放されてインターネットで働くメリットを活用する段階に足を踏み入れています。 いつでもどこでも繋がるこの半年で私はすっかり旅するUXデザイナーになりまして、月3〜4営業日は自宅のある札幌以外(主に東京)で過ごしています。 Goodpatch Anywher

          インターネットの中で働く

          Figmaを使ったリモートワークショップの可能性

          昨年末に書いた「できる!リモートワークでのUXデザイン」という記事に引き続き、今回はUXデザイン界隈の実践者に向けて、主にスマートルアーとGoodpatch Anywhereでの業務で見つけた「Figmaを使ったリモートワークショップの可能性」について語ってみます。 ※この記事に書かれている「ワークショップ」は、基本的に「UXデザインの現場におけるワークショップ」に限ったものです。 ワークショップって何?ワークショップといえば「モノづくり会」や「体験型講習会」が一般的

          Figmaを使ったリモートワークショップの可能性