文系と理系、分野横断的な生涯学習のススメ
さかいとしゆきさんの記事に文系と理系についての記述がありました。
私も15年やそこらしか生きてない高校生に文系・理系という将来を左右する選択をさせるのは酷だと思います。
日本では文理を選んだ時点で将来の方向性がだいぶ狭まっちゃうんですね。
東大はその点進学振り分けという制度があるから良いと思います。
北大もそんな感じの募集の仕方をしていたような。
今では大学の入試制度も教育内容もいろいろ変わってそうですね。
どこで勉強したかよりも何を勉強したかの方が大事なのは皆さんお気づきでしょう。
文系と理系について書かれた本は結構あります。
ご興味があればどうぞ。
よく巷では文系は数学をできない免罪符かのように扱われていますが…。
数学ができる文系なんてたくさんいます。
経済学部だって海外では理系ですし。
文系なら数学や理科を勉強してはいけない、なんて法律はないのです。
同じように理系だから文系学問を勉強してはいけないという法律もありません。
私が在学していた大学の教授に社会学を教えていた方で理系出身、という人がいました(後々専攻を変えたんだと思います)。
私も理系出身ですが心理学や哲学なんかを趣味でやっています(趣味レベルです)。
それは役に立つと感じるからです。
逆に勉強は役に立つと感じられないとなかなか続けられないでしょうね。
さかいさんもおっしゃっている通り、これから先は分野横断的な知識が重宝されるようになっていくでしょう。
わざわざ自ら自分の限界を決める必要性はないと思います。
高校のときはできなくても、今ならできるようになっているかもしれない。
可能性としては、あります。
大学受験の勉強には受験というタイムリミットがありますが、生涯学習にはタイムリミットはないのです。
わかるまで自分のペースで勉強すれば良いのです。
強制されない勉強って楽しいものですよ。
大人が学べる学問の入門本はたくさんあります。
本気で勉強すればわざわざ大学に行かなくてもある程度学べます(学位は取れませんが)。
高校教科書レベルとかだと、
例えば山川出版のもういちど読むシリーズとか。
山川出版さんは高校教科書も出してるので有名ですね。
他にも中経出版さんのこんなのとか。
これもシリーズものなので関連書籍に他教科のものもありますよ。
学研さんはマンガを出していたり。
読み物としては読みやすくて面白いと思います。
理系の大学レベルの内容の入門書というとやっぱり講談社さんのブルーバックスシリーズでしょうか。
ニュートンプレスさんの有名な科学雑誌Newtonなんかも面白いですね。
さらに映像だと生涯学習向けにBSで放送大学が授業番組を公開しています。
授業番組を観るだけであれば入学せずともBSの受信料さえ払っていれば視聴可能です。
興味がある方は観てみるのも手でしょう。
今ではYouTuberでも勉強を教えてそうな人がいそうですね。
逆にそういうところに需要がありそうです。
教育や学問は投資なので、今すぐには役に立たなくても後々役に立つことが大いにあります。
学歴や格付けなんかのために勉強をするのではなくて、純粋に教養や好奇心のために勉強をしていきたいものです。
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