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まどろみの世界VOL.6「ミュージシャンと俳優の兼業アーティストについて」

日本はミュージシャンと役者の兼業でどちらも素晴らしいアーティストが以前よりも増えていると感じます。

今その代表といえばまずは星野源でしょう。他にもピエール瀧、福山雅治、銀杏ボーイズ、峯田和伸 DISH//北村匠海 R IZE、金子ノブアキ SAKEROCK,浜野謙太、MIYABIなどが思い当たります

他には怒髪天,益子慎二 元ブランキー・ジェット・シティ、中村達也、ウルフルズ、トータス松本、RADWINPS,野田洋次郎、SEKA INO  NO OWARI、 Makajinなども映画、ドラマに出演してなかなかの演技を見せてくれました。
女性は男性に比べてなぜか少ないですが
ゲスの極み乙女のほな・いこか(俳優の場合さとうほなみ)シシドカフカ、
2011年にCoccoが主役の「KOTOKO]素晴らしい演技で世界的にも評価されました。
文脈は違いますがリナ・サワヤマがジョン・ウィックに出てたのは驚きました。

以前は客寄せパンダとしてキャスティングされ今は黒歴史になっているミュージシャンもいた思うのですが今は出演する必然性があり、きちんと存在感のある演技をしています。

欧米だと端役で出ること(バービーでのデュアリパ)とかありましたが兼業と言えるのは最近のレディー・ガガぐらいしか思い当たりません。

日本は沢田研二、萩原健一、さらに加山雄三までミュージシャンと俳優兼業という文化が脈々とあるように思います。

僕が関係しているアーティストで言えば2005年「リンダ リンダ リンダ」という映画でプロデューサーから「ベースが弾けて、女子高生に見えて、演技が出来る子を探しているけれど加茂さんがやっているBaseBallBearの関根さんどうですか?」と言われて「絶対、出来ないですよ」と答えたのですが、オーディションを受けたらなぜか合格。
映画は大絶賛になりました(雑誌、映画芸術のその年の邦画NO1 いただきました)
そこから名前を取ったガールズ・バンドが最近デビューするなど世界的にも影響を与えました。
映画公開後、プロデューサーから「関根さん、役者でもいけると思いますよ」と言われました。今の時代なら二つを掛け持ちで成立させる事も出来たかもしれないですが当時は難しかったですね。
彼女はドラマ「パリピ孔明」に久しぶりに出演したのですが現場で上白石萌歌が映画「リンダ〜」の大ファンだと関根さんに言ってくれたそうです。(良い話)

リトリック・リスことスギムさんは2017年に「光と禿」という主演映画があり、
なんと今をときめく岸井ゆきのと共演しています。
彼女にとってはもはや黒歴史かもしれませんが、スギムさんなかなか頑張っているので機会があれば岸井ゆきの演じる盲目の少女を見るだけでも価値があるのですが現在、配信もされてないのです関係者の方、宜しくお願いします。
(撮影後、スギムさんは「演技なめてた」と反省してました、当たり前)

個人的には他にもぜひ演技をしてほしいミュージシャンはたくさんいるんです。

藤井風は鈴木清順の「ロマン3部作」のような幻想的なファンタジーにあの生活感のない感じが合うと思います。

エレカシの宮本浩次も配信ドラマの「Tokyo Vice」にヤクザでも刑事でも出ていておかしくないと思います。幕末物でも新撰組、志士 どちらも行けますね。

クロマニヨンズの甲元ヒロトも戦国時代になりふり構わず成り上がろうとする農民とか太平洋戦争で苦悩する日本兵とかはどうですか?

すでにオファーは絶対にあると思うのですがBRAHMANのTOSH-LOWはノアール、ヤクザ、アクションにピッタリかと思います。

椎名林檎にNHKドラマの「大奥」とかハマりすぎだと思います。

フジファブリックの金澤ダイスケものほほんとして人柄が良さそうで困り顔な感じは気がついたらループにハマって抜け出せなくなったサラリーマンとか良さそうです。

鬼塚ちひろもちょっと狂気を感じさせる佇まいはサイコホラーとか良いですよね

Awichも絶対映画ハマると思っていたら最近、映画出演の情報が出ましたね。

若手ではガチャリック・スピンのアンジェリーナ1/3は今度鈴木オサムの舞台に出演しますが、SF、ホラー、コメディなどいけそうです。

他にもあげていけばキリがないのですが、僕が一番役者としてハマると思っているのがイースタンユースの吉野壽なんです。(未見ですが短編映画の出演は1作ありました)

https://www.instagram.com/flashback_yoshino/

ヤクザ、ノアール、人間ドラマ、時代劇、どれもかなりハマると思っているのですがいかがでしょうか。もし映画、テレビ関係の方が読んでいただけていたらご検討のほど宜しくお願いいたしまあす

以前、ある女性大御所評論家の方から「加茂さん、下北の小劇団の役者みたいだね」と言われた事があるんですが、これはマイ・スィート・ホーメ(アトロク用語です)です。


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