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「倉俣史郎のデザイン」展

 今はもう終わってしまったのだけれど、倉俣史郎の展覧会があるとのことで、世田谷美術館まで行ってきました。前から世田谷美術館は小規模ながらも展示が良いとのことで前から気になっていたので、この際足を運びました。なかなか遠いのですが。

 倉俣史郎のミスブランチなど、私は椅子から入ったのですが、商業空間のデザイナーとして著名な方です。

 代表的な仕事が網羅されており、図面展示と実際の店舗の写真(スライドショー形式でしたが)もあったのがよかった。とても楽しめた。

 展示の合間に、インタビューの発言のパネルがところどころあり、それが創作の源や考え方なども見れてよかった。解説だけのパネルでなく、こういうパネルあるのは良いな、と。蔵書や音楽の展示もあり、こういうのも好きな展示。

 倉俣史郎が夢日記をつけていたとのことで、その展示もあり、こよ夢日記がかなりのインパクト。そんなところに創作の源が、と驚きと共に、その創作に対する貪欲さがやはり違うな、と思った。創作する人は才能があるから、となんとなく思うことが多いけれど、それに対する貪欲さが普通の人とは違うのではないか、と思う。

 世田谷美術館はそんなに大きくはないのだけれど、展示がとても良くまとまっていて、満足度が高かった。倉俣史郎は一階でやっていたのだが、2階の「沿線物語」の企画も面白かった。京王線の沿線に住む文豪やアーティストの展示で、良かった。どこに住んでいたとか、歴史上でしか知らないような人にも生活があったのだな、と当たり前なことを思ったりした。
 その展示終わりで、映像作品が二つあったのだけれど、これもユニークでとても良かった。特に「頭山」というのが面白かった。これは昔ネット上で流行ったらしいのだが、タイトルしか知らず、作品を見たのは初めてで、インパクトのある映像とナレーションでビックリした。

 今後も世田谷美術館は要チェックだな、と思いつつ。結構遠かったし、砧公園内にあるのだが、砧公園はかなり寒かった。もっといい季節に来てみたい。
 家の近くにあのように大きな公園や、美術館があるのは良いな、と思った。きっとこのあたりは高いのだろう、と余計なことを考えつつ。

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