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「さみしい夜にはペンを持て」

 古賀史健さんの本を読んでみたいと思って手に取った一冊。最新刊。

 確か古賀さんは「嫌われる勇気」の編集者だったと思う。「嫌われる勇気」は読んで色々吹っ切れたりしたところもあり、印象に残っている本だった。
 書き手としての本を読むのは初めて。完全に古賀さんの本ということで手に取ったので前知識なしで読んでみた。子供向けの本とは知らずでした。

 これは大人が読んでも充分役立つ本ですが、中学生くらいで手に取れると、とても良いような気がします。子供がいれば勧めたいかも。

 平たく言ってしまうと、「日記を書くことのすすめ」みたいなことになるのですが、書くコツ、続けるコツ、日記の効用が、物語の中に織り込まれていて、実践したら自分にとってとても大切な日記になるだろうし、書く力もどんどんつくだろうな、と思う。

 アドバイスがかなり具体的。

表現が浮かばない時は、似た感じを受けたことを思い出してみる。
感情に任せて書きそうな時は、過去形で、〜と思った、とつけよう。
ボキャブラリーは耳からも入れてみたり発語したりしてみよう。
出来事を書くのではなく、考えたことを書こう。
時系列で書くのではなく、考えたことにフォーカスして、そのシーンを細かくスローモーションのように書いてみよう。
未来の自分が読むことを想定して書いてみよう。

などなど、かなり実践的。

 「嫌われる勇気」の時と同じく対話方式なので、割と入りやすい。書く力がつきそうな感じがとてもするし、実践しやすそう。
 次は「20歳の自分に受けさせたい文章講座」を読んでみたい。

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