サムネ20191003

上半身が手に入ったので撮影をした話

蠢く体を得たことだから、今度は動画を撮ろうと思い立った。
Vtuberと言えば当たり前だがその活動フィールドは動画だ。何故私は文章を書こうとして動画を撮る準備を始めているのか、今となっては皆目分からないが、時にノリと勢いというものが大切だったりするわけで、つまりこの行為は決して間違いではないのである。

PCの前に座って、FaceRigの録画ボタンを押して、映るか確認をしながら気がついた。iPhoneのイヤホン、私のPCに挿さらないではないか。これでは無音動画になってしまう。いくら何でも自己紹介を無音動画にするのは舐め腐りすぎだろう。

仕方がない、音声だけ別撮りにしよう、そう思った。
こうして、耳にiPhoneに繋いだイヤホンを突っ込み、iPhoneの録音アプリを起動し、PCのカメラに向かって話したものを、後から音声をドッキングして作ったのがこの動画である。この動画も何も、そもそも他にまだ動画がないのだけれど。

お試しだし、手軽に簡単に、できれば無料で作りたいな。

などと考えながら、音声と映像をドッキングするための編集ソフトについて検索し始めた30分後には、Wondershare Filmora9というソフトを購入していた。無料のソフトもいくつか触ったりしたのだが、初見ではどこをどう触れば良いのか分からないものも多く、課金してでも見た目にわかりやすそうなものに落ち着いた方が良いという結論に至ったのだ。

ソフトに動画と音声を入れて、再生させながら調整を始めた。この調整も口の動きをよく見て開始点を合わせるのに難航したのだが、それよりも自分の声を聴いて驚いた。

私、声ちっさ!
滑舌悪!
具合悪いの?光るキノコでも食べた?

兎にも角にも具合が悪そうなのである。勿論実際はぴんぴんしていたのだが。
どうやら動画にしようというからには、いつも以上にしっかりと声を出してはきはきと話さねばならないらしい。そしてマイクは絶対あった方がいい。音が何だか遠いのは、口元にマイクがないせいもあるのだろう。録音した音声は周囲の細かなざーっと音を拾ってしまっていた。

音に関する部分の機能を色々と触り、ボリュームもあげて少しはマシになった。次回からは気をつけていきたい。

マシにはなったとは言えど、この動画、テロップをつけないと何を言っているのか滑舌が悪くてさっぱりわからないな、と感じた。人生でこれほどテロップの必要性に駆られたことは初めてだったし、テロップへの感謝の念を抱いたのも初めてだった。

私が今回使ったのは9割方、黒い背景に白文字の至ってシンプルなものではあったが、これが時折画面に出るだけでも、動きがでるせいか画面が締まって見やすくなる。しかも、その時何の話をしているのか、大事な部分を一言で説明できるので、聴き手も一生懸命になって滑舌の悪いこの音声を聴かずに済むのだ。楽に消費できる、というのは大切である。

テロップに合わせて効果音をつけた方がのっぺり感がなくなるんだなぁ、効果音大事なんだなぁとは思ったものの、疲れたのでそこでおしまいにして、Twitterに上げた。

テロップが下過ぎて、バーで見えなかった。

気楽に、気ままに活動していく、のが私のモットーであることを、私自身が一番忘れてはならないのだ。

ゆっくりと作り慣れていこうと思う。
ひとまず、声出しのイメージトレーニングでもしてみようか。


この記事が参加している募集

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?