明日９月１０日は、文学フリマ大阪開催の日である。

出店する方々は、この日のために並々ならぬ時間を費やして作った出版物を前に、
「いよいよ…！」と武者奮いしているのかもしれない。
あるいは出店はしない参加する側もどんな作品に出会えるんだろうか、そして久々または初めて会う創作仲間との出会い・再会に心をときめかせているに違いない。

そして、もちろんわたしもそのうちの一人である。
このnoteで仲良くさせてもらっている方々も出店するので、ちょぴっと紹介…！

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一人目、つるるちゃん。

新刊は11月文フリお披露目だそうだけど、
今回はこれまでのエッセイ本2冊やらその他いろいろ豪華…！
引き込まれちゃうような、ユーモアが散りばめられているつるるちゃんのエッセイ、大好き。
前の東京文学フリマでつるるちゃんのエッセイ本を手に入れたんだけど、表紙のデザインもすごく可愛い…！

二人目、つるるちゃんと一緒に出店する
、とき子さん。

なんと新刊が出ているらしい…！
購入特典のゾウの可愛い栞もすごく楽しみ。

パワフルなお人柄が伝わってくるような、
スピード感のあるノリ・ツッコミに、にやりとしちゃうような文章を書かれるとき子さん。中身の各エッセイのタイトルからも、内容が気になりすぎる。

三人目は高校時代の友人でもあるあやめし。彼女は1800日毎日文章を書いていて、それをいくつかまとめたものを出すのだと言う。（1800日て…継続力…！）

何気ない愛おしい日常を丁寧に掬い上げる、読んでほっこりするようなエッセイ。
どのエッセイが載っているかは分からないけど、きっと1800分のうちの選りすぐりの文章なんだろう。楽しみ…！

ちなみにわたしは彼女を通してnoteという存在を知ったので、いわばnoteにおける先輩でもある。

彼女のSNSを見ているし、毎日投稿されるnoteも概ね読んでいるので、近況についてはわりと知っている方だと思う。
しかし実際に会うのは、大学か社会人になって集まって以来、かなり久しぶり。

久しぶりに会うのだし、何か差し入れを持っていきたいなあ。

え、何を？

そこで、思考が止まる。

彼女に関して、某テーマパークのキャラクターが好きなのと某アーティストが好きなこと以外で何が好きか全く思い浮かばないことにちょっとした衝撃を受けた。

高校２・３年生は毎日何かしら喋っていたし、予備校も一緒だったので放課後もちょくちょく顔を合わせる機会もあったのに、だ。

わたしは、関わることの多い職場の同僚や友人へちょっとしたときに、相手の好きなものを渡せるよう、紅茶派か珈琲派などの好きな飲み物や好きなおやつなどわりと把握しているつもりだ。

しかし、彼女の好きな食べものや飲みものが微塵もピンと来ない。

いやいや、思い出せば彼女の好きなものくらい何かしろ出てくるだろう、とここ数日、１０数年前の記憶を遡っている。

なんとなく、甘いコーヒー牛乳が好きだったような気がする。

「炭酸は舌がピリピリするから嫌い。」といってた気もする。

・・・いや、別の子が言ってた記憶かもしれない。
「こういう系の濃すぎないフルーツのジュース好きやねん。（なっちゃんオレンジを買いながら）」
とも言っていた気がする。
いや、やっぱりそれも違う子の気がしてきた。
「チョコは甘すぎるからあんまり・・・。」とも言っていた気もする。
いや、やっぱり・・・（以下略

確信めいたものが全然出てこない、ぐるぐると駆け巡る、交わしたかもしれない会話の記憶たち。

お金もさほどなかった高校生だから、現在に比べて何か相手に買うという機会もあんまりなかったから、何が好きかをちゃんと把握してなかったのか。

それとも、何が好きかのやり取りをしていて当時は知っていたはずなのに、時間の経過とともに悲しきかな、その記憶が消えていったのか。

最近高校のときにクラスが一緒だった別の友人にも会ったのだが、
「そんな子いたっけ？」
「そんな先生いたっけ？」
といろんなことが抜けていた。
そう考えると、後者の方が優位かもしれない。

さてはて、炭酸とチョコもが苦手で、濃すぎないオレンジジュースかコーヒー牛乳が好きなのか、それともそれは当人に全く関係がないのか。

明日、答え合わせをすることにしよう。

そして、会うのを楽しみにしている方があと1人。まだどの場所でいつ会うかもやり取りしてないけど、明日どこかで会うことのみ決まっている雨粒さん。

言葉選びが秀悦で毎回、その言語化能力にわたしは唸っている。

無事会えるといいな……！！

#文フリ #文学フリマ大阪