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鹿児島旅行 3日目

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知覧へ

鹿児島旅行3日目は知覧へ。武家屋敷と特攻平和記念館を見学する。鹿児島中央駅前から知覧武家屋敷入り口までバスでおよそ1時間。バス停前の商店でチケットを購入。別にチケットをチェックする受付があるわけではないが、きちんと支払う。

知覧武家屋敷

端から端までゆっくりと1時間ほどで見学する。通路の両脇には石段があり、その上に綺麗に刈られた生け垣が並ぶ。その様子がいい雰囲気を醸し出している。公開されている屋敷には美しい枯山水の庭園を備えたものが多い。ここでも大河ドラマ「西郷どん」のロケが行われている。

外国人観光客が写真を撮っていた

季節柄、雛飾りが庭園に面した部屋に置いてあり、外から見ることができた。武家屋敷は各地で残っているが、今も人が住んでいて公開されている数も多いところは他にはないかもしれない。知らんけど。

立派な庭
雛人形

知覧特攻平和会館

武家屋敷近くのバス停から特攻観音入り口までバスで移動。お昼近くになったので先に「知覧茶屋」でご飯にする。入った後でわかったが、このお店は旧軍の指定食堂「富屋食堂」で特攻の母と呼ばれた鳥濱トメさんの親族の方がやっておられる食堂だった。

これは資料館として再建されたもの 武家屋敷から程近い場所にある
知覧茶屋の前に置かれた掲示 こちらは特攻平和会館そばにある

平和会館は特攻で亡くなった若者の遺影、遺書、遺品が数多く展示されているので、全てに目を通せるわけではない。そんな中から目に留まった遺書を読む。どれを読んでもなんとも言えない気持ちになる。戦争とは理不尽なことが強要されるおかしな状況なのだと感じる。

知覧特攻平和会館

ビデオシアターで30分の映像を見る。記録として残すことは大切だ。他にもアメリカ側のビデオや資料もあり、さまざまな資料が集められていることがわかる。戦時中、アメリカではどうして自爆攻撃が可能だったのか理解できなかったらしい。今の時代、十代の青年が志願して特攻作戦に参加した背景を海外にも知らしめることもできるだろう。また、特攻には朝鮮半島出身の兵士(当時は日本国籍)も含まれている。そのことを今回初めて知った。

海底から引き上げられた、日本海軍ゼロ式艦上戦闘機、通称零戦

戦闘機や三角兵舎と呼ばれる実物展示もあり、じっくりと見学できた。帰りにお土産屋さんに寄って、知覧茶を買ってみた。神戸でもよく見かけはするが、買うのは初めてだ。帰りもバスで鹿児島中央駅前に戻り、ホテルで一休みする。

遊食豚彩いちにいさんアミュプラザ鹿児島店(鹿児島中央駅)

薩摩焼酎

夕食は、駅前のアミュプラザまで出かけ、地元料理の飲食店で済ませた。前日に黒豚しゃぶしゃぶを食べていたので、それ以外の単品を頼んだ。せっかくなので、焼酎も頼んでみたが、案外飲みやすく、すーっと喉を通ったのには驚き。焼酎のイメージが変わった瞬間だった。

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