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サンチャゴへの道 巡礼30日目 【2023年夏】

こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。歩き始めて1ヶ月がたちます。ゴールが見えてきました。

本日の行程  アルス−ア → ラコバ−ジャ

前回の投稿はこちらからどうぞ

今日の天気(予報)  ラコバ−ジャ 晴れ所により曇
最低気温18℃ /最高気温24℃

夜中に目を覚まし寝られずに5時頃まで起きていた。次に目が覚めると6時。今日は30キロほど歩くのでそろそろ起きて良い頃だ。

昨日スーパーで買ったパン2つとジュースもどきの朝食を済ませて出発。相変わらず霧が出ていて朝は湿度が高い。それに今日は明るくなり10時頃でも遠くを見渡せば霧につつまれている。

また見かけた日西友好の石碑
朝は巡礼が団子状態
明るくなっても霧が立ち込める
 今日のオレオ

マラソンとおなじく、最初は巡礼が団子状態だ。ずっと切れ目なく続いている。そのうち、ゆっくりと歩く人が追い抜かれ、早い人達は先を行き、同じスピードの人達が周りにいる。その人達ともだんだんと距離が遠ざかる。ただ、所々のバールで休憩する人も多いので、そこでまた団子ができる。

今日は11時過ぎにトイレに行きたくなってバールで休憩を取った。カフェ・コン・レッチェとバナナを頼む。トイレに行こうとしたら、先に入られたので後で行くことにする。ところが後でトイレに行くと閉まったまま。10分以上待つが出てこない。店主に聞くと、女性が入ったままだと言ってお手上げの仕草。見た所モスレムっぼい女性だったがどうしたんだろう?と思いつつ諦めて店を出た。

サンチャゴ空港の側を通る

すぐ先にもう一軒バールがあり、そこに前にアルベルゲで一緒になった韓国人がいた。今日サンチャゴまで歩くらしい。3時に到着の予定だと言う。そして当初の予定を変更し、サンチャゴからフィニステラまで100キロの弱を2日で行くらしい。いつも歩くのが早く、タフだ。後でまた追いつかれ、自分はこの周辺で宿を取るのでと言って、挨拶をして別れた。

別れの挨拶をした場所が今日のアルベルゲのすぐそばだった。オ−プンが午後2時からだったので隣のバールで生ビールを飲みながら1時間と少し待つ。

ビ−ルを飲んで待つこと1時間強

今日のアルベルゲはとてもきれいな所で今年で3年目。まだクレデンシャルに押すスタンプもないらしい。ベッドの配置もプライバシーが確保されるよう工夫されており、値段が17ユーロと平均より少し高いことを除けば文句なし。ATMも見当たらない小さな町だが、隣に雰囲気のいいバールやレストランもあるのもいい。サンチャゴのすぐ手前のモンテ・ド・ゴゾは恐らく巡礼が殺到しそうなので、こちらを選んだのだが、満足だ。

カ−テン付き、電源、ライトもあり

いつものルーティンの後のお昼はカップ麺と朝の残りのパン。カップ麺はこれで2回目。周りに人がいるので麺をすすらずに食べないといけない。音を立てずに麺を食べるのは今回が初めてだ。4時を過ぎて、スタンプの確保に動く。今日は途中休憩したバールでスタンプを1つしか押していないので、忘れたら大変。今のうちにと隣のバールにスタンプを貰いに行く。ついでにATMを探しに行くが、タバコ屋さんでコーラを買ったついでに聞いてみると、この辺にはないと言われた。現金が尽きてきて、明日のコンポステラ代金が払えない。サンチャゴで工面するしかなさそうだ。

夕方には隣のレストランで夕食。セットメニューで一皿目は魚介のス−プ、アサリがたっぷり入っていて旨味が良く出ている。二皿目はポークソテー、普通の肉が3枚で、300グラムはありそう。がんばって食べる。デザートはアイスクリーム、何回か食べた市販のが出てきた。締めはエスプレッソ、ダブルで戴く。ワインがついて16ユーロ。クレジットカードが使えず、現金があと僅か。ATMもない所なので、明日、サンチャゴに着き次第銀行へ直行だ。コンポステラ(巡礼証明書)の発行代金もなさそう。

7時過ぎにはまだ客がいなかった
一皿目のス−プ
ボリュームが凄い
 市販のやつやん

本日歩いた距離      29.0キロ
本日までの距離 756.3キロ(のべ30日間)
サンチャゴまで        9.9キロ

本日の活動記録はこちら(YAMAP)





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