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サンチャゴへの道 巡礼9日目 【2023年夏】

こんにちは、ArcangeLogの「サンチャゴへの道」へようこそ。今日はニワトリの教会を目指します。

本日の行程  ナヘラ → サント・ドミンコ・デラ・カルサーダ

前回の投稿はこちらからどうぞ

今日の天気(予報)  サント・ドミンコ・デラ・カルサダ 晴れ
最低気温15℃ /最高気温31℃

一人部屋は好きな時に電気をつけて周囲を気にせずに準備ができるのは気が楽だ。 ただ初日から1日遅れの巡礼の人達とだんだんと顔見知りになり 言葉を交わすようになってきた。そういう仲間との連帯感みたいなものは一人の部屋では感じにくい。今日は距離が短いので 7時前に出発をした。

四人並んで歩く
最初の町アゾフラで休憩
イタリア人三人組

今日は日差しも強く、影になる所も少なかったのでいつもより汗をかいた。帽子が久々に汗だくとなった程。相変わらずのぶどう畑のなかに、ひまわり畑も見える。彩りが美しく、目を和ませてくれる。

下っては上る
映画「ひまわり」のような光景

歩くこと約5時間、目的地のサントドミンゴに到着。正午前だったが、既にアルベルゲはチェックイン開始している。今日の宿は13ユーロ。由緒ある宿のようだ。洗濯をするために庭に出ると、鶏小屋があった。カテドラルに生きた鶏がいることをガイドブックで読んでいたので、これはもしやと思ったら、やはりカテドラル用の鶏がここで飼育されているのだった。

サントドミンゴの街並み
アルベルゲの並びの建物
アルベルゲの鶏小屋

お昼ごはんをバールで食べていたら、地元の方がスペイン語で話しかけてきた。日本人と分かると神戸、マリスト、と言う。神戸とゆかりのある人のようで、何と私が出発前にアドバイスをもらったカトリックの修道士の写真まで持っていた。後で分かったことには、その方の従弟がマリスト修道会で60年神戸にいて、昨年スペインに戻った後で亡くなったようだ。その帰国の際、私の知り合いの修道士が付き添ったようだ。知り合いの写真を見てとてもびっくりした。世界は狭い。

地元の人に話しかけられる

暫く休んでるから観光する。見どころはカテドラル、その塔、修道院の3箇所。カテドラルにはお目当ての鶏小屋があり、本物の鶏がいるのを確認した。なんとも変わったカテドラルだ。外に出ると、雲が広がり、雨が降り出し、雷が鳴った。巡礼初の本気的な雨だ。傘をさすが、気温も下がり寒くなってきたので、これも初めて防寒用の薄手のフリースを羽織った。使わないものと思っていたが、スペイン北部となると出番があるものだ。

雨嵐のせいで、塔の上部は登れないと言われ、展示のみ見て、少し離れた修道院に向かう。カテドラルの隣に国営のホテル、パラド−ルがあるのだが、この修道院にもパラド−ルが併設してある。見るからに立派なホテルで巡礼の服装で入るのははばかられる。巡礼を終えた後にはサンチャゴでパラド−ルに泊まるのだが、家内に服とくつを持って来て貰うよう頼んである。

そのパラド−ルの脇の入り口に入ると、大きな礼拝堂とがあり、祭壇が見事。あとは、祭具や絵画、伝統的なクリスマスの飾りつけなどの展示に見応えがあった。

カテドラル  
鶏小屋
本物だ
カテドラルの塔
修道院
修道院の中の礼拝堂

夕食は近くのレストラン。18ユーロの3品定食。一皿目は名物アスパラガスを頼む。巨大なホワイトアスパラガスは柔らかく、とても美味しい。メインはミートボールのトマトソース、デザートはチ−ズケ−キを頼む。バスク風チ−ズケ−キとかいうのに似ている。

アスパラガスが大きい
ミ−トボ−ル
バスク風チ−ズケ−キのようだった

明日の予定も確認せずに床につく。明日は明日で考えよう。

本日歩いた距離   20.7キロ
本日までの距離 210.1キロ(のべ9日間)
サンチャゴまで    556.1キロ

本日の活動記録はこちら(YAMAP)









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